筑紫の国の片隅で…

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「伝説のスピーチ」を知っていますか?

ナショナルジオグラフィックというサイトに「ナショジオ キッズ」というコーナーがあります。
 
“私たちのかけがえのない地球は今、地球温暖化生物多様性の減少、水問題など
さまざまな問題を抱えているよ。地球の環境について、キミはどれだけ知っているかな?”
として、下記のようなクイズが出題されています。
その中から3問だけ抜粋してみましたが、ちゃんと答えられますか?
私は、知ってるつもりでしたが、記憶があやふやだったり、間違って覚えていたりして
殆ど間違ってしまいました。

 

Q1.地球の平均気温は何度?
Q2.地球の気温が2℃上昇すると、何割の生物が死んでしまう?
Q3.日本が出す二酸化炭素の量は世界で何番目?
答えは最後に・・・

 

何故こんな話題から始めたか、というと、地球温暖化や環境問題のことについて、色々と調べていた
ところ、12歳の少女「伝説のスピーチ」という記事に出くわしたからです。
そのスピ-チとは、1992年、リオで開催された『地球環境サミット』で、当時12歳のセヴァン・スズキ
という少女が、世界の首脳を前にしておこなった6分間の演説のことです。
ゴルバチョフロシア大統領や、ゴア元米国副大統領たちを感動させ、「サミットで一番素晴らしい
スピーチだった」と褒め称えられ「伝説のスピーチ」として語り継がれています。
環境サミットのことは知っていても、20年ほど前にそのサミットで子供が演説をしたなんて、まったく
知りませんでした。そしてその彼女が大人になった今でも、環境問題に取り組んでいることもです。
20年前と言えば地球温暖化が問題にされ始めた頃ですが、当時は地球温暖化や環境問題などに、
殆ど関心がありませんでしたから、知らなくて当然かもしれません。
彼女の演説を聞いてみると、彼女の提示した問題に対して、世界中の大人たち(私も含めて)は20年
後の現在においても、何ら答えをだしていない、ということに愕然としてしまいました。
今年はブラジル・リオデジャネイロにおいて、188カ国から約100人の首脳が集まった国連持続可能
な開発会議(リオ+20)、カタール・ドーハでは国連気候変動枠組み条約第18締約国会議(COP18)
が開催されましたが、いずれも殆ど成果をあげていません。
私たち大人は、子供たちの未来のために、一人ひとりが地球温暖化や環境問題について、真摯に
向き合い、手遅れになる前に答えをだす努力をしなくてはいけないのではないでしょうか・・・。
かけがえのない地球を守るためにも。


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【Severn Cullis-Suzuki(セヴァン・カリス=スズキ)スピーチの全文】

 

 

 

