筑紫の国の片隅で…

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安倍総理トルコ再訪

安倍総理は28~30日の日程でトルコ共和国を訪問しました。前回訪問からわずか半年という異例の

再訪となりますが、今回は、「ボスポラス海峡横断地下鉄」の開通式典出席が主な目的でした。

 

 

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安倍総理 トルコ・海底トンネル開通式での祝辞
 


~平成25年10月29日 外務省HPより~
マルマライ・プロジェクト開通式典における安倍内閣総理大臣スピーチ
ギュル大統領閣下、チチェッキ国会議長閣下、エルドアン首相閣下、御列席の皆様、トルコ建国
90周年を心からお祝い申し上げます。
トルコの皆様は、歴史と伝統を重んじながら、近代化という難題と折り合いをつけてこられました。
アジアの東端、長い伝統を持つ国から来た私たちには、アジアの西端にある皆様のご苦労が、よく
分かります。トルコとその人々に、とこしえの栄光と、幸がありますように!!
そして今日、建国90周年の佳き日に、アジアと欧州を分かつ海峡を、鉄道で連結するという1世紀半
の夢、1860年に最初の設計図が描かれてこの方、諦めずに保ってこられた夢を、皆様はとうとう実現
なさいました。本当に、おめでとうございます!!
5月にエルドアン首相とお会いした時、東京とイスタンブールはオリンピック開催をめぐって競い合って
いました。私たち2人はあの時、どちらが勝っても一番にお祝いしようと約束しました。
9月7日、ブエノスアイレスで開催地が東京だと決まった時、エルドアン首相は誰より先に私のところへ
やって来て、祝福の抱擁を与えてくれたのです。
エルドアン首相…、私はあの時、首相の勇気と友情に、心の底から感銘を覚えました。
今度は、私がエルドアン首相を祝福する番です。今年の5月、首相は身を乗り出しておっしゃいました。
マルマライのプロジェクトがいかに大切か、トルコにとってその完成が、どれほど悲願であったかという
ことを。開通式典に、ぜひ来てくれと、おっしゃいました。
皆さん私は、名誉に思います。首相との約束を果たすことが出来たのですから。
約60メートルの深さに、沈埋工法でトンネルをつくった前例など、ひとつもないのだと聞きました。
水深によって流れを変える強い水流は、専門家という専門家に、「不可能に近い工事だ」と、言わせた
とも聞いています。
トンネル工事を指揮したお一人、大成建設の小山文男さんという方は、それでも成功できた訳は何だ
と聞かれ、「諦めないことだ」と答えています。「諦めないことが成功への第一歩、そして最後の一歩
だった」という小山さんの言葉は、工事がどれほど難しかったか、全てを語っているではありませんか。
工事に携わったトルコ、日本、そして関係者全ての皆さん、皆さんのお仕事を世界は今、讃えています!!
いつまでも地図に載り、世代を継いで歴史に残る大事業のパートナーとして、トルコの皆様が、日本と
日本の企業を選んでくださったことに、改めて御礼申し上げます。
さあ次は、東京発イスタンブール、そしてイスタンブールからロンドンにつながる新幹線が走る夢を一緒
に見ましょう。いまや力強い経済を獲得したトルコと、日本は、G20の仲間です。
今年の5月、われわれ両国は、戦略的パートナーとして、外交面はもちろん、安保でも経済でも、対話と
協力を深め、世界のため、ともに働くことを誓い合いました。世界に平和と安定をもたらそうとして働く
トルコと日本は、この広いアジアを東西から支えるふたつの翼です。
皆様にとって150年来の夢が実現した日、東西を連結する偉大な都市イスタンブールの地を踏んで、
私の脳裏には、しきりとそんなイメージが去来しました。アジアに平和を。そして繁栄を。
トルコと日本は、アジアを飛翔させるふたつの翼、両翼なのです。
テシェッキュル・エデリム(ありがとうございました)。
  

