筑紫の国の片隅で…

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自衛隊員のリスクを語るなら

現在、国会で安全保障関連法案が審議されていますが、野党の議員諸氏は「自国の安全と平和ならびに国益は自分
たちで守る」という当たり前のことが、決定的に欠けているのではないでしょうか・・・。
様々なケースを想定することは重要なことですが、全てを網羅することは不可能ですし、細かな事に拘りすぎて使えな
い制度にしてしまっては意味が無いでしょう。自衛隊員のリスクを主張するのなら、自衛隊を縛るポジティブリストこそ
リスクを高めると問題視すべきで、他国のようにネガティブリストで行動出来るようにすべきであり、国際法に基づいて
行動出来るようすべきである、と指摘するのが本筋ではないでしょうか。
読売新聞が30日付の社説で、<野党は、自衛隊員のリスクばかりを強調するが、安全保障環境の悪化による日本人
全体のリスクも冷静に直視する必要がある>と記しているように、野党は国民のリスクはどうするのでしょうか・・・。
共産党・社民党・民主党や反日マスコミの主張を全面的に否定するものではありません。とはいえ、今般の法案につい
て、せめて「日本人の生命・財産を守る」ための最低限の環境整備だということくらいは、我々国民も理解しておく必要
が有るのではないでしょうか。

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5月28日 衆議院 「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」
民主党 辻元清美議員の質疑
 

余りお薦めはしませんが(イラッ!ときます)この動画を見れば、辻元議員が延々と自説を披歴し続け、なかなか質問を
しようとしなかった様子がよく分かります。
安倍総理は、「辻元議員が、時間がきたのに延々と自説を述べて、私に質問をしないのは、答弁をする機会を与えない
ということであるので早く質問をしたらどうだと言ったが、言葉が少し強かったとすれば、おわびを申し上げたいと思い
ます」と陳謝していましたが、正直言って見ているこちらの方が、「何をグダグダ言っているんだ、質問があるならさっさ
としろよ!」と腹立たしくなります。

自衛隊員は災害救助などの危険な任務を、命をかけて粛々とこなしてきました。それに対し、辻元議員をはじめ民主党
、社民党、共産党、そして朝日などのマスコミが「自衛隊の装備をもっと充実させ、リスクを減らすべきだ」などと主張し
たことなどありません。それが今回は自衛隊のリスクを強調し、「自衛隊員が死んでもいいのか」と声高に非難する。
「はぁ、お前が言うか」と呆れてしまいます。仮にホルムズ海峡に機雷が撒かれれば、我が国のエネルギーと経済封鎖
を意味します。エネルギーが入手困難になり電力供給が停止すれば、間接的に人命が危機に晒されることになります。
民主党のシーレーン防衛に対する認識は3月に枝野民主党幹事長が衆院本会議で、「ホルムズ海峡が封鎖され石油
が入らなくても、快適な生活が送れなくなる程度」と語ったように、危機意識が乏しく、国防意識も希薄なのです。
総理も、野党の舌戦にいちいち応戦する必要はありません。丁寧に答弁すれば話しが長いと非難し、簡潔に木で鼻をく
くったような答弁をすれば、「説明責任を果たしてない」などと騒ぎたてるのは目に見えています。
野党の揚げ足取りを警戒するのは分かりますが、それは野党の常套手段なのですから、「言った」「言わなかった」の
応戦を回避するためにも、野党には言いたいことを言わせて、それに必要最低限の答弁をしておけばいいのです。


5月9日(土)、大阪市浪速区日本橋において、桂駐屯地の第103不発弾処理隊が
不発弾処理を実施。処理した不発弾は2,000ポンド爆弾(1トン爆弾)でした。
5月9日 大阪 不発弾処理
リスクどころではありません、命懸けで不発弾の安全化作業任務を遂行しています。

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2015年5月28日 朝日新聞デジタルより
首相「早く質問しろよ」とヤジ 民主の抗議受け陳謝
新たな安全保障関連法案を審議する28日の衆院特別委員会で、安倍晋三首相が質問者に「早く質問しろよ」と
ヤジを飛ばし、審議が一時中断した。
首相は2月にも野党議員をやじって陳謝しており、国政の最高権力者としての振るまいが改めて問われている。
安倍首相は、民主党の辻元清美氏が機雷掃海を実施することで日本がテロに狙われ、自衛隊にも死傷者が出る
リスクが高まるのではないかと、3分間あまり質問していた場面でヤジを飛ばした。
すぐに同党の長妻昭筆頭理事らが浜田靖一委員長の席に詰め寄って抗議し、審議はストップ。
首相はその後、質問した同党の緒方林太郎氏に対し、「辻元議員が時間がきたのに延々と自説を述べて私に質問
をしないのは、答弁をする機会を与えないということであるので、早く質問をしたらどうだと言ったが、言葉が少し強
かったとすれば、おわびを申し上げたい」と陳謝した。
首相は27日の特別委で、野党からのヤジに対して「議論の妨害はやめていただきたい。少し静かにしてください。
学校で習いませんでしたか」などと反発していただけに、民主の枝野幸男幹事長も「昨日『ヤジはけしからん』と
言った当人だ。政治家、首相として以前に人としていかがなものか」と厳しく批判した。
首相は2月の衆院予算委員会でも、当時の西川公也農林水産相の献金問題を追及する民主党議員の質問に、
「日教組(日本教職員組合)どうするの」などとやじり、陳謝している。
また28日の特別委では、中谷元・防衛相が27日の特別委で維新の党の柿沢未途幹事長に「武力の行使と武器
の使用の違いが本当に分からないのか」と答弁したことに対し、「不適切だった。おわび申し上げる」と陳謝した。
(上地一姫)

