筑紫の国の片隅で…

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時には、地域のことも

「頓田の森の悲劇」によせて
陸軍大刀洗飛行場は大東亜戦争当時、東洋一を誇った飛行場でした。
昭和20年3月27日、アメリカ軍の大規模な空襲により壊滅的な打撃を受けました。
この時、大刀洗飛行場を爆撃するために飛行していたアメリカ軍のB29から投下された爆弾により
子供達31人が犠牲になりました。アメリカ軍のB29は飛行場ではなく、子供達が爆撃を避ける為に
避難していた「頓田の森」に爆弾を落としたのでした。アメリカ軍は「誤爆だった」としていますが
3月10日東京大空襲、3月12日名古屋大空襲、3月13日大阪大空襲 、3月17日神戸大空襲、そして
3月27日の小倉大空襲と、無差別爆撃が続いていたことを考えれば、軍需施設や工場だけを目標に
していたとは思えません。日本各地で惨劇が繰り広げられたのです。
これ以降、終戦の日まで、日本全土のほとんどの都市が空襲に遭い、その犠牲者は25万人~50万人
といわれています。広島や長崎のことは語られますが、無差別爆撃による被害は忘れられる一方です。
戦後何十年経とうと、その惨禍を忘れてはいけませんし、語り継いでいくことが大切だと思います。
しかしながら、現在の我々日本人は、犠牲者の魂を追悼することを疎かにしてはいないでしょうか。
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~3月28日(木) 毎日新聞 〔福岡都市圏版〕より
大刀洗空襲:68年、つどいに遺族ら参加 献花、恒久平和誓う
語り部・前田さん体験談も

大刀洗空襲から丸68年の27日、筑前町熊ケ山で遺族ら約50人が参加して第17回平和の碑の
つどいが開かれ、黙とう、献花をし恒久平和を誓った。
大刀洗空襲の語り部である同町大塚の前田義晴さん(85)が体験を話した。
「午前11時過ぎ、空襲警報が鳴りB29(米軍爆撃機)からザアーッ、キュキュキュという音がして
プロペラ付き爆弾が落ちてきた。その音と煙の大きさに恐怖心でいっぱいになった。
消防団員だった私は馬車の馬に乗って帰宅し、着替えて約4キロ走って現場へ。
負傷兵が次々に運ばれ『中隊長殿、しっかりしてください』という声に具合を尋ねると
『手も足もない。胴体だけだ』という答えが返ってきた」
4日後の2回目の空襲では、大刀洗製作所の消火に行くと、建物が吹き飛んで「何もなかった」と
米軍爆撃の激しさを語った。「戦争だけは嫌だとつくづく思う」という言葉で締めた。
熊ケ山山頂の「平和の碑」は戦後50年の95年3月に建立。
説明板には、2回の空襲で東洋一の大刀洗飛行場にあった陸軍飛行学校、第5航空教育隊などの
軍事施設は壊滅。犠牲者は300人ともいわれ、住民たちは身元不明の遺体を無縁仏とするに忍びず
現三輪中で荼毘(だび)に付し、この山頂付近でまつってきた、と記されている。
【勝野昭龍】
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~3月25日(月) 毎日新聞〔筑後版〕より
大刀洗空襲:小郡市で語りつぐ会 「悲惨さ訴え続ける」
野瀬さん「頓田の森の悲劇」証言

大刀洗空襲(1945年3月27、31日)の日を前に、戦争被害について記録を続ける
「大刀洗空襲を語りつぐ会」は24日、小郡市の市総合保健福祉センターあすてらすで定例会を
開いた。約20人が参加。
親戚を空襲で失った野瀬久子さん(72)=小郡市小郡=が初めて体験を語り、
「戦争がまた起きるのではないかと不安になるが、戦争で生まれるものは何もない」と訴えた。
野瀬さんは当時4歳。3月27日の米軍による空襲で、一緒に暮らしていた小学生のいとこ2人を失った。
この爆撃は、朝倉市頓田で、集団下校中に30人以上の小学生が隠れ込んだ森で犠牲になった
「頓田の森の悲劇」で知られる。頓田の森近くにあった実家にいた野瀬さんは、警報の音で防空壕に
隠れ無事だった。
「疎開先の 川に浮きゐし藪椿 その紅をいまだ忘れず」--。
野瀬さんは、これまで詠んだ歌を鎮魂歌としてまとめた短歌集を手元に、歌を紹介しながら淡々と記憶
をたどった。耳をつんざく爆撃音や壕の中で生き埋めになるような恐怖を思い出し、戦後は一人で頓田
の森へ行けず、楽しいはずの春先もうつうつとした気分になるという。
が、戦争を知らない世代に悲惨さを訴え続けなければと、証言を決心した。
事務局の石川由美子さん(61)は「戦後すぐには体験を家族にすら話せなかった方も、今は残された
時間で『話せるうちに話したい』と思うようになっている」と話す。
【土田暁彦】
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~参考~
「一ツ木児童遭難顛末記」
http://www.asakurajc.com/tontanomori/tenmatuki.html

 

 

 

 

 

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ブルーインパルス、芦屋で惜別曲技飛行

昨日の夕方、RKBのニュースで「ブルーインパルス」が芦屋で"アクロバット飛行"という内容で放送
していた。民放が自衛隊のことを取り上げることが増えたように思う。それも批判的ではなく、わりと
好意的な内容が多いように感じる。「一昔前までは考えられなかったことだなあ・・・」と思いつつ
NHK(福岡)にチャンネルを変えたところ、ちょうど「ブルーインパルス」のことを伝えているところで
ありました。「地元のニュースだから、取り上げたんだろうな」と違和感を覚えつつ、そのまま全国
ニュースを見ることに。すると全国版でもしっかりと報道したのであります。NHKが自衛隊のことを
何回も取り上げるなんて、どうしたんだ?それも普通の内容で、否定的なところがない。
しかもブルーインパルスの隊員たちが、一番こだわっていた「さくら」という演技について、きちんと
紹介しているではありませんか。
沖縄の「基地問題」や「オスプレイ問題」の、偏向報道ぶりからは考えられないことでありました。

 

 


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~2013年3月25日 NHK NEWSwebより
ブルーインパルス 福岡で“お別れ飛行”
東日本大震災で、所属する宮城県の基地が被災したため、福岡県の芦屋基地で訓練を続けている
航空自衛隊の「ブルーインパルス」が、宮城に戻ることになり、2年間の応援に対する感謝の気持ち
を伝えようと、福岡で最後のアクロバット飛行を披露しました。
アクロバット飛行を披露したのは、航空自衛隊の「ブルーインパルス」の航空機6機です。
ブルーインパルスは、おととしの3月、九州新幹線の全線開業を祝う式典に参加するために福岡県の
芦屋基地で準備していましたが、震災で所属する宮城県の松島基地が大きな被害を受けたため、
芦屋基地を拠点に訓練を続けてきました。
震災の発生から2年がたち復旧が進んだことから、ブルーインパルスは今月中に松島基地に戻ること
になり、25日はこれまでの応援への感謝の気持ちを伝えようと、芦屋基地を一般に開放して最後の
アクロバット飛行を披露しました。
アクロバット飛行はおよそ40分間行われ、宙返りや背面飛行などのほか、おととしの九州新幹線の
式典で披露するはずだった「さくら」という演技も披露されました。大空にさくらの花びらの形が描き
出されると、大勢の親子連れなどから大きな歓声が上がっていました

