筑紫の国の片隅で…

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安倍首相、防衛大学校卒業式で訓示

安倍首相が防衛大学校の卒業式において、訓示をおこなわれました。
その中で「万が一のときには、私が先頭に立って、国民の生命、財産、わが国の領土、領海、領空を
守りぬく決意であります。」だから「卒業生諸君は、それぞれの現場で、自信と誇りを持って、全力を
尽くして欲しい」と語りかけています。将来の幹部候補生たちにとって、これほど心強い言葉はない
のではないでしょうか。本当の意味において「自信と誇り」を持ってもらうためにも、自衛隊の地位を
明確にし、本来の階級で呼称できるようにしてあげるべきではないでしょうか。
さらには「ご家族の皆さん、大切なお子さまを、現場に送り出してくださることに、最高指揮官として
感謝の念で一杯です。」と家族への感謝の言葉を述べておられます。
この言葉だけで、どれだけ家族の皆さんは報われることでしょう。そして我が子を誇らしく思うことが
できるでしょう。国民の一人として安倍首相に「ありがとうございます」と、お礼を述べたい気持ちです。

 

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防大卒業式首相訓示(全文)
本日、伝統ある防衛大学校の卒業式にあたり、これからのわが国の防衛を担うことになる諸君に
心からお祝いを申し上げます。 卒業、おめでとう。
諸君の規律正しく、りりしい雄姿に接し、自衛隊の最高指揮官として、心強く、頼もしく思います。
また、学生の教育に尽力されてこられた、国分良成大学校長をはじめとする教職員の方々に敬意を
表します。日ごろから防衛大学校にご理解とご協力をいただいているご来賓、ご家族の皆様には、
心より感謝申し上げます。
本日は卒業生諸君が、ここ防衛大学校から巣立ち、新たな任務に就く良い機会ですので、内閣総理
大臣、そして、自衛隊の最高指揮官として、一言申し上げさせていただきます。
4年前の1月15日、ニューヨークを飛び立った旅客機が、離陸直後のエンジン停止という最悪の事態
に直面し、ハドソン川に緊急着水しました。当時、「ハドソン川の奇跡」とも呼ばれたこのニュースを
覚えている人も多いと思います。最後まで機内に残り、乗客・乗員155人全員の命を守りきった
サレンバーガー機長は、高まる称賛の声に対して、このように語ったそうです。
「私たちは日ごろの訓練通りに行動しただけだ」。そこには功名心はありません。
あるのは、ただ、乗客・乗員を断固として守りぬくという、機長としての使命感と責任感です。
かつて空軍のパイロットでもあったサレンバーガー機長は、こうも語っています。「すべての人生は、
このときに備えるためにあったように思う」。「ハドソン川の奇跡」は「偶然」の結果ではありません。
サレンバーガー機長の、強い使命感と責任感に裏打ちされた、努力と訓練の積み重ねがもたらした
「必然」の結果であったと思います。一生に一度あるかないかの「そのとき」に、完璧に任務を全うする。
これは並大抵のことではありません。しかし、これから幹部自衛官となる諸君には、その心構えを常に
持って、鍛錬を積み重ねて欲しいと思います。何よりも、「そのとき」が訪れないようにすることが、日本
にとって最善であることは言うまでもありません。しかし、万が一の「そのとき」には、国民の生命と財産
わが国の領土、領海、領空を断固として守りぬく。その責任感を胸に刻み、諸君には、いかなる厳しい
訓練や任務にも、耐えていってもらいたいと思います。
日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増しています。諸君が防衛大学校の門をたたいた4年前とは
異なり、わが国の領土、領海、領空に対する挑発が続いています。諸君が、これから臨む現場で起きて
いることは、冷厳な「現実」であり、「今、そこにある危機」であります。
今、この瞬間も、諸君の先輩方は、荒波を恐れず乱気流を乗り越え泥にまみれながらも、極度の緊張感
に耐え、強い誇りを持って任務を立派に果たしています。
私はその先頭に立って、国民の生命、財産、わが国の領土、領海、領空を守りぬく決意であります。
