筑紫の国の片隅で…

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オバマ大統領の岩国スピーチを軽んじたマスコミ

5月27日、オバマ大統領は広島訪問前に米軍最高司令官として岩国海兵隊基地の格納庫において、駐留米兵隊員の
ほか同席した自衛官約300人にたいし、「アメリカ軍将兵および日本自衛隊員に向けての演説」をしました。
各マスコミは広島訪問ばかり大々的に報じ、この岩国海兵隊基地訪問については、真面に取り上げませんでした。
安倍外交の成果や日米同盟の重要性がよく分かる内容が、反日マスコミにとって不都合だったからでしょうか…。
6月4日にやっと読売が社説で取り上げていますが、何とも中途半端で踏み込み不足が否めません。
ケント・ギルバート氏が同日のzakzak(夕刊フジ)で、「日米同盟の重要性説いたオバマ大統領の岩国スピーチ」
題した記事を書いていました。その中で<オバマ氏の岩国基地でのスピーチは間違いなく、安倍首相の米議会演説に
対する「返歌」である。メディアがこの価値を理解できないのなら大問題だし、理解して無視したのなら、それ以上
に大問題である>
とマスコミの姿勢を批判し、さらに<在日米軍や自衛隊は、敵の攻撃に備えるためだけにあるので
はない。自然災害が特に多いアジア地域全体の平和と安定を、総合的に守るために存在するのだ>
と日米同盟の意義
を明確に書いていたものと比べると、マスコミの不勉強、認識不足だということがよく分かります。
オバマ大統領はこの演説の中で、広島訪問の意義について「私は広島を訪れます。これは、第二次世界大戦で命を落
とした全ての人々を追悼する機会であり、核兵器をもはや必要としない、世界の平和と安全を求める決意を確認する
機会
でもあります」
と語っています。つまりは、謝罪するために訪れるのではなく、犠牲者の慰霊と「核なき世界」
への決意を示すために行くのだ明言しています。この演説が、広島での17分に及ぶスピーチに繫がっていると思えば
、如何に重要な演説だったかが分かろうというものです。

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2016年6月4日 読売新聞 社説
オバマ岩国演説 自衛隊と米軍の絆が示された
日米同盟の深化と、自衛隊と米軍の強い絆の象徴と言えよう。
オバマ米大統領が広島訪問前に、米海兵隊と海上自衛隊が共同使用する山口県の岩国基地で演説した。
約3,000人の聴衆には、駐留米兵のほか、自衛官約300人も加わった。異例の形式だ。
オバマ氏は「日米同盟は、地域と世界に不可欠な安定の源であり、繁栄の土台だ」と強調した。
「岩国基地は両国の信頼と協力、友情の力強い実例だ」と指摘し、日本語で「ありがとう」と自衛官や地元市民ら
をねぎらった。日米同盟が単なる条約上の関係でなく、多くの自衛官や米兵の共同活動の積み重ねに支えられてい
ることを忘れてはなるまい。昨年4月に策定された新たな日米防衛協力指針(ガイドライン)によって、自衛隊と
米軍の共同対処の実効性は着実に高まった

熊本地震では、現地に日米共同調整所が設置された。岩国基地を飛び立った米軍輸送機オスプレイが、八代港沖の
海自護衛艦から水や食料を被災地に輸送した。支援物資を受け取った熊本県のある被災者一家は、飛行隊長の女性
パイロットへの感謝と敬意から今月生まれる女の子に、隊長にちなんだ名前を付けるという。
オバマ氏は、聴衆の中にいた女性隊長を紹介し、「日米同盟の本質を如実に示す逸話だ」と称賛した。
新ガイドラインが適切に機能していることの証しだろう。気がかりなのは、米国内で、一昔前の「安保ただ乗り論」
が復活する兆しがあることだ。同盟国が米軍の恩恵を一方的に享受しているという考え方である。 11月の大統領選
で共和党の指名候補に確定したドナルド・トランプ氏は、在日米軍駐留経費の全額負担を日本に要求し米軍の撤退
にも言及している。
2015年度の在日米軍関連経費に対する日本の支出は、労務費負担や周辺対策費などで約7,250億円に上る。過去には、
負担割合が7割を超えたこともある。日本が応分の負担をしているのは間違いない。
在日米軍基地は、米軍の前方展開戦略の重要拠点であり、米国の国益にもかなう。
歴代米政権はこの認識を共有してきたが、トランプ氏がどこまで理解しているかは不透明だ。米国の軍事・経済力
が相対的に低下する中、「内向き志向」の高まりは避けられまい。
日本は、今後の様々な展開を想定して、防衛力整備を怠らず、積極的な国際貢献を進めることが重要である。