北九州市の10歳の男の子は「被災地でも頑張ってほしいです」と話していました。
ブルーインパルスの田中公司隊長は「飛行中は、福岡の人たちへの感謝と、この地を去らなければ
ならない寂しさが交じり合った気持ちでした」と話していました。
ブルーインパルス」は来月から松島基地で訓練を再開することになっています。
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~2013年3月26日 西日本新聞より
惜別曲技飛行に3,500人拍手 ブルーインパルス宮城へ
航空自衛隊芦屋基地(芦屋町)で訓練を続けてきたアクロバット飛行隊「ブルーインパルス」が25日、
拠点とする空自松島基地(宮城県東松島市)に帰還するのを前に、お別れの曲技飛行を行った。
東日本大震災で松島基地が被災して以来、約2年間にわたって訓練に協力するなどしてきた芦屋町
や周辺自治体の住民に感謝の気持ちを込め、企画した。
一般開放された基地には町内外から3,500人が集まった。
6機のT4練習機が上空で背面飛行や編隊飛行などの技を繰り出すと、地上では拍手が起こり、子ども
たちからは「東北でも頑張れ」と声援が飛んだ。
飛行隊隊員約60人は28日に芦屋基地を離れ、百里基地(茨城県)に寄って、31日に松島基地に
戻る予定。
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~2013年3月26日  読売新聞より
ブルーインパルス松島帰還へ、芦屋でサヨナラ飛行
東日本大震災で航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)が被災したため、芦屋基地(福岡県芦屋町)
に拠点を移して訓練していた曲技飛行隊「ブルーインパルス」が帰還することになり、25日、同基地で
展示飛行が行われた。家族連れら約3,500人が詰めかけ、別れを告げた。
地震や津波で滑走路や施設が被害を受け、2011年5月からT4練習機7機と隊員約60人が芦屋基地
で訓練を続けてきた。松島基地の復旧が進んだことから、28日に芦屋基地を出発する。
青と白のデザインの6機が編隊を組んで背面飛行などの妙技を披露。
煙を噴射して円やハートマークを描くと、航空ファンらはカメラで撮影していた。
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~2013年03月11日 サンケイスポーツより
【震災から2年】お帰りなさい、ブルーインパルス
アクロバット飛行で知られる航空自衛隊の飛行隊「ブルーインパルス」が今月31日、本来の所属基地
である宮城県の松島基地に帰還する。
東日本大震災による津波で松島基地が被災したため、2011年5月から拠点を福岡県の芦屋基地に
移していたが、ようやく活動態勢が整った。
「復興への希望の光に」とチームはもちろん、地元も歓迎ムードだ。
「戻ってくると聞いていましたが、不安はあった。帰還が決まってほっとしている人は多いと思う。ブルー
は東松島の象徴なんです」。宮城県東松島市にある住民交流施設「蔵しっくパーク」のマネジャー、
鎌田司郎さん(63)は地元の歓迎ムードを口にした。
地元にとってブルーインパルスの帰還は悲願だった。東松島市議会は意見書を採択し、近隣の商工会
が中心となって署名活動も行った。華麗なアクロバット飛行を披露する「ブルー」は市の誇りなのだ。
大震災により、松島基地ではF-2戦闘機など28機が津波に飲まれた。
ブルーは9機のT-4ジェット練習機を保有していたが、6機が芦屋基地にあった。また、2機はメーカーで
修理中だったことから、1機の損害で済んだ。ただ、基地設備が壊滅的な被害に遭ったため、機体の他
パイロットや整備員ら約60人が松島基地に戻れなくなり、チームの存続自体を危ぶむ声もあった。
本格的な飛行訓練が再開されたのは震災から約半年後。隊員の間には、自衛隊が被災地で救援活動
を続けている中、訓練を再開していいのかという思いも強かったという。
パイロットの乃万剛一三佐(39)は「それでも飛行技術の向上がわれわれの仕事。災害への対処に
役立つと信じて、訓練に打ち込みました」と話した。
堀口忠義一尉(33)は2011年8月の「ありがとう東松島元気フェスタ」で大震災後初めて地元で飛行し
心のしこりがひとつ取れたという。「地元の人から『お帰りなさい』と声をかけられた。飛ぶことを選んで
よかったと思いました」
その間、松島基地では土盛りをして格納庫などを3メートル高くする工事を進め、活動態勢を整えた。
基地施設の整備を担当する田村広久空曹長(51)は「最初は工事業者も資材もダンプカーも集まら
ない。本当に工事ができるのかと思った」と振り返る。
地域住民にとってブルーの帰還は「日常がひとつ戻ってくる」(30代、自営業男性)こと。
ブルーは31日の帰還当日、被災地上空の飛行を検討している。

 

 

 

 

 

悠仁親王殿下が初参拝

伊勢神宮では今年、20年に一度の「式年遷宮」が執り行われます。
第62回神宮式年遷宮は、天皇陛下の御治定により、遷御は皇大神宮(内宮)で10月2日、
豊受大神宮(外宮)で10月5日に斎行されることとなっています。
秋篠宮殿下同妃殿下ならびに佳子内親王殿下が、伊勢神宮をご参拝になれたこと以上に
悠仁親王殿下がご参拝になられたことが、とても重要なことなのです。

 

 

 


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~2013年3月25日 NHK NEWSwebより
秋篠宮ご一家 伊勢神宮を参拝
秋篠宮ご夫妻は、次女の佳子さまと長男の悠仁さまと共に、ことし秋に「式年遷宮」が行われる
三重県伊勢神宮を参拝されました。
秋篠宮ご夫妻と佳子さま悠仁さまは、20年に一度、社殿などを造り替えてご神体を移す、伊勢神宮
の「式年遷宮」の準備状況を視察するため、24日から三重県を旅行されています。
25日は、まず伊勢神宮の「外宮」を参拝されました。
ご一家は、大勢の参拝客が見守るなか、神職の先導でおよそ300メートルの参道を一列になって
ゆっくりと進み、正殿の手前にある門の前で玉串をささげて拝礼されました。
悠仁さまが伊勢神宮を参拝されたのは初めてです。
伊勢神宮では、ことし10月に行われるご神体を移す行事に向けて、「内宮」と「外宮」で、それぞれ
新しい社殿などの造営が進められていて、ご一家はこのあと「内宮」に参拝したり、新しい社殿を
視察されたりしました。
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~2013年3月25日 読売新聞より
秋篠宮ご一家、伊勢神宮参拝悠仁さまは初めて
秋篠宮ご夫妻と次女佳子さま(18)、長男悠仁(ひさひと)さま(6)は25日午前、三重県伊勢市の
伊勢神宮の外宮と内宮を参拝された。悠仁さまの伊勢神宮参拝は初めて。
正装のご夫妻に続いて制服姿の佳子さま、紺のブレザー姿の悠仁さまが参道を進み、正殿に
向かって玉串をささげられた。
参拝後は、今年10月の式年遷宮に向けて造営中の新社殿も視察された。
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~2013年3月25日 産経ニュースより
悠仁さま、伊勢神宮を初のご参拝
秋篠宮ご夫妻と次女の佳子さま、長男の悠仁さまは25日、三重県伊勢市の伊勢神宮をご参拝。
20年に1度、社殿を造り替える式年遷宮のための新社殿造営を視察された。
悠仁さまが伊勢神宮を参拝されるのは初めて。
皇室の祖神とされる天照大神がまつられる内宮では、スーツ姿の悠仁さまが正装のご夫妻、
セーラー服に白いソックスの佳子さまと並んで玉串をささげ、ご拝礼。
そろって新社殿造営の状況もご覧になった。これに先立ち、外宮でも参拝、視察された。
木々に囲まれた静かな神宮で悠仁さまは、興味深そうに辺りをご覧になっていた。
式年遷宮は平成17年から諸祭・行事が進行中で、10月に神体を移す中心儀式「遷御」が行われる。
秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さまは旅行で24日、伊勢神宮を訪れ、式年遷宮の展示施設を視察
されていた。
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~2013年3月25日 朝日新聞デジタルより
秋篠宮ご一家、伊勢神宮に参拝 悠仁さまは初めて
秋篠宮ご夫妻と次女佳子(かこ)さま(18)、長男悠仁(ひさひと)さま(6)は25日、三重県伊勢市の
伊勢神宮に参拝した。悠仁さまは初の参拝で、ご両親や佳子さまとともに外宮と内宮の正宮でそれ
ぞれ玉串を捧げ、拝礼した。「式年遷宮」で現在の社殿隣に造られる新社殿の造営状況も視察した。
悠仁さまは昨年11月に奈良県橿原市の神武天皇陵、お茶の水女子大付属幼稚園卒業式翌日の
今月15日には東京都八王子市の昭和天皇陵に初参拝。
今回は22日に学習院女子高等部の卒業式に出席した佳子さまとともに、ご家族での「卒業旅行」と
なった。

