筑紫の国の片隅で…

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「八重山日報」に載った、60代男性の手紙

4月12日、沖縄の地方紙「八重山日報」に載った小さな記事ですが、ちょっと気なっていました。
沖縄市在住の60代男性から届いた手紙の話しです。これだけで終わりかと思っていたところ
後日、その手紙の内容が紹介されていました。
それを読んで、共感を覚えたり、納得したり、そして反省する点が有ったりと、とても考えさせられる
内容でした。この手紙をどう読むかは、人それぞれだと思いますが、戦後世代の多くの方に読んで
もらいたい、と感じましたので紹介させてもらいます。
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~2013年4月12日 八重山日報 【金波銀波】より
八重山教科書問題で…
八重山教科書問題でマスコミの激しいバッシングを浴びた玉津博克・石垣市教育長に、先月
沖縄市に住む60代の男性から手紙が届いた。
2年前、報道を読んで憤り、玉津氏に「万死に値する」という抗議文を送ったという。
しかし教科書問題をきっかけに、歴史を勉強し直し「戦後の『左翼自虐史観』に自分もどっぷり
浸かっていた」と気づく。その頃、本社記者が執筆した「国境の島の『反日』教科書キャンペーン」
(産経新聞出版)で、自らが玉津氏に送った抗議文が紹介されているのを知り「玉津氏への失礼
を思い出し、お詫びを兼ねて」手紙を送った。
「私は一方的にあなたを非難しました。申し訳ありませんでした」と謝罪。「改革ご苦労さまでした。
お身体ご自愛下さい」と結んでいる。
玉津氏は男性について「60歳近くになって考えを変えられるのは、大したこと」と驚く。
2年前には「県民の敵」扱いされた玉津氏だが、県内でさえ、こうした再評価の動きが始まっている。
県外ではすでに「改革者」としての評価が定着しつつある。
人間の評価とは、一定の時間が経ったり、場所が異なったりすれば、こうも逆転してくるのである。
八重山教科書問題が住民にとって、興味の尽きぬ絶好の「教材」になったことは間違いない。
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~2013年4月27、29日 八重山日報より

