筑紫の国の片隅で…

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安倍総理、真珠湾で慰霊

平成28年12月27日  首相官邸より



12月28日 安倍首相真珠湾で所感
オバマ大統領 所感全文(日本語訳)
安倍総理 今日の総理のご出席そして心のこもった演説は、和解の力、そしてアメリカ国民と日本国民の同盟
の強靭さを証明する歴史的なもので、アメリカ国民を代表して感謝申し上げます。
今日この日は、戦争による最も深い傷さえも、友情と平和の道に繋がるのだということを思い起こさせます。
ご列席の皆様、米軍関係者、そして何より真珠湾攻撃の生存者の方々、及びその大切な皆様へ。アロハ!
アメリカ国民、特にハワイを故郷とする人達にとって、この真珠湾は神聖な場所です。
未だ嘆き悲しむこの湾に献花するとき、私達は永遠の天国へと向かった2400人を超えるアメリカの愛国者
たち、父や夫、妻や娘のことを思います。毎年12月7日になると、いつもより少しだけ姿勢を正すオアフの
守護者達に、私達は敬礼をし、ここで75年前に示された勇姿に思いをはせるのです。
12月のその日、夜が明けると、楽園はこれまでにないほど魅力的でした。真珠湾の水は温かく、現実と思え
ないほど青く澄み切っていました。水兵達は食堂で食事をしたり、教会に行く準備をしたり、こぎれいな白い
ズボンとTシャツで身支度をしたりしていました。湾には、艦船が整然と停泊していました。
カリフォルニア号、メリーランド号、オクラホマ号、テネシー号、ウエストバージニア号、ネバダ号。そして、
アリゾナ号の甲板では、海軍の音楽隊が演奏の準備をしていました。
その朝、兵士達は肩に記された階級を超えて、それぞれの胸に宿る勇気を示しました。彼等はこの島のあらゆ
る場所で、訓練弾や古いライフル銃までをも使って、あらゆる手を尽くして防衛に当たりました。
あるアフリカ系アメリカ人の食堂の給仕係は、普段であれば清掃の役割しか与えられていませんでした。
しかし、この日、司令官を安全な場所に連れて行き、そして弾薬が無くなるまで対空砲を撃ち続けたのです。
私達は、ウエストバージニア号の1級砲撃手であったジム・ダウニングのようなアメリカ人を誇りに思います。
真珠湾に駆けつける前、彼の新妻は彼の手に聖書の言葉の一節を握らせました。「永遠なる神は汝の拠り所、
その永遠なる胸に抱かれて」というものです。ジムは戦艦を守るために戦い、同時に倒れた人達の名前を記録
しました。家族に、その事実を伝えることができるようにする為です。彼は、「人がする当然のことだ」と言
いました。
私達はハリー・パンのようなアメリカ人を記憶しています。彼はホノルル出身の消防士で、荒れ狂う火を前に、
最後まで献身的に、燃える戦闘機の消火に取り組みました。彼は、戦傷したアメリカの軍人に授与される「パ
ープルハート」勲章を、民間人の消防士として受賞しました。
私達は2時間以上にわたって、50口径のマシンガンを撃ち続け、20回以上も負傷し、最高位の軍人の勲章、
名誉勲章を受章したジョン・フリン上等兵曹のようなアメリカ人に敬意を表します。
私達は、戦争がいかに私たちの恒久的な価値観を試すのかということを、じっくり考えなければなりません。
日系アメリカ人でさえ、戦争中、自由を奪われたのかということを。アメリカ史上、最も勲章を受けた部隊は、
日系アメリカ人2世による部隊、442連隊と第100歩兵大隊だったことを。
442連隊には、私の友人であり、ハワイ人としての誇りをもつ、ダニエル・イノウエさんがいました。
私が生まれてからの殆どの間、ハワイ選出の上院議員を務め、ともに上院議員を務めたことを誇らしく思いま
す。彼は、名誉勲章や一般市民としては最高位となる「自由勲章」の受章者というだけでなく、その時代の最
もすぐれた政治家でもありました。
ここ真珠湾での、第2次世界大戦のアメリカの最初の戦いが、国民を目覚めさせました。ここで、多くの点で、
アメリカは成熟しました。私の祖父母を含む多くの世代のアメリカ人は、戦争を求めませんでした。
しかし、戦争に背を向けることをせず、それぞれの持ち場で役割を果たしました。
そして75年後、真珠湾攻撃の生存者は時間の経過とともに少なくなっています。この場で、私達が思い出す
勇者は、私たち国民の心に永遠に刻まれています。
真珠湾と第2次世界大戦の退役軍人の皆さん、可能な方は立ち上がるか手を上げてください。皆さんの功績に
感謝しています。
国の本質は戦争において試されますが、平時において定義されます。