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平成25年10月30日 外務省HPより

安倍総理大臣のトルコ訪問(概要)
 

 

1.主な行事等
10月28日
 (1)トプバシュ・イスタンブール市長の表敬
 (2)マルマライ・プロジェクトJV(大成建設他)主催レセプション参加

10月29日
 (3)エルトゥールル号乗組員子孫及びテヘラン空港邦人救出機パイロット等関係者の表敬
 (4)トプカプ宮殿視察
 (5)マルマライ・プロジェクト開通式典参加
 (6)日トルコ首脳会談及び共同記者会見
 (7)エルドアン首相主催各国首脳・閣僚との夕食会参加

 

2.日トルコ首脳会談の概要
29日午後8時20分(日本時間30日午前3時20分)から約50分間、トルコ首相府イスタンブール分室
においてエルドアン・トルコ首相と首脳会談を行い、その後約45分間、トルコと関係の深い日本企業
トップを交えた会合を行った。
その後、両首脳は共同記者会見を行った。首脳会談の概要は以下のとおり。

 

【政治・地域情勢】
・ 地勢的要衝にあり、多方向外交を展開しているトルコとの間で,安全保障戦略面での対話を深める
 ことで一致した。また、両国首脳や外相がより頻繁に会談することが重要であるとの認識の下、総理
 から、エルドアン首相の早期の訪日を歓迎するとともに、またダーヴトオール外相の訪日で両国関係
 をより緊密なものとしたい旨述べた。
・ 総理から日本の対シリア支援について紹介するとともに、ジュネーブ2の実現に向け連携していくこと
 で一致した。またイランについて総理から、先般ローハニ大統領と会談し、近く岸田外務大臣を派遣
 することなど、核問題の解決に日本として貢献していく旨述べた。

 

【経済】
・ シノップ原発プロジェクトについて、日本企業側とトルコ政府との間で商業契約(HGA:施設国政府
 契約)の交渉が終了し合意に至ったことを歓迎し、「原子力エネルギー及び科学技術分野における
 協力に関する共同宣言」に署名した。
・ 5月にエルドアン首相から提起のあった、トルコ航空の増便について、成田便の増便、名古屋便の
 新設に政府間で合意に達したことを確認した。
・ エルドアン首相から、農産物を含めた貿易や投資面への、特に日本側における拡大への期待が表明
 された。総理からは、日本産食品の放射性物質規制に関し、年末に向けてのトルコ側における見直し
 に期待している旨述べた。

 

【文化・教育 】
・ 総理から、5月の訪問の際に合意した日トルコ科学技術大学について、日本側で検討委員会を設立
 したことを紹介し、トルコの検討委員会の早期訪日、日本の各大学の教育現場の視察、日本側との
 合同委員会実施を提起した。
・ 2015年の公開を目指して進められているエルトゥールル号事件とテヘラン邦人救出をテーマとする
 日トルコ合作映画について、2015年公開に向けて協力することで一致した。
 …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… ……

 

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(10月30日西日本新聞)

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親日トルコへ 日本からの支援・ODA(日本とトルコ)
 

 

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2013年10月29日 毎日新聞 【イスタンブール:宮島寛】
安倍首相:トルコ地下鉄開通祝う
トルコを訪問している安倍晋三首相は28日夜(日本時間29日未明)、ボスポラス海峡横断地下鉄の
開通を祝う会合に出席した。
日本政府が円借款を供与し、約1.3キロの海底トンネル部分の建設にはゼネコン大手・大成建設も
参加。首相は「日本とトルコの友好のシンボルとし、両国関係が進展することを期待する」と述べた。
地下鉄はボスポラス海峡に海底トンネルを通し、欧州側とアジア側を結ぶ。
水深が最大約60メートルに達し、海流も複雑なため、大成建設は海上から巨大な筒を沈め、海底面
に埋める工法を発案。
首相は29日午後(日本時間同夜)、開通式典にも出席しエルドアン首相と一番列車に乗り、日本の
技術力と両国の友好関係をアピールする。