玉津教育長への手紙』 田村 文夫

前略、突然のお便り失礼いたします。
一昨年8月の教科書採択問題に関連して、私は貴氏の属する採択協議会宛に抗議ファックス
を二度送付しました。
採択が迫った8月2日には切迫した思いで「つくる会系を採択すれば罪、万死に値する」と書き
2回目では「クーデター的採択で、玉津氏とその同調者は、県民に唾を吐くつもりか」と書き
貴氏を名指しで激しく責めました。 又、中山市長には、貴氏の更迭を求める手紙も出しました。
当時の私にとって、沖縄戦・集団自決強要の歴史の書き換えは許せないことでした。
右翼的な「新しい歴史教科書をつくる会」系列の教科書は、史実を歪曲している。
私は決め付けでそう思っていました。
私は復帰前の1969年に、本土復帰をめぐって問題になっていた沖縄関係の本を読んで、沖縄の
歴史と現実に驚きました。翌年春、現地を見ようと野次馬魂で沖縄に来て復帰協の事務所を訪ね
平和通りでカンパ活動をしていた学生達と話をし、帰京後は安保・沖縄関係の集会やデモによく
参加する事になりました。
沖縄戦と県民の犠牲を知ったことから、全基地撤去の復帰支援デモに行ったのですが、沖縄だけ
でなく中国・朝鮮をめぐる近・現代史を学ぶ講演会へも良く行き、そうした本も買って読みました。
そして戦前の日本は、極悪の帝国主義・侵略国家だったと思いました。その巨悪の帝国の子孫で
ある自分という存在を、そのまま肯定はできませんでした。当時行った言葉に「自己否定」という
言葉がありましたが、そうした心情でいました。
「巨悪の帝国・日本軍国主義」の復活を許さず、真の民主主義的平和国家に再生させてこそ
沖縄・朝鮮・中国・アジアの人達に顔向けが出来るし、日本国と自己の肯定も可能と思っていま
した。72年の本土復帰後は、左翼運動の体質的問題点に疑問を持ち、特別な集会以外は行き
ませんでした。
社会主義国の中国とベトナムの領土戦争、カンボジア共産党による100万の人民大虐殺、
社会主義国に普遍的にみられる反対派殺害を含む粛清などは、独裁権力体制と軍事優先の
暴力体質から来るものと思います。
84年に沖縄に移住してからは、選挙の時に革新統一候補へ投票する程度で、基地包園行動や
大規模な反戦集会に時々は参加しました。ともあれ「過去の全てにおいて、日本国は悪だった」
という左派的歴史認識を2年前も持っていた私にとって、文科省の教科書検定は通ったとしても
沖縄戦の歴史の書き換えを推し進める、右派勢力の作った教科書の採択は、絶対許せないと
思いました。そして、抗議文送付となったのでした。
その私の認識が変わったのは、今回の八重山採択問題がきっかけでした。
抗議の投稿後、10月過ぎから近代史をもう一度勉強しようという気持ちになったのです。
日本の朝鮮・台湾への植民地支配について、「なぜ台湾韓国ほど批判的でないのか」という
疑問が常にありました。たまたま同業の友人が、右翼的で悪名高い小林よしのり氏の『台湾論』
『沖縄論』を持っていました。たまには反対の立場の人の本も読んでみようと思い、借りて読みま
した。また別の作家の本も借りました。これらの本を読んで驚きました。
戦前の日本の台湾統治は、自分の思っていた程極悪な支配ではなかったことを知り、救われた
気持ちになりました。この『台湾論』は、地元台湾で刊行されると大問題となりました。
内戦で負けた蒋介石軍が台湾にやってきて支配階級となったのですが、蒋介石軍による進歩的
台湾人の大虐殺を記述した『台湾論』は、こうした「外省系中国人(現代中国支持派)」が支配
するマスコミ主流に叩かれました。しかし、大多数を占める元々の台湾人達は、台湾の歴史教科書
に載っていなかった台湾人大虐殺を記述した『台湾論』を支持し、日本統治の史実を光と影を含め
て公平に評価しているので、総合的に見れば日本は善政をしたと判断し、親日的となっているのが
分かりました。
これに反して朝鮮では、多くの近代化事業を行い、身分・女性差別も撤廃し、多くの面で台湾より
むしろ優遇して統治していましたが、戦後の李承晩反日政権下で、全では悪政と政治判断され
極端な反日捏造教育をして今日に至っていることが分かりました。
長らく中国の属国でいる間に「中華思想」的な優越意識と日本卑下意識が根付いていたことが
戦後の反日教育を受け入れた素地となったようです。その後、日中戦争関係の本を読み進めると
現代中国の言っている日本軍の悪行もかなり怪しいと思いました。
南京事件等の、余りにもありえない数の被害者数には納得できません。
日本文化と日本人なら行なわない、耳・鼻を削ぎ、目をくり抜く残虐な殺害とか「万人坑」という
遺体の遺棄方法は、彼ら漢民族の伝統的方法・文化でした。
こうして色々な本を読み進めることで、日本解体の偏向歴史観である「GHQ的日本極悪史観」に
自分もどっぷり浸かっていた事を知りました。
そして韓国中国北朝鮮三国の日本へのいわれなき非難に(歴史偽造・改蜜による不当な日本
非難)の中に、今の日本が置かれていることを知りました。
(従軍慰安婦問題は、一老人の虚構の証言が事実扱いされてしまい、ありえない数の奴隷狩り的
強制連行と、慰安所での暴虐的な扱いが国際社会で史実として宣伝されています。
とんでもない恐ろしいことです)
歴史教科書について言えば、近・現代史歴史記述については、「米国中国・朝鮮人を批判しては
いけない」と規定した、戦後GHQの報道統制方針が、その後も報道だけでなく教育の世界でも
引き継がれており、更に社会主義イデオロギーで歴史を歪曲し、「近隣諸国条項」によって中国
韓国の歴史記述に迎合した反日的に捏造された記述が史実とされ、これらの国に都合の悪い
記述は書かない事で、教科書が検定されている実態を知りました。このように、左派的な歴史観
に強い疑問を持ち始めた昨年春、驚くべき事実をネットによって知りました。
世襲で北朝鮮の新権力者となった金正恩氏の生誕を祝う集いが、昨年1月8日那覇市で開かれ
社大党・社民党・労組幹部など多くの沖縄革新の人々が参加していたのです

北朝鮮は、100万人とも言われる餓死者を出しても、軍事を優先し核兵器を開発してきました。
政治批判をすれば劣悪な強制収用所に入れられ、反革命として殺害される恐るべき独裁国家です。
日本人拉致の外に、大韓航空機爆破テロ、アヘンや覚醒剤の製造と密売、米国100ドル札の偽造
などの考えられない犯罪行為を国家として行なってきました。このような軍事独裁国家の新権力者
の誕生祝が全国で唯一、沖縄で開かれ、革新勢力の幹部が祝っていた事は大きな衝撃でした。
元教員で社民党の山内徳信参院議員は「チェチェ思想も『命どう宝』の思想も、同じ生きる哲学と
思います」と祝辞を述べていますが、国家暴力で簡単に反対者の命を奪ってきた独裁体制を正当
化する為のチェチェ思想を、ここまで賛美する
事に驚きました。
沖教組元委員長の石川元平氏は「参加できてうれしい。初めて訪朝したときに地上の楽園を見た
思いがした」と述べていました