先の大戦は、数万ではなく数千万の命が失われた人類史上、最も恐ろしい出来事の1つです。
太平洋で展開された悲惨な戦闘が終わり、アメリカと日本は友情と平和を選びました。過去、数十年にわたり、
私達の同盟は、両国をより繁栄させました。同盟は国際秩序を構築し、それによって新たな世界大戦を防ぎ、
多くの人々を極度の貧困から救うことができました。
今日、アメリカと日本の同盟は共通の国益のみならず、共通の価値に基づいて結ばれ、アジア太平洋の平和と
安定の礎となっており、世界が前進していく力となっています。私達の同盟は、いまだかつてないほど強固な
ものになりました。よい時も悪い時も、私達はお互いを支え合ってきました。
5年前を思い出してください。津波が日本を襲い、東京電力福島第一原子力発電所が「炉心溶融」、いわゆる
メルトダウンとなった時、アメリカ軍は、我々の日本の友人を助けました。
そして、アメリカと日本は、アジア太平洋地域と世界における安全保障を強化するために協力しています。
海賊を後退させ、疾病と戦い、核兵器の拡散を遅らせ、戦争で荒廃した土地での平和を維持しています。
今年、真珠湾の近くでは世界最大の海上軍事演習が行われ、日本の自衛隊は世界の20余りの国と共に参加し
ました。この演習には、アメリカ海軍の軍人を父に、日本人を母に持つハリー・ハリス司令官が率いるアメリ
カ大平洋艦隊も参加しました。ハリー司令官は横須賀で生まれましたが、彼のテネシー訛りから、それはわか
らないでしょう。ハリー司令官、あなたの卓越したリーダーシップに感謝します。
そのような意味で、私達がここに居るのは、それは政府と政府の関係からだけでなく、両国の国民による絆が
有るからです。安倍総理がここに居ることは、国と国、そして人と人との間に何が可能であるかということを
気付かせてくれます。
戦争は終わらせることができます。最も激しく対立した敵同士は、最も強い同盟関係を築くこともできます。
平和という果実は、戦争による略奪をはるかに上回るものです。これが神聖な真珠湾のゆるぎない真実です。
憎しみの炎が最も強く燃えさかる時も、部族間の争いがある時も、私達は内向きになってはいけないというこ
とを、この場所は思い起こさせます。
自分達とは異なる人々を悪者扱いする衝動に、抗わなければならなりません。ここでの犠牲や、戦争に対する
怒りは、我々の中にある神聖な輝きを探すことを、思い出させてくれます。これは、日本の友人の言葉を借り
れば「オタガイノタメニ」、つまり「相手と共にあって、相手のために尽くす」よう努力することを求めてい
ます。
これは、ミズーリ号のウィリアム・キャラハン船長による教訓です。彼は、彼の船が攻撃を受けた後も日本人
パイロットの遺体を、アメリカ人の水兵が縫製した日本の国旗で覆い、軍葬儀の礼を行うよう指示しました。
そして今度は、何年もあと、真珠湾を再訪した日本人パイロットによる教訓です。
彼は、アメリカ海軍のラッパ手と友人となり、軍葬の際に流される曲を演奏してもらうように依頼し、毎月、
記念館に、アメリカの犠牲者と日本の犠牲者にそれぞれ1本ずつのバラの花を飾ることになりました。
この教訓は、東京で勉強しているアメリカ人であろうと、全米で勉強している日本の若者であろうと、癌の解
明に取り組んだり気候変動と闘ったり、星を探査したりしている日米の科学者であろうと、日々の生活の中で、
最も平凡な方法で学ぶことができることを示しています。
また、野球のイチロー選手のように、マイアミのスタジアムを明るくし、アメリカ人と日本人が共有する誇り
によって元気づけられいます。アメリカ人と日本人は平和と友情で結ばれています。
国として、そして人として、我々は、私達が引き継ぐ歴史を選ぶことはできません。しかし、そこから、どの
ような教訓を学び、どのように私たちの未来を描くかということは、選ぶことができます。
安倍総理、私は友情の精神に基づき、日本人の人々がいつも私を歓迎してくれたのと同様に、あなたをここに
歓迎します。私達は共に、戦争よりも平和によって多くのことを勝ち得ることができ、報復よりも和解がより
多くの報償をもたらすというメッセージを、世界に対して送ることができることを期待します。
この静かな港で、私達は亡くなられた方々に対して敬意を表し、日米両国が友人として勝ち得た、全てことに
対して感謝します。
神が戦没者をとこしえの胸に抱え、退役軍人を見守り、皆が私達のために番をしてくださいますように。
私達に神の御恵みを。 ありがとうございます。