 

 

 

 

3月20日は「春分の日」にあらず

3月20日は「春季皇霊祭」「春季神殿祭」の日でした。
朝から「日の丸」を掲揚し、福岡で皇室と縁の深い「香椎宮」に参拝しに行きました。
祝日の「春分の日」ではなく、祭日の「春季皇霊祭」「春季神殿祭」です。
元来この日に近い「戊の日」は、社日として氏子が氏神たる神社に参詣し春は「五穀豊穣」を
祈り、 秋は「実りある収穫」に感謝する習わしでした。日本人が古来より、ご先祖様に感謝し、
自然の恵みに感謝して過ごした日です。
現代の我々も、祝祭日を大切に過ごすことの意味を忘れることなく、日本人が古来から育んで
きた歴史や文化を守っていきたいものです。
天皇陛下は毎年変わることなく、宮中祭祀として「春季皇霊祭」「春季神殿祭」を御勤めになり
歴代天皇と、皇室に関わるご先祖様の御霊をお祀りし、日本の沢山の神様へ感謝の祈りを捧げ
ておられます。我々も、ご先祖様と自然の恵みに感謝する心を忘れないようにしたいものです。
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 香椎宮(福岡市東区香椎)
 

 

 

主祭神は仲哀天皇(14代)・神功皇后
仲哀天皇九年(西暦200)、神功皇后が筑紫・橿日宮(かしいのみや)に
祠を建て仲哀天皇の神霊を祀ったのが創建とされる。
古くは「香椎廟」と呼ばれ、「香椎宮」となったのは明治以降。
社殿は香椎造といわれ、国の重要文化財に指定されている。


 

 *綾杉』樹齢1800年を超える御神木

 

 

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~3月21日 安倍 晋三Fbより
昨日、宮中三殿で行われた春季皇霊祭と春季神殿祭に参列しました。
これは、歴代の天皇や皇族の霊を慰めるとともに、八百万神をはじめ神々による
恵みに感謝する儀式です。
この春季皇霊祭から由来する春分の日は、自然をたたえ、生物をいつくしむ日
とされています。息を飲むほど美しい日本の田園風景。
朝早く起きて、汗を流して田畑を耕し、水を分かち合いながら、五穀豊穣を祈る伝統。
自然を敬い、生きとし生けるものを大事にしていくことは、古くから続く日本の国柄。
そうした日本の文化と伝統に思い馳せた一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

安倍首相、防衛大学校卒業式で訓示

安倍首相が防衛大学校の卒業式において、訓示をおこなわれました。
その中で「万が一のときには、私が先頭に立って、国民の生命、財産、わが国の領土、領海、領空を
守りぬく決意であります。」だから「卒業生諸君は、それぞれの現場で、自信と誇りを持って、全力を
尽くして欲しい」と語りかけています。将来の幹部候補生たちにとって、これほど心強い言葉はない
のではないでしょうか。本当の意味において「自信と誇り」を持ってもらうためにも、自衛隊の地位を
明確にし、本来の階級で呼称できるようにしてあげるべきではないでしょうか。
さらには「ご家族の皆さん、大切なお子さまを、現場に送り出してくださることに、最高指揮官として
感謝の念で一杯です。」と家族への感謝の言葉を述べておられます。
この言葉だけで、どれだけ家族の皆さんは報われることでしょう。そして我が子を誇らしく思うことが
できるでしょう。国民の一人として安倍首相に「ありがとうございます」と、お礼を述べたい気持ちです。

 

