筑紫の国の片隅で…

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

共同通信が虚報を配信か…

「美味しんぼ」騒動のおかげで、1冊の書籍についての共同通信配信記事をめぐる問題が殆ど
注目されていません。
発端は、5月8日に共同通信が配信した「南京虐殺否定を無断加筆」という記事でした。
記事は『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』(ヘンリー・S・ストークス著/祥伝社新書)
の内容に関するもので、日本軍による「南京大虐殺はなかった」と主張した部分は、著者に無断
で翻訳者が書き加えていた、というものです。
私もこの本を読んでいましたので「まさか、そんなことが・・・」と、俄かには信じられませんでした。
この記事は翌日、毎日や東京新聞など各紙が報じたようですが、何故か朝日は報じていません。
こういう事には敏感に反応し、糾弾記事で叩くはずの反日朝日が見逃すはずがありません。
藤田氏によれば、朝日から数回の問い合せがあり、背景を説明したとのことですが、その程度で
朝日が報じるのを止めるとは思えないのですが・・・。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2014年05月08日 共同通信

南京虐殺否定を無断加筆 ベストセラーの翻訳者

米ニューヨーク・タイムズ紙の元東京支局長が、ベストセラーの自著「英国人記者が見た連合国
戦勝史観の虚妄」(祥伝社新書)で、日本軍による「『南京大虐殺』はなかった」と主張した部分は
、著者に無断で翻訳者が書き加えていたことが8日明らかになった。
英国人の著者ヘンリー・ストークス氏は共同通信に「後から付け加えられた。修正する必要があ
る」と述べた。翻訳者の藤田裕行氏は加筆を認め「2人の間で解釈に違いがあると思う。誤解が
生じたとすれば私に責任がある」と語った。
同書はストークス氏が、第2次大戦はアジア諸国を欧米の植民地支配から解放する戦争だった
と主張する内容。「歴史の事実として『南京大虐殺』は、なかった。それは、中華民国政府が捏造
したプロパガンダだった」と記述している。
だがストークス氏は「そうは言えない。(この文章は)私のものでない」と言明。「大虐殺」より「事件」
という表現が的確とした上で「非常に恐ろしい事件が起きたかと問われればイエスだ」と述べた。
藤田氏は「『南京大虐殺』とかぎ括弧付きで表記したのは、30万人が殺害され2万人がレイプされ
たという、いわゆる『大虐殺』はなかったという趣旨だ」と説明した。
だが同書中にその説明はなく、ストークス氏は「わけの分からない釈明だ」と批判した。
同書は昨年12月に発売、約10万部が売れた。ストークス氏単独の著書という体裁だが、大部分は
同氏とのインタビューを基に藤田氏が日本語で書き下ろしたという。
藤田氏は日本の戦争責任を否定する立場。ストークス氏に同書の詳細な内容を説明しておらず
日本語を十分に読めないストークス氏は、取材を受けるまで問題の部分を承知していなかった。
関係者によると、インタビューの録音テープを文書化したスタッフの1人は、南京大虐殺や従軍慰
安婦に関するストークス氏の発言が「文脈と異なる形で引用され故意に無視された」として辞職した。
 (共同=ベン・ドゥーリー、木村一浩)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これに対し、出版元の祥伝社が5月9日、「共同通信の取材に基づく一連の記事は、著者の意見
を反映しておらず、誤りです」などとするストークス氏の署名入りのコメント文書をホームページ
に掲載しました。一方、翻訳者の藤田裕行は自身のFbで、この記事について反論しておられます。
さらに、5月14日に日刊SPAが検証記事を報じました。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

祥伝社HP掲載のお知らせ
『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』
に関する各社報道について
(PDF)
 
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
《藤田 裕行Fb 5月12日》より
ねつ造したのは、共同通信の木村記者です。
5月8日の10:30から30分の取材では、ストークス氏が日本語の文章の意味を、誤解していた。
そこで取材の後に、英文でストークス氏の考えを書き、共同通信の木村記者にメールしました。
私は「誤解がないようにお願いします」と木村記者に伝えました。木村記者は「ニュースはまだ
配信していない」と述べました。
上記の内容は、共同の記事が配信される前の時点で、記者は把握していました。しかし、それ
を黙殺して記事を配信したのです。これは、誤報ではなく、恣意的な虚報です。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
5月14日 日刊SPA! より
「南京大虐殺なかった」と無断加筆 共同通信誤報に翻訳者が反論