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2015年05月30日 読売新聞 【社説】より
安保法案審議 専守防衛の本質は変わらない
安全保障関連法案を巡る衆院特別委員会の審議が本格化している。
与野党は、いかに日本と世界の安全を維持するかという観点から、建設的な議論を展開してもらいたい。
安倍首相は、集団的自衛権の行使の限定容認に関して「専守防衛の考え方は全く変わらない。新3要件で
許容される武力行使はあくまで自衛の措置だ」と語った。
集団的自衛権の行使が可能なのは、日本の存立が脅かされ、国民の権利が根底から覆される明白な危険
があるケースに限られる。
さらに、政府は、「国民の生死にかかわるような深刻、重大な影響」の有無などを総合評価し、行使の可否を
判断する方針だ。相当、厳格な歯止めがかかっている。
世界平和のための自衛隊の活動も、後方支援や人道復興支援に限定され、武力行使は含まれない。
憲法の精神に基づく専守防衛の原則は堅持される、と言えよう。
民主党の岡田代表などは、自衛隊の活動の拡大に伴い、自衛隊員のリスクが高まると主張した。
首相は、「切れ目のない法制と日米同盟の強化で抑止力が高まれば、日本が攻撃を受けるリスクが下がる」
と反論した。
野党は自衛隊員のリスクばかりを強調するが、安全保障環境の悪化による日本人全体のリスクも冷静に直視
する必要がある

集団的自衛権の行使容認や、有事に至らないグレーゾーン事態での米艦防護は、切れ目のない日米共同対処
を可能にする。日本が「守るに値する国」との認識を米国に広めることが、抑止力を高め、日本人全体のリスクを
下げる。
自衛隊の海外派遣について、首相は3項目の判断基準を示した。
「紛争解決の外交努力を尽くす」 「日本が主体的に判断する」 「自衛隊の能力、装備、経験にふさわしい役割を
果たす」である。法律上、自衛隊が可能な任務が拡大しても、実際に派遣するかどうかは政府が自衛隊の能力
などを勘案し慎重に判断するのは当然である。
首相が、過激派組織「イスラム国」と戦う有志連合に自衛隊を参加させないと明言しているのも一つの政治判断
だろう。
野党は基準が曖昧で活動が広がり過ぎる、などと批判する。だが、どのような国際情勢の下、どんな危機が発生
するかを事前に網羅的に想定するのは困難だ。 国会の承認を前提に、政府に一定の裁量範囲を与えなければ、
自衛隊が柔軟かつ効果的な活動をすることはできない