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防大卒業式首相訓示(全文)
本日、伝統ある防衛大学校の卒業式にあたり、これからのわが国の防衛を担うことになる諸君に
心からお祝いを申し上げます。 卒業、おめでとう。
諸君の規律正しく、りりしい雄姿に接し、自衛隊の最高指揮官として、心強く、頼もしく思います。
また、学生の教育に尽力されてこられた、国分良成大学校長をはじめとする教職員の方々に敬意を
表します。日ごろから防衛大学校にご理解とご協力をいただいているご来賓、ご家族の皆様には、
心より感謝申し上げます。
本日は卒業生諸君が、ここ防衛大学校から巣立ち、新たな任務に就く良い機会ですので、内閣総理
大臣、そして、自衛隊の最高指揮官として、一言申し上げさせていただきます。
4年前の1月15日、ニューヨークを飛び立った旅客機が、離陸直後のエンジン停止という最悪の事態
に直面し、ハドソン川に緊急着水しました。当時、「ハドソン川の奇跡」とも呼ばれたこのニュースを
覚えている人も多いと思います。最後まで機内に残り、乗客・乗員155人全員の命を守りきった
サレンバーガー機長は、高まる称賛の声に対して、このように語ったそうです。
「私たちは日ごろの訓練通りに行動しただけだ」。そこには功名心はありません。
あるのは、ただ、乗客・乗員を断固として守りぬくという、機長としての使命感と責任感です。
かつて空軍のパイロットでもあったサレンバーガー機長は、こうも語っています。「すべての人生は、
このときに備えるためにあったように思う」。「ハドソン川の奇跡」は「偶然」の結果ではありません。
サレンバーガー機長の、強い使命感と責任感に裏打ちされた、努力と訓練の積み重ねがもたらした
「必然」の結果であったと思います。一生に一度あるかないかの「そのとき」に、完璧に任務を全うする。
これは並大抵のことではありません。しかし、これから幹部自衛官となる諸君には、その心構えを常に
持って、鍛錬を積み重ねて欲しいと思います。何よりも、「そのとき」が訪れないようにすることが、日本
にとって最善であることは言うまでもありません。しかし、万が一の「そのとき」には、国民の生命と財産
わが国の領土、領海、領空を断固として守りぬく。その責任感を胸に刻み、諸君には、いかなる厳しい
訓練や任務にも、耐えていってもらいたいと思います。
日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増しています。諸君が防衛大学校の門をたたいた4年前とは
異なり、わが国の領土、領海、領空に対する挑発が続いています。諸君が、これから臨む現場で起きて
いることは、冷厳な「現実」であり、「今、そこにある危機」であります。
今、この瞬間も、諸君の先輩方は、荒波を恐れず乱気流を乗り越え泥にまみれながらも、極度の緊張感
に耐え、強い誇りを持って任務を立派に果たしています。
私はその先頭に立って、国民の生命、財産、わが国の領土、領海、領空を守りぬく決意であります。
11年ぶりに防衛関係費を増加します。今後、防衛大綱を見直し、南西地域を含め、自衛隊の対応能力
の向上を進めます。
先般のオバマ大統領との会談により、緊密な日米同盟も完全に復活しました。
そのうえで、日米安保体制のもとでの抑止力を高めるためにも、わが国は諸君とともに、さらなる役割
を果たしていかねばなりません。
私と日本国民は、常に諸君とともにあります。その自信と誇りを胸に、諸君には、それぞれの現場で
活躍してもらいたいと思います。
この場には、カンボジアインドネシアモンゴル大韓民国、タイ、そしてベトナムからの留学生諸君も
います。諸君は、国の守りを担う、それぞれの母国の宝であることは間違いありません。
同時に、わが国にとっても諸君の母国とわが国とをつなぐ、大切な友情の架け橋であります。
ぜひとも、ここでの学びの日々で育まれた深い絆を、今後とも発展させてほしいと思います。
そして、愛する母国に戻り、それぞれの現場で大いに活躍されることを、心より祈念します。
今日、この場所から、それぞれの現場に踏み出す諸君に、最後に、この言葉を贈りたいと思います。
「批評するだけの人間に価値はありません」。「真に称賛しなければならないのは、泥と汗と血で顔を
汚し、実際に現場に立つ者です。勇敢に努力する者であり、努力の結果としての過ちや、至らなさをも
持ち合わせた者です」。米西戦争において、自ら募った義勇兵を率いて、祖国のため戦場に飛び込ん
でいった経験もあるセオドア・ルーズベルト元米国大統領は、こう語りました。
卒業生諸君。諸君には、それぞれの現場で、自信と誇りを持って、全力を尽くしてほしいと願います。
諸君は、国民と国家を守るという、崇高な現場での任務に、ひたすら没頭してください。
ご家族の皆さん、大切なお子さまを、現場に送り出してくださることに、最高指揮官として感謝の念で
一杯です。お預かりする以上、しっかりと任務が遂行できるよう万全を期し、皆さんが誇れるような
自衛官に育てあげることをお約束いたします。
最後となりましたが、日ごろから防衛大学校にご理解とご支援をいただいているご来賓の方々に感謝
申し上げるとともに本日、栄えある門出に際し、諸君に幸多からんことを祈念し、私の訓示といたします。
(3月17日 産経ニュースより)
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~3月17日 読売新聞より
中国の挑発「危機は今そこに」…防大で首相訓示
安倍首相は17日、神奈川県横須賀市の防衛大学校の卒業式で訓示し、沖縄県の尖閣諸島周辺で
活発に活動する中国を念頭に「我が国の領土・領海・領空に対する挑発が続いている。
現場で起きていることは、今そこにある危機だ。私は先頭に立って、国民の生命・財産、領土・領海・
領空を守り抜く決意だ」と述べた。
その上で、「防衛大綱を見直し、南西地域を含め、自衛隊の対応能力向上を進める」と強調した。
また、2009年に旅客機を川に緊急着水させ、乗員乗客の命を救った機長が「日頃の訓練どおりに
行動しただけだ」と語った逸話を紹介し、「一生に一度あるかないかの『そのとき』に、完璧に任務を
全うする。その心構えを常に持ってほしい」と激励した。
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~3月17日 朝日新聞デジタルより
首相「危機そこに」 中国北朝鮮念頭に防大卒業式訓示
安倍晋三首相は17日、防衛大学校卒業式での訓示で、「我が国の領土、領海、領空に対する挑発が
続いている。諸君がこれから臨むのは『いま、そこにある危機』だ」と呼びかけた。中国北朝鮮による
安全保障上の脅威を念頭に置いたもので、「私は先頭に立ち、我が国を守り抜く決意だ」とも語った。
また、11年ぶりの防衛費増額や防衛大綱見直しに触れ「南西地域を含め自衛隊の対応能力の向上
を進める」と強調。さらに「オバマ米大統領との会談で、緊密な日米同盟も完全に復活した。
日米安保体制のもと、抑止力を高める」と述べた。
防衛大学校の今年度の卒業生は413人。任官拒否は7人で、昨年度の4人に続き1桁と少なかった。

 

 

 

 


映画「終戦のエンペラー」について

ハリウッド映画「エンペラー」(邦題「終戦のエンペラー」)が、8日から全米各地で封切られ話題に
なっているようです。私も見てみたいと思っている作品です。
マッカーサー元帥をトミー・リー・ジョーンズが演じている、ということで注目していたのですが、
どうも主人公は側近のボナー・フェラーズのようですね。「戦争の責任は、誰にあるのか」を調査
するボナー・フェラーズを中心に、物語が展開していくようです。さて、どこまで真実に迫り、史実を
解明してくれるのでしょうか・・・。

 

過去の戦争映画は米国視点で描かれた、連合軍=正義、日本=悪者という内容のものばかりでした。
そんな作品の1本に、グレゴリー・ペック主演の「マッカーサー」(1977年)がありました。
ダグラス・マッカーサーの半生を描いた作品で、グレゴリー・ペックが本物そっくりだったのを覚えて
います。この映画は、余り話題になりませんでしたが、随所に記録写真を挿入し、かなり史実に近い
作りになっていたように思います。
今回の作品もせめて、クリント・イーストウッド監督の「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」の
ような描きかたになってくれてるといいのですが・・・。

 

 

 

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2013年3月12日  産経新聞より
エンペラー」昭和天皇描いた米映画好評 敗戦・日本へも人間的光
終戦直後の昭和天皇の姿を描いたハリウッド映画「エンペラー」(邦題「終戦のエンペラー」)が
全米各地で封切られた。米国マスコミはその主題の重さから映画の特徴をいっせいに報じたが
その内容は戦争の敗者の日本側にも人間的な光をあて、一部の映画評では、日本側に対して
甘すぎるという批判が出るほどとなった。
8日からの週末に公開された「エンペラー」は、日本占領の連合国軍総司令部GHQ)最高司令官
マッカーサー元帥とその副官のボナー・フェラーズ准将を主人公とし、終戦時の要人の近衛文麿
東條英機、木戸幸一各氏らも登場する。中心に立つのはトミー・リー・ジョーンズさんが演じる
マッカーサー元帥だが、知日派とされるフェラーズ准将役のマシュー・フォックスさんも熱演する。
日本側でも昭和天皇を歌舞伎俳優の片岡孝太郎さんが演じている。
舞台は敗戦直後の東京で、同元帥が准将に「天皇が開戦にどれほど責任があったかを10日間で
調査し、裁判にかけるか否かを決める」ことを命令する。史実にフィクションが多々、混じるその物語
は、同准将がかつて恋人だった日本女性の行方を必死で捜す努力とからみあう。
映画では戦争行為自体について、日本の攻撃だけでなく欧米諸国のアジア植民地支配や米国の
日本への無差別爆撃への批判的な言葉も述べられる。日本側の人物も、天皇はじめ大部分が
人間らしく描かれる。
映画は全米各地の新聞やテレビ、雑誌でも広く取り上げられ、殆どが「歴史の深遠な瞬間が本格的
に描かれている」(デトロイト・ニューズ紙)などと好評だった。
しかし一部には「日本軍の残虐行為への言及がないまま、米軍の日本破壊だけが拡大されたのは
不公平」(ニュージャージー州のスター・レジャー紙)という批判も表明された。
【ワシントン=古森義久
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2013年3月8日  ロサンゼルス共同より
米映画、昭和天皇の戦争責任問う 終戦直後の日本で
 