(2016年12月28日
NHKニュースより)

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今回の安倍総理の真珠湾訪問に対して、支那政府は「先に訪問すべき場所がある」「歴史の真相から目を逸ら
すべきではない」などと非難していますが、日本を非難する前に、歴史の真相を歪曲している支那共産党自身
が、まずは「自らの歴史の真相を直視」すべきであり、その真実を支那が認めたときに、初めて日米間のよう
な「かつての敵同士の和解」が成立し得るのではないでしょうか。

「和解の力」と「希望の同盟」を世界に示すための安倍総理の真珠湾慰霊の足取りを、外務省HPより簡単に
辿ってみたいと思います。(
http://www.mofa.go.jp/mofaj/na/na1/us/page3_001940.html#section1


12月26日(月曜日)

国立太平洋記念墓地訪問
12月27日 国立太平洋記念墓地訪問

安倍総理は太平洋地域の戦没者等を埋葬する国立太平洋記念墓地を訪問し、献花し黙祷を捧げました。
また、故ダニエル・イノウエ連邦上院議員の墓碑に献花・黙祷を捧げ故人を偲びました。
ケネディ駐日米国大使、イゲハワイ州知事、マルティネス在日米軍司令官なども同行。

ダニエル・イノウエ元上院議員のお墓(国立太平洋記念墓地)



マキキ日本人墓地訪問
12月27日 マキキ日本人墓地訪問

安倍総理はホノルル市マキキ地区にあるマキキ日本人墓地を訪問し、早瀬登ハワイ明治会会長及び
アサヒナハワイ日系人連合協会会長から同墓地及び碑の説明を受け、「明治元年移民渡航の碑」
「鎮魂碑」及び「ハワイ日本人移民慰霊碑」にそれぞれ献花し黙祷を捧げました。
ケネディ駐日米国大使、イゲハワイ州知事、マルティネス在日米軍司令官なども同行。

安倍首相の記帳



えひめ丸慰霊碑訪問
12月27日 えひめ丸慰霊碑訪問

安倍総理はカカアコ臨海公園内にある「えひめ丸慰霊碑」を訪問し慰霊碑に献花するとともに黙祷を
捧げました。
ケネディ駐日米国大使、イゲハワイ州知事、マルティネス在日米軍司令官なども同行。



