筑紫の国の片隅で…

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4日付の『新聞ななめ読み』を読んでみたが・・・

池上氏のコラムを読んでみて思うのですが、これを朝日が問題視し掲載を拒んだことが、理解できないということです。
普通の庶民感覚として、池上氏はごく当たり前の事を、当たり前のように疑問視し、苦言を呈し、意見を述べているだけの内容です。
要約すれば、「過ちがあれば訂正するのは当然だが、遅きに失した」「過ちがあれば率直に認め、訂正するなら、謝罪もするべき」だと
苦言を呈したうえで、検証記事について内容が不十分だとして、池上氏が気になった点について幾つか指摘をしています。
そして「新聞記者は事実の前で謙虚になるべき」であり、「過ちは潔く認め謝罪する」のが新聞記者のモラルだろうと説いています。
この程度ものが、自社に不利益になる、などと判断したのなら、朝日の報道機関としての意識の低さに呆れるしかありませんね。

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2014年9月4日05時00分 朝日新聞デジタルより

《オピニオン》 池上彰の新聞ななめ読み

慰安婦報道検証 訂正、遅きに失したのでは

過ちがあったなら、訂正するのは当然。でも、遅きに失したのではないか。過ちがあれば、率直に認めること。
でも、潔くないのではないか。過ちを訂正するなら、謝罪もするべきではないか。
朝日新聞は、8月5日付と6日付朝刊で、「慰安婦問題を考える」と題し、自社の過去の慰安婦報道を検証し
ました。これを読んだ私の感想が、冒頭のものです。
6日付紙面で現代史家の秦郁彦氏は、朝日の検証について「遅ればせながら過去の報道ぶりについて自己
検証したことをまず、評価したい」と書いています。これは、その通りですね。しかし、今頃やっと、という思いが
拭い切れません。今回の検証で「虚偽」と判断した人物の証言を掲載してから32年も経つからです。

今回、「虚偽」と判断したのは吉田清治氏の証言。氏が自らの体験として済州島で200人の若い朝鮮人女性
を「狩り出した」などと証言したと朝日新聞大阪本社版朝刊が1982年9月2日に報じました。その後も朝日は
吉田氏に関する記事を掲載しました。
これについて今回、「読者のみなさまへ」と題し「吉田氏が済州島で慰安婦を強制連行したとする証言は虚偽
だと判断し、記事を取り消します。当時、虚偽の証言を見抜けませんでした。済州島を再取材しましたが、証言
を裏付ける話は得られませんでした」と書いています。裏付けできなければ取り消す。当然の判断です。
ところが、この証言に疑問が出たのは22年前のことでした。92年、産経新聞が吉田氏の証言に疑問を投げか
ける記事を掲載したからです。こういう記事が出たら、裏付け取材をするのが記者のイロハ。
朝日の社会部記者が、「吉田氏に会い、裏付けのための関係者の紹介やデータ提供を要請したが拒まれたと
いう」と検証記事は書きます。この時点で、証言の信憑性は大きく揺らいだはずです。朝日はなぜ、証言が信用
できなくなったと書かなかったのか。今回の特集では、その点の検証がありません。検証記事として不十分です。
検証記事は、「慰安婦」と「挺身隊」との混同についても書いています。
「女子挺身隊」は、戦時下で女性を労働力として動員するためのもの。慰安婦とは別物です。91年の朝日新聞
記事は、女子挺身隊と慰安婦を混同して報じたものだと認めました。
これについて「読者のみなさまへ」というコーナーでは「当時は慰安婦問題に関する研究が進んでおらず、記者
が参考にした資料などにも慰安婦と挺身隊の混同がみられたことから、誤用しました」と書いています。
ところが、検証記事の本文では、「朝日新聞は93年以降、両者を混同しないよう努めてきた」とも書いています。
ということは、93年時点で混同に気づいていたということです。その時点で、どうして訂正を出さなかったのか。
それについての検証もありません。

今回の検証特集では、他紙の報道についても触れ、吉田氏の証言は他紙も報じた、挺身隊と慰安婦の混同は
他紙もしていたと書いています。問題は、朝日の報道の過ちです。他社を引き合いに出すのは潔くありません。
今回の検証は、自社の報道の過ちを認め、読者に報告しているのに、謝罪の言葉がありません。せっかく勇気を
奮って訂正したのでしょうに、お詫(わ)びがなければ、試みは台無しです。
朝日の記事が間違っていたからといって、「慰安婦」と呼ばれた女性たちがいたことは事実です。これを、今後も
報道することは大事なことです。でも、新聞記者は、事実の前で謙虚になるべきです。過ちは潔く認め、謝罪する。
これは国と国との関係であっても、新聞記者のモラルとしても、同じことではないでしょうか。

・……………・……………・……………・……………・……………・……………・……………・

◆池上さんと読者の皆様へ
今回のコラムは当初、朝日新聞社として掲載を見合わせましたが、その後の社内での検討や池上さんとのやり取り
の結果、掲載することが適切だと判断しました。池上さんや読者の皆様にご迷惑をおかけしたことをおわびします。

◆池上さんのコメント
私はいま、「過ちては改むるに憚(はばか)ることなかれ」という言葉を思い出しています。
今回の掲載見合わせについて、朝日新聞が判断の誤りを認め、改めて掲載したいとの申し入れを受けました。
過ちを認め、謝罪する。このコラムで私が主張したことを、今回に関しては朝日新聞が実行されたと考え、掲載を認め
ることにしました。