終戦直後の日本を舞台に、昭和天皇の戦争責任をどう捉えるべきか、占領政策を担った
連合国軍総司令部GHQ)当局者らが明らかにしようとする様子を描いたアメリカ映画
「終戦のエンペラー」が8日、全米で公開される。
米国の日本関係者の間では大きな関心を集めており7月から上映予定の日本でも話題
となりそうだ。主人公は、GHQマッカーサー最高司令官から戦争を起こした責任を問う
べき日本政府幹部の極秘調査を命じられた若手のアメリカ将校。
元閣僚や旧日本軍幹部との面接を重ね、昭和天皇の役割を浮き彫りにしていく。
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2013年1月19日  読売新聞より
    映画「終戦のエンペラー
トミー・リー・ジョーンズがマッカーサー元帥を演じる歴史サスペンス映画「終戦のエンペラー」が
今夏に日本公開されることが決まり、マッカーサーに扮したジョーンズの写真が公開された。
本作の舞台は太平洋戦争が終結し、米軍が日本占領のために上陸した1945年。
マッカーサーは部下のボナー・フェラーズに「この戦争の真の意味での責任者は、いったい誰なのか」
を調査するよう極秘指令をくだす。日本を独自に研究し、日本を救いたいと願うフェラーズは調査を
開始するが、GHQ連合国最高司令官総司令部)の一派が彼の行動を妨害する。
映画は、マッカーサーが決めた10日間という期限までに、戦争の真実を求めて奔走するフェラーズの
姿と、終戦直後の混乱した状況下で明かされた衝撃の真実を描く。
フェラーズをドラマ「LOST」シリーズのマシュー・フォックスが演じるほか、西田敏行、桃井かおり、
中村雅俊、初音映莉子ら日本キャストも出演。
岡本嗣郎が2002年に刊行した「陛下をお救いなさいまし 河井道とボナー・フェラーズ」をもとに、
「真珠の耳飾りの少女」のピーター・ウェーバー監督がメガホンをとる。
第二次世界大戦、太平洋戦争の直後は、日本だけでなく世界各国で政治体制や社会情勢の変化が
起こり、数々の混乱が生じた時代。それだけでなく、新たな政治・社会体制が確立される過程で数々の
衝突や陰謀があり、後年まで秘匿された事件やドラマが数多く存在した。
原作は、米国の対日占領政策に大きな影響を及ぼした意見書を提出したとされるフェラーズと、
恵泉女学園を設立した教育者・河井道の人間模様を描いているが、映画では特命を受けた
フェラーズを主人公にしたサスペンスを描出するという。
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「終戦のエンペラー 2013年夏全国ロードショー
公式サイト  http://www.emperor-movie.jp/index.html

 

 

 

 

安倍首相、TPP交渉参加を正式表明

本日、安倍首相がTPP交渉参加を正式表明しました。

 

 

 

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平成25年3月15日 安倍内閣総理大臣記者会見 (首相官邸HPより)

 

本日、TPP/環太平洋パートナーシップ協定に向けた交渉に参加する決断をいたしました。
その旨、交渉参加国に通知をいたします。
国論を二分するこの問題について、私自身、数多くの様々な御意見を承ってまいりました。
そうした御意見を十分に吟味した上で、本日の決断に至りました。なぜ私が参加するという判断を
したのか、そのことを国民の皆様に御説明をいたします。
今、地球表面の3分の1を占め、世界最大の海である太平洋がTPPにより、一つの巨大な経済圏の
内海になろうとしています。TPP交渉には、太平洋を取り囲む11か国が参加をしています。
TPPが目指すものは、太平洋を自由に、モノやサービス、投資などが行き交う海とすることです。
世界経済の約3分の1を占める大きな経済圏が生まれつつあります。
いまだ占領下にあった昭和24年。焼け野原を前に、戦後最初の通商白書はこう訴えました。
「通商の振興なくしては、経済の自立は望み得べくもない」。
その決意の下に、我が国は自由貿易体制の下で、繁栄をつかむ道を選択したのであります。
1955年、アジアの中でいち早く、世界の自由貿易を推進するGATTに加入しました。
輸出を拡大し、日本経済は20年間で20倍もの驚くべき成長を遂げました。
1968年には、アメリカに次ぐ、世界第2位の経済大国となりました。
そして今、日本は大きな壁にぶつかっています。少子高齢化。長引くデフレ
我が国もいつしか内向き志向が強まってしまったのではないでしょうか。
その間に世界の国々は、海外の成長を取り込むべく、開放経済へとダイナミックに舵を切っています。
アメリカと欧州は、お互いの経済連携協定の交渉に向けて動き出しました。
韓国も、アメリカEU自由貿易協定を結ぶなど、アジアの新興国も次々と開放経済へと転換をして
います。日本だけが内向きになってしまったら、成長の可能性もありません。
企業もそんな日本に投資することはないでしょう。優秀な人材も集まりません。
TPPはアジア・太平洋の「未来の繁栄」を約束する枠組みです。
関税撤廃した場合の経済効果については、今後、省庁ばらばらではなく、政府一体で取り組んでいく
ための一つの土台として試算を行いました。全ての関税をゼロとした前提を置いた場合でも、我が国
経済には、全体としてプラスの効果が見込まれています。
この試算では、農林水産物の生産は減少することを見込んでいます。しかしこれは、関税は全て即時
撤廃し、国内対策は前提としないという極めて単純化された仮定での計算によるものです。
実際には、今後の交渉によって我が国のセンシティブ品目への特別な配慮など、あらゆる努力により、
悪影響を最小限にとどめることは当然のことです。
今回の試算に含まれなかったプラスの効果も想定されます。世界経済の3分の1を占める経済圏と
連結することによる投資の活性化などの効果も、更に吟味をしていく必要があります。