飯田房太中佐記念碑訪問
12月27日 飯田房太中佐記念碑訪問

安倍総理はハワイ最大の米海兵隊基地であるカネオヘ海軍基地内に、米側によって建立された
飯田房太旧日本帝国海軍中佐記念碑を訪問し献花を行い黙祷を捧げました。

~参考~
安倍首相は現地時間26日午後(日本時間27日午後)に飯田中佐記念碑を訪れ献花しました。
飯田中佐は安倍首相と同じ山口県出身の零戦パイロットで、昭和16(1941)年12月の
真珠湾攻撃に大尉として参加。燃料タンクに被弾し、帰投は無理と判断。機体をカネオヘ海軍
基地(現海兵隊基地)へ向け、格納庫に突入して散華されました。
米海軍は飯田中佐の勇気と献身を称え、敵であるにもかかわらず基地内に埋葬しました。その
後、真珠湾攻撃30年に当たる46年に基地内に記念碑を建立。現在も米海兵隊により維持・
管理され、56年以降は毎年法要が行われているそうです。 (産経新聞より抜粋)



日系人との夕食会
12月27日 日系人と夕食会

安倍総理はハワイ在住の日系人団体関係者、米国ハワイ州政府要人等約1,000名との夕食会に参加し
ました。安倍総理は、ハワイ州における日系人の歴史を振り返りつつ、日系人による日米関係への
大きな貢献に対して改めて感謝の意を表しました。
また、ジョージ・アリヨシ元ハワイ州知事が終戦後に出会った貧しいながらも誇りと優しさを忘れ
ない幼い少年の話に感銘を受けたことや、ハワイが幼少期から憬れの場所であったこと等を紹介し
つつ、特別な日ハワイ関係と日米関係の更なる発展の重要性について述べました。
これに対し、イゲハワイ州知事から、安倍総理の真珠湾訪問は大変意義深いとして安倍総理の訪問
を歓迎するとともに、家族のような日ハワイ関係が更に強化されることについての期待が述べられ
ました。このほか、ハワイ在住の日系人を代表してアリヨシ元ハワイ州知事からも歓迎の意が表さ
れ、日米関係の強化のみならず、アジア太平洋地域の平和と繁栄に対する安倍総理の貢献に謝意が
述べられました。


・…………………・…………………・…………………・…………………・…………………・…………………

12月27日(火曜日)

日米首脳会談
12月28日 日経 日米首脳会談

安倍総理からこの4年間、オバマ大統領と共に努力し日米同盟は経済・安全保障・人的交流を含む幅広い
分野で協力が深化したことを心から感謝する旨述べました。
オバマ大統領からは、地域と国際社会のために貢献するという共通の目標のために、安倍総理と共に協力
できたことを嬉しく思う旨述べつつ、同盟の中核は友情である、自分の故郷であるハワイに総理を迎えて
最後の首脳会談をできることを嬉しく思うとの発言があり、これからも日米同盟がこれまで以上に盤石と
なることを期待している旨の発言がありました。
また安倍総理から、5月のオバマ大統領の歴史的な広島訪問は、「核兵器のない世界」に向けた力強いメッ
セージを発信し、戦後70余年の日米同盟の強さを象徴するものとして多くの日本人に感動をもたらす素晴
らしいものだったと述べました。
これに対しオバマ大統領からは、広島訪問は最も力強い思い出の一つである旨述べ、引き続き「核兵器のな
い世界」に向けて取り組む決意が表明されました。
さらに安倍総理から、この4年間のオバマ大統領との協力の締めくくりとして、慰霊のために真珠湾を訪問
する、日米同盟はかつてないほど盤石であることを本当に嬉しく思う旨述べました。
オバマ大統領からは、安倍総理による真珠湾訪問の決断を心から歓迎する旨の発言があり、両首脳は今回の
真珠湾訪問を二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないとの決意を未来に向けて示すとともに、日米の和解
の価値を発信する歴史的に意義ある機会にするとの思いを共有しました。




アリゾナ記念館訪問
12月28日 アリゾナ記念館で黙祷をささげる

安倍総理はオバマ大統領と共に、アリゾナ記念館を訪問しました。
両首脳は、ハリス米太平洋軍司令官の誘導により慰霊の間へ進み、戦死した戦艦アリゾナの乗組員の
氏名が刻まれている大理石の壁に面して献花するとともに黙祷を捧げました。
その後、両首脳は慰霊の吹抜けから海底に沈む戦艦アリゾナを臨みながら、花びらを水面に散らし慰
霊しました。