著書に『南京大虐殺なかった』と無断加筆――。そんな扇情的な見出しがネット上で拡散した
のは、先週5月8日のことだった。 記事配信のソースは共同通信。
米フィナンシャル・タイムズ紙やニューヨーク・タイムズ紙の東京支局長を歴任したヘンリー・S・
ストークス氏が上梓し、現在ベストセラーとなっている『英国人記者が見た連合国戦勝史観の
虚妄』(祥伝社新書)の中にある一部記述を巡って、著者である同氏の許諾なく、翻訳者が「
『南京大虐殺』などなかった」と無断で加筆したとする糾弾記事だった。
槍玉に挙げられた「翻訳者」藤田裕行氏は、外国特派員協会所属の国際ジャーナリストでも
ある。共同通信の取材に対し藤田氏は、「『南京大虐殺』とかぎ括弧付きで表記したのは、30
万人が殺害され2万人がレイプされたという、いわゆる『大虐殺』はなかったという趣旨だ」と
説明しているものの、著者であるヘンリー・S・ストークス氏は「『わけの分からない釈明だ』と
批判した」と書かれている。
額面通りに受け取れば、著者の意向を無視した翻訳スタッフの暴挙と取られても仕方のない
話だが、不思議なことに記事の出た翌日9日には、今度は出版元から著者であるストークス氏
の名で「(無断で加筆したとする)一連の記事は誤り」であり、問題とされた記述についても「訂
正する必要を認めません」と、今回の報道を全面否定する見解が出されたのだ。
なぜこのような事態になっているのか。今回の改ざん疑惑の当事者である藤田裕行氏が話す。
「共同が配信したのは、明らかに意図的なねつ造記事です。今回の記事では、当該書籍の第5
章の最後の、特にラスト2行に問題があるといった書かれ方をしましたが、全編を読んでもらえ
れば誰にでも納得してもらえる書き方をしており、悪意のある虚報としか言いようがありません」
実際に問題とされている「第五章 蒋介石、毛沢東も否定した『南京大虐殺』」の最後の一文
を以下に引用してみよう。
 
 <国際委員会の報告によれば、南京に残っていた人口は、南京戦の時点で20万人だった。
  しかし、南京が陥落してから人口が増え始め、翌一月には、25万人に膨れ上がった。
  戦闘が終わって治安が回復されて、人々が南京へと戻ってきたのだ。 このことからも、
  「南京大虐殺」などなかったことは明白だ。歴史の事実として「南京大虐殺」はなかった。
  それは、中華民国政府が捏造した、プロパガンダだった。>
 ※『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』(祥伝社新書)122頁から

繰り返しになるが、今回の記事には、「30万人が殺害され2万人がレイプされたという、いわゆる
『大虐殺』はなかった」とする藤田氏の弁明が掲載されているのだが、このコメントの直後、「(そ
うは言っているものの ※編集部註)同書中に説明がない」と斬り捨てている。
だが、本書を丹念に読み返してみても、記者が「説明がない」と主張する根拠は、膨大な資料の
引用とともに随所で触れられており、よほど偏った読み方をしなければ、ヘンリー・S・ストークス
氏が、そもそも南京で起こった歴史的真実を論じる際、「大虐殺」という表現を使うべきではない
と考えていることは容易に窺い知れるのだ。 藤田氏が続ける。
「インタビューが始まったときから、ストークス氏は日本語の意味を誤解して質問に答えていま
した。取材後に彼の誤解を解き、すぐ担当記者にメールでストークス氏の英文の見解も送って
います。見解は、9日に出版社が出したものと同様の内容ですが、8日の共同通信の記事配信
がされる前に出しているのです。取材をした日本人記者は、『まだニュースは配信していません。
藤田さんの意向は了解しました』と電話で言明した。それにもかかわらず、それらをすべて無視
して記事を配信させた罪は重い。これは、著者のストークス氏を陥れたも同然の捏造報道だ」
問題となっている本書のまえがきには、こんな一文がある。