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2014年09月04日09時52分 毎日新聞より

池上彰さん:「社内外の空気、無視できず」…津田大介さん

ウェブとメディアの関係に詳しいジャーナリストの津田大介さんは、
「池上彰さんの原稿掲載を見送ったことは、慰安婦報道問題の保身としか受け止められず、現場記者の反発を招いた
のではないか。彼らは反旗を翻したのではなく、一ジャーナリストとして、『自分たちが支えてきた朝日新聞』を是正した
いという思いに駆られたのでは」と指摘した。
津田さんはさらに「ネットの炎上や内部からの批判で掲載が決まったのなら、経営陣や幹部が社内外の空気を無視で
きなかったということ。現場記者がソーシャルメディアを使って声をあげることで、組織ジャーナリズムのあり方が変わる
可能性を示したという意味で重要な教訓を残した。しかし、今後この反動で朝日新聞社内で記者ツイッターを制限する
圧力が高まるようなら意味はない」とくぎを刺した。

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2014年9月3日19時52分 J-CASTニュースより

池上彰氏が中止求めた朝日の連載「あす再開」 社内外からの非難轟々で考え直す?

ジャーナリストの池上彰さんが「信頼関係が崩れた」と中止を申し出た朝日新聞の連載が、2014年9月4日付朝刊で
再開されることが分かった。朝日側がJ-CASTニュースの取材に明らかにした。
池上さんの原稿掲載拒否を巡っては社内外から批判が相次いでおり、それを受けて考え直した可能性がありそうだ。
慰安婦報道の検証記事を出してから朝日新聞は、報道は捏造だったとする週刊誌などへ抗議を繰り返し、誤報したこ
とへの謝罪も拒んだ。

◇慰安婦報道への謝罪を求める原稿をボツにされ
さらに、朝日を攻撃する週刊誌に対しては広告掲載拒否に及んだが、今度は自由な論評への口封じともみられかねな
い出来事が起きた。
週刊文春サイトの2014年9月2日付記事によると、池上彰さんは朝日新聞に月1回書いている連載「新聞ななめ読み」
で、朝日の検証が不十分だとして、「朝日は謝罪すべきだ」といった内容の原稿を出したところ、ボツになった。
8月29日掲載予定だったが、朝日の幹部が「これでは掲載できない」と池上さんに通告してきたというのだ。
池上さんは、すかさず「では連載を打ち切ってください」と申し出た。
こうした経緯は、朝日の関係者が自社の「今回の反応は異常」だとして、文春に明かしたという。
文春の取材に対し、池上さんは連載打ち切りを申し出たことを認め「これまで何を書いてもいいと言われていた信頼関
係が崩れた」とその理由を説明したとしている。
池上さんの思い切った連載中止宣言について、ネット上では「朝日の圧力に屈しない池上△」といった賞賛の声が上が
った。一方で、朝日新聞については、「これは酷い言論弾圧!」「もう本当に信用されなくなる」といった非難が巻き起こっ
ている。朝日の現役記者からも、池上さんの原稿掲載を拒否したことにツイッターで怒りの声が出ているほどだ。

◇ボツ原稿をそのまま載せるかなどは分からず
会社の内部からも表立って批判が出る事態になり、メディアジャーナリストの津田大介さんは、
「ここのところの朝日新聞の一連の不祥事でもこれは極まった感があるな。もうホントにダメなのかも」とツイッターでつぶ
やいた。つまり、朝日の終わりが始まったのではないかというのだ。
池上彰さんが連載打ち切りを申し出たことについて、報道によると、朝日新聞社の広報部では「連載中止を正式に決めた
わけではなく、池上彰氏とは今後も誠意を持って話し合う方針です」と説明していた。
そこで、J-CASTニュースが今後の見通しなどについて取材すると、広報部では、次のようにコメントした。
「弊紙の連載『池上彰の新聞ななめ読み』の次回記事について、弊社は筆者の池上彰さんと話し合いを続けておりました
が、4日付朝刊で掲載することになりましたので、お知らせいたします」
ただ、コメントでは、ボツになった原稿をそのまま載せることにしたのかなど、具体的な掲載内容は分からなかった。
なお、社内から表立って批判が出ていたことについては、「弊社は、『つぶやく記者』に登録した記者が、ツイッターで個人の
見解を述べることを認めています」と答えている。

  *  *  *  *  *  *  *  *  * 

2014年9月4日07時49分 J-CASTニュースより

新潮は広告スペースの9割が朝日批判

この日の紙面には、1週間前には掲載を拒否した週刊文春と週刊新潮の広告も掲載された。両誌とも広告スペースの半分
以上が朝日新聞批判で、「売国」「誤報」といった単語が黒塗りにされた。
新潮は、広告のスペースの9割を朝日批判に費やし、短い記事を数本まとめた「ワイド特集」も「朝日は昇らず」と名付けた。

多数ある朝日関連の見出しで黒塗りされたのは、「『日中友好の碑』を『対立の碑』に変質させて懲りない『売国ご注進』」
「もう一つの火薬庫『吉田調書』『誤報』で朝日はもはや生き残れない」の2本。それぞれ「売国」「誤報」の表現が黒塗りに
された。
文春の広告では、「朝日新聞の断末魔」と題して、スペースの約6割を朝日批判にあてた。そのうち、「美人秘書と中国不正
出張していた 若宮啓文元前主筆」という見出しの「不正」の部分が黒塗りされた。

池上コラムの非掲載については、社内外から厳しい批判が出ていたが、今回の公開された内容をもとに、どのような経緯で
これが非掲載になったのか、判断がおかしかったのでは、など現首脳部にさらなる説明を求める動きも出てきそうだ。
また、池上氏の「遅きに失した」「お詫びがない」などという指摘に対し、今後、朝日がどう対応するのかも問われることにな
りそうだ。



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