5月27日 AFP オバマ大統領in岩国


2016年6月4日 zakzak 【ニッポンの新常識】
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160604/dms1606041000005-n1.htm
日米同盟の重要性説いたオバマ大統領の岩国スピーチ 偏向メディアはわざと無視?
オバマ米大統領が5月27日、米国の現職大統領として初めて、被爆地・広島を訪問した。こ
の歴史的ニュースは世界中で注目されたが、オバマ氏が同日、米軍岩国基地(山口県)で、米軍兵士や自衛隊員
を前に行ったスピーチは、なぜか影が薄い。日米同盟の重要性や、安倍晋三首相の外交手腕がよく分かる内容だ。
「偏向メディアはわざと無視したの?」と勘ぐりたくなる。一部を抜粋して紹介する。
 《米国はアジア太平洋地域で主導的役割を果たさなければなりません。この地域は、我々の安全保障と繁栄に
  不可欠だからです。安全保障には、人々の間で築かれる貿易協定も必要です。また、米軍兵士と自衛隊員は
  協力して、誇りある奉仕活動をしています》《かつての敵は最も緊密な友人となり、最も強固な同盟国にな
  ったのです。信頼、協力、そして日米の友情です。米海兵隊が自衛隊とともに平和を守っています。人間の
  尊厳と自由に対して日米が共有する決意は、この地域および全世界に希望を広めていきます》
安倍首相は昨年4月、米国を訪問し、米上下両院合同会議で「希望の同盟へ」という演説を行った。
「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の合意」と「安全保障関連法の整備」を宣言し、数カ月後、見事に公約を
果たした。有言実行である。 オバマ氏の岩国基地でのスピーチは、間違いなく安倍首相の米議会演説に対する
「返歌」である。メディアが、この価値を理解できないのなら大問題だし、理解して無視したのなら、それ以上に
大問題である。スピーチをさらに紹介する。
 《 米海兵隊は自衛隊と力を合わせ、平和を守り、人道支援および災害救援を行っています。フィリピンやタイの
  洪水や、バングラデシュのサイクロン、東日本大震災にも対応しました。日米はともに数え切れない数の人命
  を救ったのです。このことは、われわれの大きな誇りです》
 《みなさんの奉仕は、自由、民主主義、人権、法の支配という日米の共有された価値観に根付いています。日米
  同盟は非常に重要であります。両国に不可欠なだけでなく、域内および世界において欠くことのできない安定
  の源であり、繁栄の土台なのです》
在日米軍や自衛隊は、敵の攻撃に備えるためだけにあるのではない。自然災害が特に多いアジア地域全体の平和と
安定を、総合的に守るために存在するのだ。沖縄の基地前では「米軍は出ていけ!」と叫ぶ人々がいる。アジアや
世界の平和を破壊する意図があるとしか思えない。 (ケント・ギルバート)

5月28日 米国大使館 米海兵隊岩国基地で(マリーンワン)





2016年5月27日 米国大使館HPより
http://japanese.japan.usembassy.gov/j/p/tpj-20160527-01.html