こんにちは、セヴァン・スズキです。エコを代表してお話しします。
エコというのは、子供環境運動(エンヴァイロンメンタル・チルドレンズ・オーガニゼェーション)の略
です。カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、今の世界を変えるために頑張っています。
あなたがた大人たちにも、ぜひ生き方を変えていただくようお願いするために、自分たちで費用を
貯めて、カナダからブラジルまで1万キロの旅をして来ました。
今日の私の話には、ウラもオモテもありません。
なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のため。
自分の未来を失うことは、選挙で負けたり、株で損したりするのとは訳が違うんですから。
私がここに立って話しをしているのは、未来に生きる子供たちのためです。
世界中の飢えに苦しむ子供たちのためです。
そして、もう行く所もなく、死に絶えようとしている、無数の動物たちのためです。
太陽のもとにでるのが、私は怖い。オゾン層に穴が空いたから。呼吸をすることさえ怖い。
空気にどんな毒が入っているかもしれないから。
父とよく、バンクーバーで釣りをしたものです。数年前に、体中ガンで侵された魚に出会うまで。
そして今、動物や植物たちが毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。
それらは、もう永遠に戻ってはこないんです。
私の世代には、夢があります。
いつか、野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。
でも、私の子供たちの世代は、もうそんな夢を持つこともできなくなるのではないか?
あなたがたは、私ぐらいの歳の時に、そんなことを心配したことがありますか。
こんな大変なことが、ものすごい勢いで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ
余裕があるような呑気な顔をしています。
まだ子供の私には、この危機を救うのに何をしたらいいのか、はっきりわかりません。
でも、あなたがた大人にも知って欲しいんです。
あなたがたも、よい解決法なんて持っていないっていうことを。
オゾン層に空いた穴をどうやって塞ぐのか、あなたは知らないでしょう。
死んだ川にどうやってサケを呼び戻すのか、あなたは知らないでしょう。
絶滅した動物をどうやって生き返らせるのか、あなたは知らないでしょう。
そして今や砂漠となってしまった場所に、どうやって森を蘇えらせるのか、あなたは知らないでしょう。
どうやって直すのかわからないものを、壊し続けるのはもう止めてください。
ここでは、あなたがたは政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。
あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。
でも本当は、あなたがたも誰かの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、
おじなんです。そしてあなたがたの誰もが、誰かの子供なんです。
私はまだ子供ですが、ここにいる私たち皆が同じ大きな家族の一員であることを知っています。
そうです50億以上の人間からなる大家族。いいえ実は3千万種類の生物からなる大家族です。
国境や各国の政府がどんなに私たちを分け隔てようとしても、このことは変えようがありません。
私は子供ですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつにして
行動しなければならないことを知っています。
私は怒っています。でも、自分を見失ってはいません。私は恐い。
でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私は恐れません。
私の国での無駄使いは、大変なものです。買っては捨て、また買っては捨てています。
それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の国々と富を分かちあおうとはしません。
物が有り余っているに、私たちは自分の富を、そのほんの少しでも手ばなすのが怖いんです。
カナダの私たちは、十分な食物と水と住まいを持つ、恵まれた生活をしています。
時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの持っている物を数え上げたら何日もかかることでしょう。
2日前、ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。
ひとりの子供が私たちにこう言いました。
「僕が金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べ物と、着る物と、薬と、
住む場所と、優しさと愛情をあげるのに。」
家も何も無い一人の子供が、分かち合うことを考えているというのに、すべてを持っている私たちが
こんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。
これらの恵まれない子供たちが、私と同じぐらいの年だということが、私の頭をはなれません。
どこに生れついたかによって、こんなにも人生が違ってしまう。
私がリオの貧民窟に住む子供の一人だったかもしれないんです。ソマリアの飢えた子供だったかも、
中東の戦争で犠牲になるか、インドで乞食をしてたかもしれないんです。
もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために使えば、この地球は
すばらしい星になるでしょう。私はまだ子供だけど、このことを知っています。
学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世の中でどう振る舞うかを教えてくれます。
例えば
「 争いをしないこと」、「 話し合いで解決すること」、「 他人を尊重すること」
「 ちらかしたら、自分で片付けること」、「他の生き物をむやみに傷つけないこと」
「 分かちあうこと」、「 そして欲張らないこと」
ならば何故、あなたがたは私たちに、するなということをしているんですか。
何故あなたがたがこうした会議に出席しているのか、どうか忘れないでください。
そしていったい誰のためにやっているのか。それはあなたがたの子供、つまり私たちのためです。
あなたがたはこうした会議で、私たちがどんな世界に、育ち生きていくのかを決めているんです。
親たちはよく「大丈夫。すべてうまくいくよ」と言って子供たちをなぐさめるものです。
或いは「出来るだけのことはしてるから」とか、「この世の終わりじゃあるまいし」とか。
しかし大人たちは、もうこんな慰めの言葉さえ、使うことが出来なくなっているようです。
お聞きしますが、私たち子供の未来を、真剣に考えたことがありますか。
父はいつも私に不言実行、つまり、何を言うかではなく何をするかで、その人の値うちが決まる、
と言います。しかし、あなたがた大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。
あなたがたは、いつも私たちを愛していると言います。しかし、私は言わせてもらいたい。
もしその言葉が本当なら、どうか、本当だということを行動で示してください。
最後まで私の話を聞いてくださって、ありがとうございました。

(翻訳・佐藤万理、辻信一)

 

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洞爺湖からのメッセージ?セヴァン・スズキ
http://youtu.be/iD0CKpquRKo
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映画『セヴァンの地球のなおし方』予告編
(2010年/フランス/120分)
http://youtu.be/rtVzYj0jQ3c
監督:ジャン=ポールジョー(『未来の食卓』)
日本とフランスで、傷ついた地球と向き合い続ける人々の姿を追ったドキュメンタリー映画。

 

この映画は2011年6月から日本公開され、現在も日本各地で上映されているようです。
詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
http://www.uplink.co.jp/severn/

 