 

 

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大成建設:ボスポラス海峡トンネル篇CM
 


2013年10月30日 水曜日 建設工業新聞より
トルコ・ボスポラス海峡トンネル完成/横断地下鉄、10月29日開業/施工は大成JV
アジアと欧州を隔てるトルコ・イスタンブールのボスポラス海峡に海底トンネルが完成し、29日に
地下鉄運行が始まる。
全長76.3キロの鉄道整備「マルマライプロジェクト」のうち、大成建設と現地企業のガマ、ヌロール
の3社JVが施工した「BC1工区」13.6キロが先行開業する。
海峡横断部は1.4キロ。海底60メートルという世界最深の沈埋トンネルを構築した。
海底トンネルは、オスマン帝国時代から計画があり、「トルコ150年来の夢」とされてきた。
総事業費は3,901億円。
BC1工区の建設、コンサルティングには日本から過去最大級の円借款1,532億円が供与された。
コンサルはオリエンタルコンサルタンツ、海外鉄道技術協力協会、トルコのユクセルのJVが担当した。
BC1工区は、アジア側の在来線アイリリクチェスメ駅から新設するウスクダル駅、シルケジ駅、イェニカ
プ駅、カズリチェシュメ駅まで。
ウスクダル~シルケジの一部が海底トンネルで、その前後はシールドトンネルが主体。
大成JVは、トンネル本体や新設各駅を建設した。
工事は04年8月に着手し、海底トンネルの沈設を08年9月に完了、アジアと欧州を結ぶトンネルは
11年2月に貫通した。
大成JVの契約工事は完了したが、遺跡発掘によって工事が一時中断した、シルケジ駅の残工事を
めぐる協議が続いている。残工事は、15年までかかる見通しだ。
29日は同国の建国記念日で、エルドアン首相の招待で安倍晋三首相も出席して開通式が行われる。

海峡には欧州側の商業地区とアジア側の住宅地区を結ぶ2本の橋があるが渋滞が深刻化。
地下鉄の開業に大きな期待が寄せられている。

 

 

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2013年10月30日 ウォール・ストリート・ジャーナル【イスタンブール】
 