 <いま国際社会で「南京大虐殺がなかった」と言えば、もうその人は相手にされない。
  ナチスのガス室を否定する人と同列に扱われることになる。これは厳粛なる事実だ。
  だから慎重であらねばならない。>  ※同4頁から

著者であるヘンリー・S・ストークス氏は、繰り返しこの自らのスタンスを繊細に、かつ旗幟鮮明に
述べており、それでも「日本が日本の立場で、世界に向けて訴え続けていかなければ、これは歴
史的事実として確定してしまう。
日本はこれまで、こうした努力が異常に少なかった」と警鐘を鳴らしている。
今回の共同通信の第一報を受け、中国系メディアは、ここぞとばかりに「日本の翻訳者が『右翼
宣伝』」(Record China)、「誰かの発言のように装って主張するのは卑怯だ」(環球時報)などと報じ
ている。
ここ数年、日々“ジャパン・ディスカウント運動”に精を出すかの国に対し、一矢報いる問題提起と
してはうってつけの本であったため、このような騒動になってしまったことが残念でならない。

<取材・文/日刊SPA!取材班>

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2014年5月17日 一般社団法人日本報道検証機構
【GoHooインタビュー】
「南京大虐殺」否定説の真相/ベストセラー著者ヘンリー・ストークス氏に聞く



マスコミの誤報を収集、検証するウェブサイト『Gohoo』(日本報道検証機構)が、5月18日に
この問題についての詳細な検証記事を載せています。

南京大虐殺否定「翻訳者が無断加筆」 著者ら否定

==============================================

2014年2月23日 産経ニュース 【書評】より

『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』
(ヘンリー・S・ストークス著/祥伝社新書・840円)

日本の主張を見事に代弁
この本は昨年12月に発売され、はや5万部が売れた。
日本が世界に発信したい主張が、英国人著者により見事に代弁されているからか。
著者は、東京オリンピック開催の1964年に来日。当初はイギリスのフィナンシャル・タイムズ、その
後、ザ・タイムズ、ニューヨーク・タイムズの東京支局長を歴任。
「ジャーナリストとは、疑う能力だけが特技で、またそのように訓練された。事実を目にするまでは
信じない」姿勢で、日本にアジア各国に真摯に向き合った。その結果、三島由紀夫と信頼関係を
築き、氏の行動の真意を最も理解した外国特派員となった。今年で在日50年。特派員最古参で
ある。しかし子供時代は、戦後のイギリスで圧倒的量で報道された「日本悪玉論」に洗脳された。
「南京大虐殺」も長く信じていた。疑問を持つきっかけは、『「南京事件」の探求』(文春新書2001年
刊)の著者、北村稔立命館大学教授の講演だった。
事実に目を開かされ、独自に調査した著者の結論は「情報戦争における謀略宣伝」だった。
日本の保守派と呼ばれる人たちの「アジアを侵略したのは、イギリスでありアメリカ。
日本はアジアを解放した」との主張に対しても「イギリスから見れば、大英帝国の植民地を侵略し
た日本だが、日本側には日本の主張があってしかるべき。
日本の立場を敵国だったイギリスやアメリカは主張しない」と公平だ。いや、“敵国”という言葉は
彼らの感情を表すには不十分だ。
日本軍が大英帝国を崩壊させたことは「人間-西洋人-の真似をしていた猿が、人間の上にた
つかのごとき衝撃を西洋文明そのものに与えた」と言うのだから。この衝撃を根底に東京裁判が
あった。当時の関係者は、著者の取材に「法廷には恐ろしい気配が充満していた」と語る。
東京裁判の全てが不法だったと論じる著者は、“感情”という事実にも向き合って真実を求める。
それでもなお、「真実を報道するのは実に難しい」。
ジャーナリストに、メディアが持つ巨大な力の自覚を促し、横暴さを戒める。

評・井口優子(評論家)



関連記事
スポンサーサイト

テーマ:大手メディアが伝えない情報 - ジャンル:ニュース

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://metalhorse.blog.fc2.com/tb.php/279-516a10b0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。