詳細については、TPPに関する総合調整を担当させることにした甘利大臣から後ほど説明させます。
TPPの意義は、我が国への経済効果だけにとどまりません。日本が同盟国である米国とともに、新しい
経済圏をつくります。そして、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった普遍的価値を共有する
国々が加わります。こうした国々と共に、アジア太平洋地域における新たなルールをつくり上げていく
ことは、日本の国益となるだけではなくて、必ずや世界に繁栄をもたらすものと確信をしております。
さらに、共通の経済秩序の下に、こうした国々と経済的な相互依存関係を深めていくことは、我が国の
安全保障にとっても、また、アジア・太平洋地域の安定にも大きく寄与することは間違いありません。
日本と米国という二つの経済大国が参画してつくられる新たな経済秩序は、単にTPPの中だけの
ルールにはとどまらないでしょう。その先にある東アジア地域包括的経済連携/RCEPや、もっと大きな
構想であるアジア太平洋自由貿易圏/FTAAPにおいて、ルールづくりのたたき台となるはずです。
今がラストチャンスです。この機会を逃すということは、すなわち、日本が世界のルールづくりから取り
残されることにほかなりません。「TPPがアジア・太平洋の世紀の幕開けとなった」。
後世の歴史家はそう評価するに違いありません。アジア太平洋の世紀。その中心に日本は存在しな
ければなりません。TPPへの交渉参加はまさに国家百年の計であると私は信じます。
残念ながら、TPP交渉は既に開始から2年が経過しています。既に合意されたルールがあれば、遅れて
参加した日本がそれをひっくり返すことが難しいのは、厳然たる事実です。残されている時間は決して
長くありません。だからこそ、1日も早く交渉に参加しなければならないと私は考えました。
日本は世界第3位の経済大国です。一旦交渉に参加すれば必ず重要なプレイヤーとして、新たな
ルールづくりをリードしていくことができると私は確信をしております。
一方で、TPPに様々な懸念を抱く方々がいらっしゃるのは当然です。だからこそ先の衆議院選挙で、
私たち自由民主党は、「聖域なき関税撤廃を前提とする限り、TPP交渉参加に反対する」と明確に
しました。そのほかにも国民皆保険制度を守るなど五つの判断基準を掲げています。
私たちは国民との約束は必ず守ります。そのため、先般オバマ大統領と直接会談し、TPPは聖域なき
関税撤廃を前提としないことを確認いたしました。
そのほかの5つの判断基準についても交渉の中でしっかり守っていく決意です。
交渉力を駆使し、我が国として守るべきものは守り、攻めるものは攻めていきます。
国益にかなう最善の道を追求してまいります。
最も大切な国益とは何か。日本には世界に誇るべき国柄があります。息を飲むほど美しい田園風景。
日本には、朝早く起きて汗を流して田畑を耕し、水を分かち合いながら五穀豊穣を祈る伝統があります。
自助自立を基本としながら、不幸にして誰かが病に倒れれば村の人たちが皆で助け合う農村文化。
その中から生まれた、世界に誇る国民皆保険制度を基礎とした社会保障制度。
これらの国柄を私は断固として守ります。
基幹的農業従事者の平均年齢は現在66歳です。20年間で10歳ほど上がりました。
今の農業の姿は若い人たちの心を残念ながら惹き付けているとは言えません。
耕作放棄地はこの20年間で約2倍に増えました。今や埼玉県全体とほぼ同じ規模です。
このまま放置すれば、農村を守り、美しいふるさとを守ることはできません。
これらはTPPに参加していない今でも既に目の前で起きている現実です。
若者たちが将来に夢を持てるような強くて豊かな農業、農村を取り戻さなければなりません。
日本には、四季の移ろいの中で、きめ細やかに育てられた農産物があります。豊かになりつつある
世界において、おいしくて安全な日本の農産物の人気が高まることは間違いありません。
大分県特産の甘い日田梨は、台湾に向けて現地産の5倍という高い値段にもかかわらず、輸出され
ています。北海道では雪国の特徴を活かしたお米で、輸出を5年間で8倍に増やした例もあります。
攻めの農業政策により農林水産業の競争力を高め、輸出拡大を進めることで成長産業にしてまいり
ます。そのためにもTPPはピンチではなく、むしろ大きなチャンスであります。
その一方で、中山間地などの条件不利地域に対する施策を、更に充実させることも当然のことです。
東日本大震災からの復興への配慮も欠かせません。
農家の皆さん、TPPに参加すると日本の農業は崩壊してしまうのではないか、そういう切実な不安の声
を、これまで数多く伺ってきました。私は、皆さんの不安や懸念を、しっかり心に刻んで交渉に臨んで
まいります。あらゆる努力によって、日本の「農」を守り、「食」を守ることをここにお約束をします。
関税自主権を失ってしまうのではないかという指摘もあります。
しかし、TPPは全ての参加国が交渉結果に基づいて関税を削減するものであって、日本だけが一方的
に関税を削減するものではありません。そのほかにも様々な懸念の声を耳にします。
交渉を通じ、こうした御意見にもしっかり対応していきます。そのことを御理解いただくためにも、国民
の皆様には、今後状況の進展に応じて、丁寧に情報提供していくことをお約束させていただきます。
その上で、私たちが本当に恐れるべきは、過度の恐れをもって何もしないことではないでしょうか。
前進することをためらう気持ち、それ自身です。私たちの次の世代、そのまた次の世代に、将来に希望
を持てる「強い日本」を残していくために、共に前に進もうではありませんか。
本日、私が決断したのは交渉への参加に過ぎません。まさに入口に立ったに過ぎないのであります。
国益をかけた交渉はこれからです。私はお約束をします。日本の主権は断固として守り、交渉を通じて
国益を踏まえて、最善の道を実現します。
私からは、以上であります。
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【質疑応答】