オバマ大統領の米海兵隊岩国航空基地での演説

皆さん、こんにちは! ここに来ることができ、とても嬉しく思います。 今回の日本訪問で、我々は日米両国の素晴
らしい同盟関係を再確認しています。ですので、皆さんに感謝を伝えたく、ここに立ち寄りたいと思っていました。
兵士の皆さん、家族の皆さん、ありがとうございます。 皆さんは日米同盟の中核を担っています。 感謝いたします。
「ウォーターボーイ」ことブシェー大佐、ガルザ最上級曹長、ありがとうございます。大勢の人たちがいますね。
下士官、上級下士官、将校、一般兵士、国防省の文民職員。家族の皆さん、声を聞かせてください!
黄川田外務大臣政務官、福田市長、国会議員の方々、園田海将補、自衛隊員の皆さん、この場にお越しいただいた
日本の友人の方々に感謝申し上げます。素晴らしい岩国市民の方々にも、お礼申し上げます。
母国を遠く離れて使命を果たしている米国兵士への皆さんからの温かい歓迎は、我が国にとって非常に大きな意味を
持ちます。 皆を代表してお礼を申し上げます。 ありがとう。
なるべく手短に話をしたいと思います。 というのも、できる限り多くの皆さんと握手をしたいからです。
先に注意しておきますが、自撮りはご遠慮ください。そうすると、一日中ここに居なければならなくなるからです。
しかし、まず何よりも米国大統領として、米軍兵士の皆さんの最高司令官であることは、この上ない名誉であること
を申し上げたいと思います。皆さんは米国民を守り、世界中で平和と安全を促進しています。「戦没者追悼の日」の
週末を、皆さんと迎える機会を嬉しく思います。なぜなら、この日は危険と犠牲が皆さんの仕事の一部であることを
思い出させ、自由のために命を捧げた人々を決して忘れず、敬意を払わなければならないことを再認識させてくれる
からです。
大統領として私は、米国が再びアジア・太平洋地域で主導的な役割を果たせるよう取り組んできました。なぜなら、
この地域は我々が共有する安全保障と繁栄にとって不可欠だからです。そのためには安全保障での協力が必要です。
貿易協定、人々の間で築かれる関係が必要です。そして、優秀な日本の自衛隊員と協力して米軍兵士が域内で実施す
る誇りある奉仕活動が必要となります

ご存知のように今日の午後、私は広島を訪れます。これは第二次世界大戦で命を落とした全ての人々を追悼する機会
であり、核兵器をもはや必要としない世界の平和と安全を求める決意を確認する機会でもあります。
広島訪問は最も痛ましい亀裂でさえも埋め、かつて敵同士にあった日米がパートナーとなるだけでなく、最も緊密な
友人となり、最も強固な同盟国となることが可能だということを示す証左となります

日米同盟の強さは、ここ岩国で端的に示されています。岩国基地は両国の信頼、協力および友好関係を示す好例です。
米国海兵隊は自衛隊と力を合わせ、平和を守り、域内のパートナーと連携し人道支援および災害救援を行っています。
皆さんは、フィリピンとタイを襲った洪水やバングラデシュに壊滅的な被害をもたらしたサイクロンの対応にあたり
ました。2011年の東日本大震災では、救助・救援活動で、極めて重要な役割を果たしました

日米は共に、域内で数え切れない数の人命を救ったのです。 このことは、我々の大きな誇りです。
ここでの皆さんの奉仕は、自由、民主主義、人権、法の支配といった、今日、日米両国が共有する価値観に根ざしてい
ます。その結果、日米同盟は両国だけの安全保障にとって不可欠となっただけでなく、域内および世界において欠くこ
とのできない安定の源であり、繁栄の土台となっています
。皆さんは、我々の生活の質を支える礎なのです。
最後に、日米同盟の本質を如実に語る素晴らしいエピソードをひとつご紹介します。
テッサ・スノー大尉はどこにいますか? この場にいるはずですが、、あっ! いましたね。
スノー大尉はオスプレイのパイロットで、先月の熊本地震の際、自身の飛行隊を率い被災者へ人道支援を行い、物資
を届ける任務を遂行しました。ある日本人一家は自宅の倒壊を恐れ、何日も屋外で過ごすことを余儀なくされました。
皆さんの取り組みにより、その一家をはじめとする多くの被災者が食料や水など必要な物資を受け取ることができた
のです。
さて、その一家ですが、6月に女の子が生まれる予定です。テッサの任務のおかげで助かったことを知り、生まれてく
る子供にテッサにちなんだ名前をつけると決めたそうです。家族は、誠実さ、勇気、責任感、進んで他人を助けようと
する気持ち、といったテッサと同じような素養を備えた大人に育って欲しいと願っているそうです。
これらは、海兵隊の基本的価値観ではないでしょうか?幾世代にもわたって、米軍兵士を特徴づけてきた素養であり、
日米両国が持つ最も優れたものの象徴でもあります。
皆さんの奉仕によって、人間の尊厳と自由に対する日米が共有する決意は、この地域および全世界で、存続していき、
この地域は繁栄していくでしょう
。そして、我々はどこに行っても、希望を広め続けていくでしょう。
私は皆さんを誇りに思います。 日本側に感謝いたします。 米軍をこの上なく誇りに思います。
皆さんと、皆さんの家族に神のご加護がありますように。 そして米国に神のご加護がありますように。
皆さん、ありがとうございました。
(日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です)

The White House HP
Remarks by President Obama to U.S. and Japanese Forces
(アメリカ軍将兵および日本自衛隊員に向けての演説)







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