アリゾナ記念館と戦艦ミズーリ
(戦艦ミズーリとアリゾナ記念館)




日米両首脳によるステートメント
12月28日 安倍首相真珠湾で所感

両首脳は真珠湾のキロ埠頭において、アリゾナ記念館及び戦艦ミズーリを背にステートメントを行いました。
安倍総理は真珠湾攻撃の際に犠牲となった方々を始めとする、先の大戦の全ての犠牲者に対し哀悼の誠を捧げ
二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないとの決意と和解の力を力強く発信しました。
オバマ大統領は、日米同盟は戦争による最も深い傷さえも友情と恒久平和に取って代わられることを想起させ
るものであること、また最も厳しい敵対関係にあった国同士が、最も強い同盟関係を結ぶことができること、
平和という果実は戦争による略奪をはるかに上回るものであり、これが神聖な真珠湾の揺るぎない真実である
旨述べました。
両首脳はステートメントを行った後、真珠湾攻撃の生存者に歩み寄り、それぞれ言葉を交わしました。

12月28日 産経 安倍首相真珠湾訪問




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2016年12月28日
NHKニュースより

真珠湾慰霊 米メディア「両国和解の新たな一幕」
安倍総理大臣がアメリカのオバマ大統領とともに旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊し、所感を述べ
たことについて、アメリカの主要メディアは、「両国の和解の新たな一幕になった」などと伝えています。
アメリカの有力紙、「ニューヨーク・タイムズ」は27日の電子版で、「今年5月のオバマ大統領の広島訪問
に続く両国の和解の新たな一幕になった。日米は、戦争をへて強固なパートナーシップを築き上げ、敵どう
しが友人となることが可能だということを示している」と評価しています。
一方で、「安倍総理大臣は悔い改める姿勢を示したが、謝罪はしなかった」とも伝えています。
またニューヨーク・タイムズは、ウェブサイト上に安倍総理大臣の所感の全文の英訳を掲載していて、今回
の訪問への関心の高さもうかがわせています。
またアメリカのABCテレビは、27日夕方のニュースで、「日本の総理大臣がアメリカの大統領とそろって
アリゾナ記念館を初めて訪れた歴史的な訪問だ」などと、両首脳による献花や黙祷、それに所感の発表を詳し
く伝えました。ニュースでは、安倍総理大臣は謝罪はしなかったが犠牲者への追悼の意を表したと伝えたうえ
で、真珠湾攻撃の生存者の中には日本が謝罪する必要はないという意見もあると紹介しています。
そしてニュースの最後に現地で取材した記者が、「日米両国は、過去の苦しみを乗り越え前へ進んでいる」と
報告し、まとめています。



2016年12月28日 NHKニュースより
日米首脳会談 さらなる同盟強化の必要性で一致
安倍総理大臣はハワイで、来月、任期を終えるアメリカのオバマ大統領との最後の首脳会談に臨み、日米同盟
は法の支配などの基本的価値を共有する国々との連携を強化する土台だとして、さらに同盟関係の強化に取り
組んでいく必要があるという認識で一致しました。
会談の冒頭、安倍総理大臣は、「この4年間、オバマ大統領とともに努力し、日米同盟は、経済、安全保障、
人的交流を含む幅広い分野で協力が深化したことを感謝する」と述べたうえで、今年5月のオバマ大統領の
広島訪問を高く評価する考えを伝えました。
これに対しオバマ大統領は、「地域と国際社会のために貢献するという共通の目標のために協力できたことを
嬉しく思う。日米同盟がこれまで以上に盤石となることを期待している」と応じました。
そして両首脳は、日米同盟は、自由、民主主義、法の支配などの基本的価値を共有する国々との連携を強化す
る土台であり、さらに同盟関係の強化に取り組んでいく必要があるという認識で一致しました。
さらに安倍総理大臣は、オバマ大統領がアメリカの大統領として初めて沖縄県の尖閣諸島に日米安全保障条約
が適用されると明言したことは力強いメッセージだとして、評価する考えを伝えました。
そして両首脳は、中国海軍の空母が初めて太平洋に進出したことについて、「注視すべき動向だ」として、海
洋の自由を確保するため、インドやオーストラリアなども含めた同盟のネットワークを広げることが重要だと
いう認識で一致しました。
また安倍総理大臣は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、「自由貿易を後退させてはならない」
と述べ、トランプ新政権に対しても協定の発効に向けて粘り強く働きかけていく考えを伝え、オバマ大統領も、
TPPの推進に引き続き努力する考えを示しました。
一方、安倍総理大臣は、先に沖縄県でアメリカ軍の新型輸送機オスプレイが不時着して大破した事故に対する
遺憾の意を伝え、さらなる安全確保や情報提供を求めました。また、沖縄県最大のアメリカ軍の演習場・北部
訓練場のうち半分以上が日本側に返還されたことは、沖縄の負担軽減に大きく貢献するものだと評価するとと
もに、普天間基地の移設に向けて工事を再開したことを伝えました。