沖教組は、反戦・反核・反軍国主義、人権・民主主義の実現を理念としている組合と思っていました
が、軍事独裁の人民抑圧国家を評価している組合だった事に驚きました。
また祝賀会を主催した「チェチェ思想研究会」の会長は、佐久川政一・沖大名誉教授で、八重山
教科書問題では「おきなわ教育支援ネットワーク」の代表として、つくる会系教科書の採択に反対
して「教育の方向を誤らせてはいけない」と発言していました。
民衆に独裁者の個人崇拝を強制する、非民主的な北朝鮮の「チェチェ思想」に基づく教育が、この
教授は正しい教育方向と思っているようです

以上は昨年の話で、
今年も1月13日にやはり那覇市で開かれ、昨年のメンバーの外に、民主党の
喜納昌吉氏と、県議会議長の喜納正春氏が挨拶をしていました。
共産党以外の革新勢力が、ここまで良識から逸脱している現状に愕然としています。
台湾・朝鮮統治の実際と慰安婦問題を知り、更に沖縄革新の恐ろしい実態を知ることで、自分の
歴史認識が変わりました。反日に偏向した歴史教科書を使っての学校教育と、新聞・テレビ等の
左派識者のコメント等によって、知らないうちにマインドコントロールを受けてきたと思いました。
自然と歪曲された歴史を信じ込み、親の世代への憎しみを持ち、反日的・自虐的となっていました。
大切な歴史教科書に関しては、韓国中国北朝鮮などは、国が教科書を決定しており、日本の様な
「採択の自由・権利」などありません。自国民に日本と戦う意識を持たせるために、反日の歴史教育
をしているのが実態です。
韓国では、北と協力して日本を核兵器で攻撃するドラマが人気となり、中国も昨年の反日暴動勃発
で、反日歴史教育が根付いている事が証明されました。
更に中国は、尖閣だけでなく沖縄も自国領と主張して、止めどない軍備大拡張を行なっていて、教育
で日本という敵・目標を作った上での軍拡は、極めて危険な状態であるといえます。
一方、日本の歴史教科書は、先に書いたように「近隣諸国条項」と左派執筆者によって反日的に偏り
すぎているのが問題です。日本の立場を説明・弁護するような公平な記述の歴史教科書だと、左派的
に教育された教員による順位付けで下位にされ、結局は採択されません。民間企業である教科書会社
は、生き残るため執筆者に教員・日教組の意向に従うよう、書き換えを要求することになります。
現在の教科書採択制度での教員による「推薦順位付け制度」は、調査員たる「左派的教員が実質的
に採択を決定している」のが実態
でだと分かりました。
貴氏はこのような、左派教員による採択決定の仕組みを変えるべく闘いました。
沖縄と日本の教育と、教科書の採択を正常にするため、貴氏は立ち上がったと思います。
単なる日本の一県であればともかく、沖縄戦と集団自決問題を抱える沖縄での採択を目指した事は
並大抵の決意では出来なかったことです。大変な規模での誹謗・中傷、反玉津バッシングを受けた
と思います。今もバッシングを受けているかもしれませんが、「玉津改革」を多くの心ある人々は支持
していると思います。
貴氏への誹謗・中傷の数々を、最近読んだ八重山日報の仲新城記者の書いた本で知りました。
この本を読み、「万死に値する」との、私のものと思われる抗議文を見つけ、一昨年の貴氏への無礼
を思い出し、お詫びを兼ねて当時と今の思いを文にした次第です。
その節は大変失礼しました。ここに深くお詫び申し上げます。
改革ご苦労様でした。今後も大変な状況とは思いますが、お身体大切にご自愛下さい。
(沖縄市) 早々
平成25年4月16日

 

追伸
今回問題となった沖縄戦の集団自決問題は余り調べておりません。本は数冊用意しましたが
今のところ読まずにおきます。かなり前「曽野綾子・太田良博論争」があり、当時応援していた
太田氏の『鉄の暴風』での記述は、実地調査不足を伝聞と感情的推論で補ったものと思えて
その時も説得力がないなとは思っていました。

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この男性の歴史認識が変わったきっかけは、小林よしのり氏の『台湾論』『沖縄論』との出会い
だったようですが、私も同じように戦後教育の意識から抜け出すきっかけになった本があります。
それはBookoffでたまたま見つけた、井沢元彦氏の著書「逆説のアジア史紀行」という本でした。
これを読んで、それまでの歴史観や認識に疑問を感じ、歴史を学び直す気になったのです。
まだまだ勉強不足で、学ばねばならない事が沢山あります。

 

 

 

 

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