(内閣広報官)
それでは、質疑に移ります。指名された方は、まず所属と名前をおっしゃってから
質問をお願いいたします。それでは、高橋さん、どうぞ。
(記者)
総理、共同通信の高橋です。よろしくお願いします。
総理は、今、TPPの交渉参加を表明されて、その国益を守るという固い決意を述べられたわけです
けれども、具体的に言いますと、米とか麦、牛肉、豚肉、乳製品、砂糖、こうした重要5品目と国民皆
保険制度について、昨日も自民党がこれを聖域として最優先で確保してほしいと、こういう要望を
されています。総理としても、この聖域を守り抜くという決意があるかどうか、そして守れない場合は、
交渉を離脱するという可能性もあるというお立場なのかどうか、まず一つお尋ねしたいのと、
もう一つは、詳しい政府の統一試算の結果については、後ほど甘利大臣の方からという御紹介でし
たけれども、農業においては、その生産額が3兆円にもわたって減少するとも言われております。
この点については、農業団体からは強い反発も予想されるということで、夏の参院選に与える影響に
ついてはどのようにお考えになるか。
そしてまた、農業支援策についての検討状況についてもお聞かせください。
(安倍総理)
まず、離脱するかどうかという御質問がございましたが、我々は国益を守って、それを中心に据えて
交渉を進めていくわけでありますし、だからこそ交渉に参加をしました。
ですから、今ここで離脱するかどうかということを申し上げるのは、むしろ国益にも反する訳であって
適切ではないと、このように思います。
昨日、自由民主党からも守るべき項目について決議文をいただきました。
我々はしっかりとそれを胸に強い交渉力をもって結果を出していきたいと、このように考えています。
そして選挙についてでありますが、これは選挙如何にかかわらず、この時期しかないと私は判断して
本日交渉に参加をすることを決断しました。
その上において、我々は長い間の農村、農家との信頼関係があります。
そうした信頼関係を通じながらしっかりと説明していくことによって信頼をつなぎ止めていきたいと、
信頼を獲得していきたいと考えています。
そして農業に対するダメージについて、試算については後ほど甘利大臣が御説明をいたしますが、
そもそも関税が全くゼロになって、全く対応をしていない、対策をしていないという前提の数字です
から、そもそもそういうことには絶対になりません。
そのことははっきりと申し上げておきたいと思います。むしろ今、最初にお話をしたように、これを、
ピンチをチャンスに変えていくことこそが求められているのだろうなと思います。
同時に多面的機能がありますから、ですからその多面的な機能ということを頭に入れながら、
守るべきものは様々な政策を駆使して守っていかなければならないと、このように考えております。
対策についても、今日、交渉参加を決めました。これから、しっかりとした交渉を行っていくと同時に、
強い農業、攻めの農業、そして多面的機能を守っていくための対策、メニューについて、しっかりと
議論していきたいと思っております。
(内閣広報官)
それでは、次の方。 それでは、古田さん、どうぞ。
(記者)
東京新聞・中日新聞の古田と申します。総理、よろしくお願いします。
総理は今、国民に対して、交渉過程については丁寧に情報を提供していくということを約束すると
いうふうに述べられましたけれども、今後の交渉過程及び交渉参加に関わる情報については、
どのように公表をされていくおつもりか。例えば会見をなさるとか、定期的に報告を政府として出さ
れるとか、どのような形で公表をされていかれるのか、その考えをお聞かせいただきたいというのと
先ほど総理は、既に参加を決めて、交渉に入っている国々、11ヵ国ありますけれども、こちらで一旦
合意したことに関しては引っくり返せない、そういうことが厳然たる事実だということは認めるという
ふうにおっしゃいました。こちらが聞いている限りでは、カナダ、メキシコが交渉参加を決める際には、
今の合意したことを引っくり返せないという他にも、例えば交渉を打ち切る権利は、最初の参加を
決めた9ヵ国にしか認められないといった不利な条件も受入れさせられたというふうに聞いています。
総理は、こういう不利な条件に関しては、参加をすることを重視して今後受け入れざるを得ないという
ふうにお考えになっているということなのでしょうか。
今後そういう条件が提示された場合に、政府としてどのような対応をなされるのか、そのお考えを
お聞かせください。
(安倍総理)
まず、TPPに関する情報提供については、先の訪米において、首脳会談後に日米共同声明を発出を
して、内外記者会見で説明するなど、我々はできる限りの説明を行ってきました。
また、与野党の関係会合等でTPPに対する安倍政権の基本的考え方や交渉の進捗状況について、
随時御説明をしております。交渉でありますから、相手国との関係で公表できることとできないことが
ありますが、交渉に参加すれば、今よりも大分情報が入手しやすくなると考えています。
公開できることは、進捗の状況に応じて、しっかりと国民の皆様に提供していきたいと、このように
考えています。そして、交渉について、今まで既に参加をしている国が決めたルールについて、これを
後から入っていって、既に決まっていることを蒸し返すことは難しいということは十分承知の上であり
ますが、ただ、今まで、まだ、例えば関税等についてはほとんど議論がされていないわけでありまして、
これから決めることもたくさんむしろあると言ってもいいと思いますね。
むしろ、ここで交渉に参加しないことは、もうTPPそのものを事実上私は諦めなければならない。
つまり、交渉に全く参加できないのですから、全く日本はルールづくりには参加できないということに
なってしまっては、そうなっては、そういうTPPは、参加は国益にかなわないという、よりそういう状況に
なっていき、かつ、そのまた先にRCEP、FTAAPという、このTPPで決めたことを核に新しい体制がで
きていく、それを全て手放さなければならないというところに今、来ているのだということは認識しなけ
ればならないと思います。その上で、報道にて、メキシコとカナダに送付されたとされているような
念書については、我が国は受け取っていません。ですから、それがどうなのかという仮定の質問には
お答えすることはできませんが、可能な限り、早期に正規に交渉に参加をして、強い交渉力をもって、
我々は国益を守っていきたいと考えていますし、何と言っても、世界第3位の経済力を持つ日本です。
その存在感は大きなものがあるはずでありますから、我々はこの力をフルに活用していきたいと考え
ています。
(内閣広報官)
それでは、次の方どうぞ。 それでは、関口さん、どうぞ。
(記者)
ダウ・ジョーンズの関口と申します。
TPP交渉参加の論争では、日本の農業を守るための農産物関税の扱いが最大争点のような印象を
受けますが、関税を撤廃することによって、消費者が受ける恩恵の優先順位はこれより下に位置する
のでしょうか。大企業は所得増を次々に発表していますが、マーケットの好調が反映されにくい中小
零細企業や年金生活者には、総理の掲げる物価上昇目的などは、生活を苦しくさせる面もあります。
安い外国米や畜産物が入っていることを望む消費者と、農業の聖域化の狭間にある溝を総理は
どのように受けていらっしゃるか御説明ください。
(安倍総理)
まず、多くの関税が撤廃されていくことによって物の値段が下がっていく。
これは消費者が享受できる利益だと思います。そして、その分、購買力が増すことによって、GDP
プラスの寄与をします。そうした計算も我々はしているわけでありまして、つまり、消費者の得る利益
は我々も計算に入れているということであります。
その上において、農業は多面的な機能を保有しています。水を涵養し、地域を守り、環境を保全し、
そしてCO2を吸収する。これは都市の人々も、これによる恩恵には浴しているわけであります。
つまり、この多面的な機能を考えれば、それは農業は一つの産業。そこで働く人はもう要らないのだ
ということには決してならないわけでありまして、ですから、この重要性、この多面的な機能、そして
それは日本のまさに文化にも通ずるものがありますから、これについてはしっかりと守っていくのが
私は当然なのだろうと、このように思っているところでございます。
また、今、私たちが進めている経済財政金融政策についてのお話がございましたが、もし我々が今の
政策を行わなければ、毎年毎年国民の収入は減っていくのですから、更にどんどん収入が減っていく
という状況になっていきます。年金は物価にスライドしていきますから、デフレになれば年金収入は減っ
ていきます。株価が下落をしていけば、年金の運用損がどんどん出ていきます。
例えば株を売却して、それを被災地のために使う、JTの株の売却も売却益は減っていきます。
つまり、今やっている政策をやらなければ、受けるマイナスは、はるかに、はるかに大きいということを
考えていただきたいと思うわけでありまして、つまり、行き過ぎた円高によって根っこから仕事を失って
しまうという状況を今、変えて、まさに日本の経済を上昇させていくことによって、経済を活性化させ、
そして職を増やし、雇用を増やし、賃金を上げていく、今そういう局面に入っていったわけであります
から、大切なことはさらにそれを多くの方々に均てんしていく、広げていくことではないかと思っています。
(内閣広報官)
予定の時間が来ておりますが、もう1問だけ。 それでは、佐々木さん、どうぞ。
(記者)
時事通信の佐々木です。
今回のTPP参加表明に当たって、これまで政府はアメリカと事前協議を行ってきました。
特に米国製自動車に対する関税の段階的撤廃の受け入れなど、一定の進展はあったと思うのです
けれども、このいわゆる事前協議、もう事前という言葉は取れるのかもしれませんが、この協議はもう
終わりなんでしょうか。そんなことはないと思うんですけれども、いわゆる90日ルールというものを
考慮すると、夏以降に始まると見られる交渉会合参加に向けて、ほかに自動車や保険など残る課題
について、どのような姿勢でそのルールづくくりに関わっていくのか、そこのところを具体的にお聞か
せください。
(安倍総理)
まず、先般の日米首脳会談において、日米間の協議を継続していくことで一致をいたしました。
そのことを受けて、今、協議を実施をしているところであります。
我が国のTPP交渉に対する米国の同意が可能な限り、速やかに得られるよう、今後更に取り組んで
いく考えであります。
(内閣広報官)
それでは、以上をもちまして、総理会見を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。