2016年12月28日
NHKニュースより
安倍首相 所感発表 不戦の誓いと和解の意義強調
ハワイを訪れている安倍総理大臣は、オバマ大統領とともに、旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を追悼する
施設を訪れ、献花し黙とうをささげました。このあと安倍総理大臣は所感を発表し、不戦の誓いを堅持してい
く決意を表明したうえで、日米の和解の意義を強調し、世界の平和と安定にアメリカと協力して取り組んでい
く考えを示しました。
ハワイを訪れている安倍総理大臣は日本時間の28日朝早く、来月任期を終えるアメリカのオバマ大統領との
日米首脳会談に臨んだあと、そろって太平洋戦争の発端となった、75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃で沈
没した戦艦アリゾナの乗組員を追悼する「アリゾナ記念館」を訪れ、献花して黙とうをささげました。
そして安倍総理大臣は、オバマ大統領とともに真珠湾を一望できるキロふ頭で、太平洋戦争をアメリカ軍の一
員として戦った日系人などを前に所感を発表しました。この中で、安倍総理大臣は、真珠湾攻撃を振り返った
うえで、「私は日本国総理大臣として、この地で命を落とした人々のみ霊に、ここから始まった戦いが奪った、
すべての勇者たちの命に、戦争の犠牲となった数知れぬ無辜(むこ)の民の魂に、永劫の哀悼の誠を捧げます」
と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は、「戦争の惨禍は二度と繰り返してはならない。
私たちは、そう誓い、ひたすら不戦の誓いを貫いてまいりました。この不動の方針をこれからも貫いてまいり
ます。この場で、戦艦アリゾナに眠る兵士たちに、アメリカ国民の皆様に、世界の人々に、固いその決意を、
日本国総理大臣として表明いたします」と述べました。また、安倍総理大臣は、「あの『パールハーバー』
から75年。歴史に残る激しい戦争を戦った日本と米国は、歴史にまれな深く、強く結ばれた同盟国となりま
した。それは、今までにも増して世界を覆う幾多の困難に、ともに立ち向かう同盟です。明日を拓く『希望の
同盟』です。私たちを結びつけたものは、寛容の心がもたらした『和解の力』です」と述べました。
そして、安倍総理大臣は、「戦争の惨禍はいまだに世界から消えない。寛容の心、和解の力を世界は今こそ必
要としています。憎悪を消し去り、共通の価値のもと、友情と信頼を育てた日米は、今こそ寛容の大切さと和
解の力を世界に向かって訴え続けていく任務を帯びています。そのための努力を、私たちはこれからも、惜し
みなく続けていく。オバマ大統領とともに、ここに固く、誓います」と述べ、世界の平和と安定にアメリカと
協力して取り組んでいく考えを示しました。