 海自護衛艦「むらさめ」

2015年05月28日 アゴラより
自衛官にリスクを負わせているのは誰か
安保法制の審議で、野党はことさらに「自衛官が負うリスク」について政府を追及している。海外派遣された自衛官の
自殺者の人数まで公表された。これまで自衛隊の地位や処遇をないがしろにし続けて来た、自衛隊嫌いの護憲派の
面々が「自衛官が死んだらどうするんだ!」「自衛官の気持ちを考えろ!」などと言い出した光景には呆れるほかない。
少し前には社民党が「あの日から、パパは帰ってこなかった」という醜悪なポスターを制作した。
「自衛官に死者が出れば、鈍感な国民たちも『戦争法案』に反対の声を挙げるだろう」という思いがミエミエで、もはや
呪いに近いものを感じてしまう。 自衛官の命を利用しようという動機は許し難い。
私は身内に自衛官がいるため、戦後日本における自衛隊・自衛官の苦悩はかなり身近なところで見聞きしてきたつも
りだ。実際に、小学校の頃、担任教師から「自衛隊は嫌われている職業だ」と言われたこともある。
あの衝撃は忘れ難い。80年生まれの私でもそうだったのだから、上の世代はより厳しい状況だったことだろう。
少なくとも、「自衛官が制服で街を歩けない」状態だったことは確かだ。
本土復帰直後の沖縄では、自衛官の子供だからと入学拒否されたり、自衛官や家族が商品販売拒否、タクシー乗車
拒否の目に遭うなどしたという。
かの「japanese only」事件も真っ青の明確な差別だが、新聞などのマスコミが大々的に「自衛隊いじめ」を問題にし
たという話は聞かない。
当時は防衛大学校の学生でさえ「憲法違反」と罵られる経験をしたというし、何せ、ノーベル賞作家が防大生を「現代
の恥」とまで罵った
のだから、自衛隊・自衛官がどんな目で見られていたか、考えるだに気の毒でならない。
過去にはそういった「精神攻撃」ではなく、実際に自衛官の生命がリスクにさらされ、無残にも奪われた事件があった。
1971年の「朝霞自衛官殺害事件」だ。
駐屯地の警衛勤務に当たっていた一場哲雄陸士長を、「赤衛軍」を名乗る新左翼の過激派が刺殺。逮捕されたのは
日本大学・駒沢大学の学生三人で学生運動の流れの中で起きた事件だった。思想に駆られた活動家に、弱冠21歳
の若い自衛官が命を奪われ、殉職した。任務中の自衛官の命を奪ったのは、敵兵ではなく、日本人だったのだ。
この点で護憲派の言う「戦後、九条があったおかげで自衛官は一人も殺されていない」は嘘だ。
「戦闘地域ですらない憲法九条に守られた日本国内で、日本国民が、自らの政治思想の実現のために自衛官を殺し
た」のである
。 模倣犯が出るかもしれない状況下で、全国の自衛官のリスクは一気に高まったことだろう。
朝日新聞は安保法制について5月28日付の社説で、<自衛隊員のリスクが高まるのは明らか>であるとして政府の
方針を批判しているが、この朝霞事件の背景に当時の朝日などの「反自衛隊」論調があったことは、どう考えているの
だろうか。よく知られているとおり、この犯人に当時『朝日ジャーナル』記者だった朝日新聞社の川本三郎氏と、『週刊
プレイボーイ』の記者が活動資金や逃走資金を渡していた。そして両記者は逮捕されている

川本三郎氏はその後、回想録『マイ・バック・ページ』に当時のことを書いており、2011年には映画化もされている。
その映画のキャッチコピーはこうだ。 「その時代、暴力で世界は変えられると信じていた」
その「暴力で世界を変えられる」と信じていた部類の人達や、その思いに同調したような人達が、今も護憲運動に邁進
し(一部転向した人もいるが)、今になって「自衛官のリスクが高まるのは許せない」「自衛官の命を守れ」などと叫んで
いる
。滑稽でならない。
朝日新聞は毎年5月3日前後に「朝日新聞阪神支局襲撃事件」を取り上げる。
1987年、赤報隊を名乗る男が支局内で散弾銃を発砲し、当時29歳だった小尻記者が命を奪われた。勿論この事件
も痛ましいが、朝日新聞はこの事件を「戦後民主主義に対する挑戦」 「言論の自由への攻撃」と受け取り、今も「事件
を風化させるな」と報じ続けている。では朝日新聞は自社の記者がかかわった朝霞事件について「事件を風化させな
いよう」反省し、報道しているだろうか? 答えは否である。
リスクを言い立てる野党の議員や護憲派のお歴々たちは、命懸けの任務や存在そのものが「憲法違反」とされる自衛
官や家族の思いを想像したことが、一度でもあるだろうか。自衛官の名誉や任務に対する評価を積極的に行なったこ
とがあるだろうか。これも恐らくないだろう。
島田雅彦氏は朝日新聞紙上で「憲法は経典」としたが、戦後70年経っても、自衛官は「経典」に反する存在とされたま
まなのだろうか。これは、自衛官に背負わせるには余りに重いリスクではないか。
自衛官のリスクについては、当然のことながら「活動範囲が広がればリスクは高まる」前提で、どうそのリスクを軽減し、
日本の防衛と国際貢献のために、自衛隊が活動すべきなのかを考えなければならない。
勿論、「自衛官のリスク」を言い立てる野党の「逆張り」で、「自衛官は死ぬ覚悟が出来てるぞ!」 「どんどん行かせろ」
「名誉の戦死でアメリカとの同盟が強固になる」などというのも大きな間違いだ。
建設的な議論のために、まずは「自衛隊の活動拡大反対派」が、まず“リスク有りき”の大前提を認めることから始める
べきだろう。
政府側が「リスクは当然あります」と言った途端に、「やっぱりあるじゃないか!」「自衛官が死んでもいいのか!」とやっ
ていては話にならない。
自衛官は、日本で任務に当たっているだけで家族にまでリスクを背負わされた時代が、つい最近まであったのだ。
しかも、そのリスクを背負わせていたのは他でもない、いま自衛官のリスクを言い立てている人たちだったことを忘れて
はならない。

(梶井彩子:特定アジアウォッチャー、「若者が日本を考える」きっかけづくりを目指して雑誌などに寄稿)
梶井彩子Twtter
https://twitter.com/ayako_kajii



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