トルコにアジアと欧州結ぶ新トンネル―安倍首相が開通式に出席
トルコのエルドアン首相は29日、オスマン・トルコ帝国が1860年にボスポラス海峡で分かたれている

欧州とアジアをつなぐことを提案して以来、トルコの指導者が夢見てきたトンネルの開通式を行った。
総額55億トルコリラ(約2,720億円)を投じて完成したマルマライ・トンネルは世界で最も深い所を走る
鉄道トンネルで、総延長13.6キロメートル。鉄鋼とコンクリートで作られ、海底部分は1.4キロ、最深部
は62メートルある。このトンネルを使った地下鉄も運行(当初15日間は無料)を開始した。
今後2年のうちに長距離旅客車の運転も始まり、最終的には貨物輸送も行われ、イスタンブールを国際
ハブする努力の一環となる。
建設は少なくとも8,000年前のものとみられる遺跡にぶつかったことから4年遅れた。
トルコ政府によれば、通過するのにわずか4分しかかからないこのトンネルを使った乗客輸送量は1日
に最大150万人で、同国の慢性的な交通渋滞を20%減らすことができるという。
トンネルは大成建設を中心とした日本とトルコのコンソーシアムが建設を担当し、資金は日本の国際
協力機構(JICA)が提供した。トルコの与党・公正発展党はこのプロジェクトを「世紀のプロジェクト」と
呼んだ。同党は開通式をトルコ建国90周年の日に行った。
トルコが地域の大国になることを目指すなかで、当局者はこのトンネルを、世界全体にとって重要な、
北京とロンドンを結ぶ最後の陸地接合部と位置付けた。
エルドアン首相は人々が歓声を上げて国旗を振るなか、安倍晋三首相らの来賓を前に、「われわれは
今日、この大規模プロジェクトによってトルコの価値を高めるとともに、民主的な共和国が安定と信頼
兄弟愛、それに連帯によって何を成し遂げられるか証明した」とし、「マルマライは両大陸を結び付ける
のと同様に人々と国々を一つにする」と強調した。
トルコ政府の同プロジェクトの推進によって同国ではインフラ・建設ブームが起こり、エルドアン首相は
これを背景に2002年に首相の党が政権を取って以来、同国の経済規模をそれまでの3倍の7,860億
ドルにまで拡大することができた。首相はこの成功の勢いに乗って、建国100周年を迎える23年までに
国内総生産(GDP)を2兆ドルに増やして、世界の10大経済国の仲間入りすることを目指している。
総額4,000億ドル以上の大規模インフラプロジェクトによって、今後10年で同国GDPは再び大きく成長
するとみられる。
同国政府の野心的構想には、世界最大の空港建設、イスタンブールの欧州大陸側を通る運河をつくり
商業船舶用に黒海とマルマラ海をつなぐこと、地震に備えた都市部の再開発計画などがある。
アナリストは、経済が減速し、今後リスクが高まるとみられるなかで、増え続ける金融と政治的圧力によ
って政府のプロジェクト資金調達能力が損なわれる恐れがある、と述べている。
メドレー・グローバル・アドバイザーズ(ロンドン)のエコノミスト、ナイジェル・レンデル氏は「国際的に資
金を調達するのは非常に難しくなるだろう」とし、その理由の一つとして、米連邦準備制度理事会FRB)
が来年、トルコのような開発途上国への流動性流入を促してきた量的緩和策をやめる公算が大きいこ
とを挙げた。同氏は「第2はより重要なことで、今年夏の反政府抗議行動でトルコへの信頼が損なわれ
エルドアン首相は国際社会から独裁者と見られた」と指摘した。
約10年にわたるトルコの政治的安定は今年6月、大規模な反政府運動で打ち砕かれた。
抗議運動はまだ続いているが、規模は小さくなった。トルコはまた、来年3月の地方選を皮切りに選挙
サイクルに入り、これは15年6月の国政選挙まで続く。
トルコの銀行は9月、国際的な貸し手が提供を渋るなかで、ボスポラス海峡をまたぐ3番目の橋の建設
資金23億ドルを融資した。政府は資金の貸し手が現れないため、当初60億ドルとしていたプロジェクト
の規模を縮小せざるを得なくなった。それでも政府当局者たちは、今後のインフラプロジェクトに必要な
約3,000億ドルの資金調達が難しくなるとは見ていない。
ユルドゥルム運輸相は27日、「金融面でいかなる問題も生じないだろう」とし、「グローバルな事情から
誰もがトルコのような安定した国に投資しようとしているためだ。世界では至る所で経済危機や戦争が
起きているが、トルコには経済的安定と成長がある。国際機関がトルコに資金を貸さないなら、これら
の機関は資金を酢漬けにでもしておいた方がいい」と語った。
選挙が迫るなかで、プロジェクトを推進していくことはエルドアン氏にとって極めて重要だ。
イスタンブールの高層ビルや過去10年間でハイウエーが4倍になった道路プロジェクト、それに消費者
の貪欲な需要を示すきらびやかなショッピングモールによって、トルコでの生活は変わった。
その結果、首相の支持率は02年の34%から11年の総選挙時には50%にまで上昇した。
エルドアン首相は新しいトンネルによって、イスタンブールの両岸をつなぐことだけを考えているわけで
はない。同時に、自分をオスマン・トルコの先祖たちと結び付け、トルコの将来の繁栄の基礎を築くこと
によって、そのリーダーシップを確固としたものにしようとしているのだ。 (By EMRE PEKER)

 

 

 

 

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