■元日系人部隊兵士「すばらしい」
真珠湾攻撃の後、アメリカへの忠誠心を示すために志願して日系人部隊に入隊したハワイ出身で日系2世の
ハーバート・ヤナムラさん(92)は、会場に招待されて両首脳の所感を聞きました。今回の安倍総理大臣
の所感についてヤナムラさんは、「すでに友好関係を築いている日本とアメリカは、この関係を永久に続ける
努力をすべきだということを訴えていたのだと思う。とてもすばらしいことだ」と歓迎しました。そのうえで
「大事なのは戦争が始まった理由ではなく、二度と戦争を起こさないこと。謝罪は不要で、友好関係を続けて
いくことこそ重要だ」と話していました。

■米軍元兵士「とても満足」
所感の発表が終わったあと、安倍総理大臣とオバマ大統領は最前列で聞いていた真珠湾攻撃を経験した3人
の元アメリカ軍兵士に歩み寄りました。安倍総理大臣は座っている3人に対してにこやかな表情を浮かべて、
しゃがみ込み、1人ずつ握手をしながら語りかけました。その後、3人の元兵士1人ずつと抱擁を交わしま
した。さらにそのほかの出席者と挨拶をした後、再び3人に歩み寄り最後に握手をして会場を後にしました。
このうちアルフレッド・ロドリゲスさんは「期待以上の所感で私はとても満足だ。安倍総理大臣は私のとこ
ろに歩み寄って抱擁し『ありがとう』と言った。安倍総理大臣は謝罪する必要はない。最高の人物だ」と述
べました。
また、スターリング・ケールさんは「この場に招待されてとても幸せな気分だ。安倍総理大臣と抱擁を交わす
とは思いもしなかった。オバマ大統領にも会えて感謝している」と話していました。そのうえで「安倍総理大
臣は謝罪する必要はない。献花が謝罪のメッセージであり安倍総理大臣は何も言う必要はない」と述べました。

■元捕虜遺族「所感は力強く意義深かった」
また会場には、太平洋戦争中にフィリピンで旧日本軍の捕虜となった元アメリカ兵の家族などで作る団体も
招待されました。団体の会長で元捕虜の娘のジャン・トンプソンさんは「安倍総理大臣の所感は非常に力強
く意義深いものだった。歴史的な日だ」と述べました。そのうえで「私は、父親がこの日をどう思うか考え
ていた。定かではないが、父親は所感を聞いて心が安らかになったと思いたい」と述べました。また、「安倍
総理大臣が謝罪しなかったことで失望し、憤りを感じる退役軍人もいるかもしれないが、安倍総理大臣が真珠
湾を訪れたことが非常に重要だ」と述べました。



12月28日 産経ニュース【ホノルル=加納宏幸】
http://www.sankei.com/politics/news/161228/plt1612280025-n1.html

「訪問に感謝」と90歳代の元米兵ら
真珠湾攻撃を経験した90歳代の元米兵らは、強い日差しが照りつける中で安倍晋三首相とオバマ米大統領
の演説を真剣な表情で見守った。攻撃から75年を経て実現した日米両首脳の訪問を歓迎。式典が終わると、
車椅子に座って、攻撃で沈んだ戦艦上に建つ慰霊施設「アリゾナ記念館」をじっと見つめていた。
海軍の医療要員として攻撃を経験したスターリング・ケールさん(95)は首相の訪問を「とてもうれしい。
75年が経ち、日本の首相が来てくれたことに感謝している」と述べた。ケールさんは、首相が日米両国の
和解に言及したことを高く評価し、首相が日本国民として申し訳ないという気持ちを表明したと受け止めた。
米軍施設に勤務していたアル・ロドリゲスさん(96)は、演説を終えて近付いてきた首相に「ありがとう」
というと、抱きしめられた。ロドリゲスさんは、「訪問を楽しみにしていたので、ありがたいことです。
私たちは和解した」と述べた。元米兵らは、記者団から真珠湾攻撃について日本の首相からの謝罪が必要か
という質問を受けていたが、いずれも首相が訪問に踏み切ったこと自体を評価し、謝罪する必要はないとい
う認識を示していた。


12月28日 産経 ハワイ大学名誉教授アキタ氏は 
(12月28日 産経新聞より)





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