11年ぶりに防衛関係費を増加します。今後、防衛大綱を見直し、南西地域を含め、自衛隊の対応能力
の向上を進めます。
先般のオバマ大統領との会談により、緊密な日米同盟も完全に復活しました。
そのうえで、日米安保体制のもとでの抑止力を高めるためにも、わが国は諸君とともに、さらなる役割
を果たしていかねばなりません。
私と日本国民は、常に諸君とともにあります。その自信と誇りを胸に、諸君には、それぞれの現場で
活躍してもらいたいと思います。
この場には、カンボジアインドネシアモンゴル大韓民国、タイ、そしてベトナムからの留学生諸君も
います。諸君は、国の守りを担う、それぞれの母国の宝であることは間違いありません。
同時に、わが国にとっても諸君の母国とわが国とをつなぐ、大切な友情の架け橋であります。
ぜひとも、ここでの学びの日々で育まれた深い絆を、今後とも発展させてほしいと思います。
そして、愛する母国に戻り、それぞれの現場で大いに活躍されることを、心より祈念します。
今日、この場所から、それぞれの現場に踏み出す諸君に、最後に、この言葉を贈りたいと思います。
「批評するだけの人間に価値はありません」。「真に称賛しなければならないのは、泥と汗と血で顔を
汚し、実際に現場に立つ者です。勇敢に努力する者であり、努力の結果としての過ちや、至らなさをも
持ち合わせた者です」。米西戦争において、自ら募った義勇兵を率いて、祖国のため戦場に飛び込ん
でいった経験もあるセオドア・ルーズベルト元米国大統領は、こう語りました。
卒業生諸君。諸君には、それぞれの現場で、自信と誇りを持って、全力を尽くしてほしいと願います。
諸君は、国民と国家を守るという、崇高な現場での任務に、ひたすら没頭してください。
ご家族の皆さん、大切なお子さまを、現場に送り出してくださることに、最高指揮官として感謝の念で
一杯です。お預かりする以上、しっかりと任務が遂行できるよう万全を期し、皆さんが誇れるような
自衛官に育てあげることをお約束いたします。
最後となりましたが、日ごろから防衛大学校にご理解とご支援をいただいているご来賓の方々に感謝
申し上げるとともに本日、栄えある門出に際し、諸君に幸多からんことを祈念し、私の訓示といたします。
(3月17日 産経ニュースより)
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~3月17日 読売新聞より
中国の挑発「危機は今そこに」…防大で首相訓示
安倍首相は17日、神奈川県横須賀市の防衛大学校の卒業式で訓示し、沖縄県の尖閣諸島周辺で
活発に活動する中国を念頭に「我が国の領土・領海・領空に対する挑発が続いている。
現場で起きていることは、今そこにある危機だ。私は先頭に立って、国民の生命・財産、領土・領海・
領空を守り抜く決意だ」と述べた。
その上で、「防衛大綱を見直し、南西地域を含め、自衛隊の対応能力向上を進める」と強調した。
また、2009年に旅客機を川に緊急着水させ、乗員乗客の命を救った機長が「日頃の訓練どおりに
行動しただけだ」と語った逸話を紹介し、「一生に一度あるかないかの『そのとき』に、完璧に任務を
全うする。その心構えを常に持ってほしい」と激励した。
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~3月17日 朝日新聞デジタルより
首相「危機そこに」 中国北朝鮮念頭に防大卒業式訓示
安倍晋三首相は17日、防衛大学校卒業式での訓示で、「我が国の領土、領海、領空に対する挑発が
続いている。諸君がこれから臨むのは『いま、そこにある危機』だ」と呼びかけた。中国北朝鮮による
安全保障上の脅威を念頭に置いたもので、「私は先頭に立ち、我が国を守り抜く決意だ」とも語った。
また、11年ぶりの防衛費増額や防衛大綱見直しに触れ「南西地域を含め自衛隊の対応能力の向上
を進める」と強調。さらに「オバマ米大統領との会談で、緊密な日米同盟も完全に復活した。
日米安保体制のもと、抑止力を高める」と述べた。
防衛大学校の今年度の卒業生は413人。任官拒否は7人で、昨年度の4人に続き1桁と少なかった。

 

 

 

 


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