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2012年7月3日付け産経ニュースの記事

リオ+20
 ブラジル・リオデジャネイロで22日に閉幕した国連持続可能な開発会議(リオ+20)は
環境保護と経済成長の両立という課題への具体的な解決策を示せなかった。
環境問題に関心が高い欧州連合EU)も、域内の債務危機問題を抱えてリーダーシップ
を発揮できず。新興国も環境保護への取り組みが経済成長の足かせになることを恐れ、
地球温暖化対策への強い対応は求めなかった。
「『留意する』とか『再確認する』という言葉ばかりで、『決断する』や『約束する』という言葉
が出てこない」。EUのヘデゴー欧州委員は開幕前日の19日、成果文書案へのいらだちを
短文投稿サイト「ツイッター」で発信した。
環境問題に関する国際交渉をリードしてきたEUは、リオ+20で2015年から先の持続可能な
開発目標を定めようとのもくろみがあった。
しかし22日に採択された成果文書には数値目標はなく、具体性のない内容にとどまった。
リオ+20が不十分な結果に終わった背景には、世界経済の低迷がある。
域内の債務問題を抱えたEUの主要国から参加した首脳はフランスのオランド大統領のみ。
19日付の英紙フィナンシャル・タイムズは「ドイツのメルケル首相、イギリスキャメロン首相は
米国オバマ大統領と同様に、自国にとどまった方がよいと判断した」と関心の低さを指摘した。
また新興国側も、経済活動の制限につながりかねない地球温暖化対策を急ぐつもりはなかった。
23日の中国国営新華社通信は「国連持続可能な開発会議が希望の中で閉幕」と前向きな
トーンで報道し、具体的な目標数値目標がないといった成果文書の不十分さには目をつぶった。
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2012年12月11日付の産経ニュースの記事。

 

COP18 地球環境から目そらすな


地球温暖化防止を目指し、カタールのドーハで開かれていた国連気候変動枠組み
条約第18回締約国会議(COP18)が閉幕した。
日本が不参加を表明済みの京都議定書第2約束期間を、2013年から20年までの
8年間とすることなどが決まった。
京都議定書に代わる新たな枠組みを20年から発効させることは、昨年のCOP17で
国際合意が成立済みだ。
先進国と途上国が隔てなく参加する新枠組みの構築を確実なものにするには、15年
までに取り組みの詳細を固めなければならないが、今回はその議論の地ならしに
とどまった。予想されていた展開とはいえ、歩みが遅い。
大気中の二酸化炭素は増え続けている。
20年前には360ppmだった濃度が、今や400ppmに達しつつある。
COP18と重なった衆院選では、地球温暖化問題がほとんど議論されていない。
民主党政権が打ち出した脱原発政策の下、原発の再稼働は進まず、火力発電から
出る二酸化炭素が増えている。
地球環境から目をそらし、脱原発のみを煽(あお)る政党もあるが、無責任で不誠実だ。
次期政権には、来年のCOP19
で、中国と米国の2大排出国がポスト京都の新枠組みに
確実に参加するよう働きかけてもらいたい。
中国は急速な経済成長で世界一の排出国となっている。18世紀半ばの産業革命以降の
排出でも日本の1.8倍の量を出している。断じて途上国ではあり得ない。
インドなどの排出も増えており、新興諸国の対等参加は不可欠だ。
今回のCOPでは、来年からの第2約束期間に参加しない日本やロシアなどに対して批判
の声が上がった。だが、この反応は理不尽だ。日本の不参加は消極策ではない。
第2約束期間に参加すれば、削減義務を負わない中国などの大量排出継続を是認する
ことになるからだ。
途上国への削減支援には、より実効的な「2国間取引」という排出枠獲得への手法がある。
次期政権にはその定着に力を入れてもらいたい。
鳩山由紀夫元首相が国連で独自に公約した25%削減の撤回も必要だ。
京都議定書の第1約束期間は、今年末で終わる。
日本政府が毎年、約1兆円という巨費を投じてきた温暖化対策の費用対効果の検証も
不可欠だ。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 

クイズの答えです

A1.現在の地球の平均気温は15℃です。
 地球は太陽からのエネルギーで温められています。
 地球が太陽からのエネルギーを受け取る量は、赤道付近が最大で北極や南極が最小です。
 また、地球には大気があり、そこに含まれている二酸化炭素などの温室効果ガスの働きに
 よって、現在の温度が保たれています。

 

A2.地球温暖化などの気候変動に関する国際機関の発表では、
 地球の気温が2℃上昇すると、生物種の約30%が絶滅の危機にひんすると予測されています。
 人間という生き物そのものに直接与える影響は大きくないようですが、人間の生活と密接に
 関わっている動植物が絶滅することによって、生活習慣を変えるなど、何らかの影響は出る
 ものと考えられています。

 

A3.2011年現在、日本は世界で5番目に二酸化炭素の排出量が多い国になっています。
 1番目は中国、2番目がアメリカ、3番目ロシア、4番目インドとなっています。
 この上位4カ国で全世界の二酸化炭素排出量の半分以上を占めています。
 中国やインドの人は、日本人に比べると一人当たりの二酸化炭素の排出量が
 少ないですが、総人口が多いため、国としての排出量は日本よりも多くなっています。

 

 


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