 

 

 

 

米海兵隊が追悼演奏会

マスコミ・メディアは3月11日の日、東日本大震災について様々な特集を組んでいましたね。
二言目には「風化させてはいけない」などと言いますが、日が経つにつれて、被災地の現状を報道
しなくなったのは、他ならぬメディアではないのでしょうか。報道が風化していってるだけです。
たとえば毎月11日を「東北の日」として、現地レポートなどを民放共同で何故やらなんでしょうか?
大々的な特集をやるより、その方が東北復興へのアピールになると思いますが・・・。
多くの国民が、天皇陛下のお気持ちと同様に、東北の復興を願い、心を寄せて続けているはずです。
明日への希望に繋がる下記のようなニュースも、できるだけ取り上げてくれることを願っています。

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宮城・大島で支援活動行った米海兵隊が追悼演奏会
東日本大震災の際に宮城県の気仙沼湾にある大島で、支援活動を行ったアメリカ海兵隊が
11日に再び島を訪れ、追悼演奏会を行いました。
大島を訪れたのは、沖縄に駐留するアメリカ海兵隊のタレリ少将と音楽隊の隊員らおよそ
30人で、会場となった大島小学校の体育館には島の人々や、当時のボランティア等およそ
400人が詰めかけました。
海兵隊は震災発生から3週間近くの間、ほぼ孤立状態にあった大島で6日間に渡って活動し
壊滅状態となった港の瓦礫撤去などを行いました。
その後も、島の子どもたちを沖縄に招待するなど、交流が続いています。
演奏会では、アメリカで死者を弔う際に演奏されるジャズや、日本のアニメソングなどが披露
されたほか、大島の子どもたちが海兵隊の演奏をバックに歌う場面もありました。
「大島の人たちはとても親切でフレンドリーなので、我々としても良い関係が築きやすいです」
 (音楽隊 ジオビ隊長)
「すごく良かったです。僕達のためにここまで来てくれて、音楽をやってくれて
 とても心に響きましたし」
「この震災で一人一人がいろんな傷を負っているんですけど、新しい出会い
 新しいつながりが出来て、それがまた傷を癒してくれるので」 (大島の住民)
海兵隊では、今後も様々な形で大島の支援を続けていきたいとしています。
(2013年3月12日 TBSニュース)

 

 宮城・大島で支援活動行った米海兵隊が追悼演奏会
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気仙沼大島まちづくりサポートFacebookより
気仙沼大島の3.11
14時46分、小田の浜にて、おばか隊・米国海兵隊・島民・この日のために
集まったボランティアの皆さんで黙祷。
19時00分、大島小学校体育館にて米国海兵隊による追悼演奏会。
大島で長期にわたりボランティア活動を行った、歌手の木下春菜さんによる
歌も披露されました。
米国海兵隊と島民との交流はまだ続いています。
トモダチ作戦は、忘れてはいけない日本の歴史ですね。 

 

 

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気仙沼大島での支援活動を終えた米軍との別れ
http://youtu.be/Q15SbUcl_sE

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【東日本大震災】知られざる救援活動・米海兵隊のトモダチ作戦

 

 

 

【訃報】納谷悟朗さん死去 「さらば、とっつぁん!」

また一人、大好きな声優さんが亡くなれた。

ご冥福をお祈りいたします。

 

 
 

私にとって、納谷さんといえば=チャールトン・ヘストンであった。
チャールトン・ヘストンといえば、「ベン・ハー」が代表作で、マイベスト3の中の1本である。
しかし、納谷さんの吹き替えでは「ダンディー少佐」と「ウィルペニー」が、お気に入りの作品だった。
「沖田艦長」や「銭形のとっつぁん」なども、はまり役だったし忘れ難い・・・。

 

 

 

 

私は中学生の頃から、洋画を見るようになったと思う。といってもテレビの洋画劇場でのこと。
淀川先生の解説とともに、様々なジャンルの作品を楽しんでいた。当然、みな吹き替えだった。
当時は、俳優によって吹き替えをする声優が、ほぼ固定していたように思う。
例えば、ヘンリー・フォンダ=小山田宗徳、グレゴリー・ペック=城達也、アラン・ドロン=野沢那智
スティーブ・マックィーン=内海賢二、チャールズ・ブロンソン=大塚周夫、ショーン・コネリー=
山弦蔵、トニー・カーチス=広川太一郎、ジャック・レモン=愛川欽也、マリリン・モンロー
向井真理子、オードリー・ヘプバーン=池田昌子などなど・・・。
彼らの声を聞くだけで、映像を見ずとも場面を思い浮かべることができた。
時折、再放送などで別の声優さんが吹き替えをしていたりすると、どうしても馴染めない。
面白さが半減してしまうのである。「今のセリフは、話し出す前に一呼吸入れるところだろう。
那ちゃんは、ちゃんとやってたぞ・・・」などと、突っ込みたくなることもしばしば、、、
昨今の声優さんたちは皆さん上手いと思う。セリフ回しも発声もしっかりしているし、それなりに
役をこなされているのは確かである。しかし、その声と俳優がイコールにならないのである。
思い込みかもしれないが、ベテランの声優さんたちは、作品の役を通して、その俳優と同化して
いたように思う。しゃべり方や間の取り方など、その俳優の癖までも自分のものにしていた。
だから、どの作品を見てもチャールトン・ヘストンは納谷さんでなければ、しっくりとこなかったし
楽しめなかったのである。
近年でいえば「24」シリーズの主人公ジャック・バウアーの吹き替えをしていた、小山力也さんが
そんな声優の一人ではないだろうか。
今は、DVDやBRで字幕で見ることが殆どだが、敢えて、吹き替えで楽しむ作品が何本かある。
その中の一本に「お熱いのがお好き」(1959年)というコメディー作品がある。
マリリン・モンロー(向井真理子)、トニー・カーチス(広川太一郎)、ジャック・レモン(愛川欽也)が
共演している名作であるが、字幕で見るより吹き替えのほうが、はるかに楽しめるのである。(☆5つです)
若い頃から親しんだ、ベテランの声優さんたちが少なくなっていくのは、淋しい限りであります。

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2013年3月11日 スポニチアネックスより
「ルパン三世」銭形警部役 納谷悟朗さん死去
アニメ「ルパン三世」シリーズの銭形警部役などで知られる声優で、俳優の納谷悟朗さんが
5日午前3時、慢性呼吸不全のため千葉市内の自宅で死去した。83歳。北海道出身。
11日に所属事務所の「テアトル・エコー」が発表した。
葬儀・告別式は近親者のみで行った。後日お別れの会を開く予定。
喪主は妻で女優の火野カチ子(納谷捷子=なや・かちこ)さん。
1950年代に俳優としてデビュー。59年に「テアトル・エコー」所属後、俳優として活躍する傍ら、
外国映画の吹き替えで人気となり、クラーク・ゲーブル、チャールトン・ヘストン、ジョン・ウェイン
などの声を担当した。
低音の渋い声が魅力で、ほかにアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の沖田艦長、仮面ライダーシリーズの
ショッカー首領役なども演じた。
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石川五ェ門役・井上真樹夫 納谷さんをしのぶ「ああ、とっつぁん」
アニメ「ルパン三世」シリーズで、石川五ェ門を演じた声優で俳優の井上真樹夫(72)が
自身のツイッターで故人をしのんだ。 
井上は「ああ・・・悟朗さん、悟朗さん、悟朗さん!ああ、とっつぁん!!」と納谷さんの名前を連呼。
「とっつぁん」と銭形警部の愛称を叫び、短い投稿に悲痛な思いがこもっていた。
その後、フォロワーとの会話で「久々に泣きました」「悟朗さんをいつまでも忘れないで!」
「まだまだ生きて欲しかった」「銭形は本当に納谷さんの創造物なんです」
「ほんと、納谷さんの演技力はハンパじゃないです」などと心境を吐露。
「あっちの世界でルパンと仲良くやってもらいたいです」の声には「『ルパン、逮捕だ!』とね」と
返し、初代・ルパンの山田康雄さん(享年62)とともに冥福を祈った。
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神谷明、納谷さんは「師匠」
納谷悟朗さんの訃報を受け、声優の神谷明(66)が11日、自身のブログで故人の思い出をつづった。 
「キン肉マン」「北斗の拳」のケンシロウ「名探偵コナン」の毛利小五郎などでおなじみの神谷。
「とてもつらいです。納谷さんは、大好きな先輩というより師匠でした」といい、研究生時代は直接、
演技指導を受けたという。神谷はナレーターとして活躍した納谷さんにもスポット。
美空ひばりさんが涼んでいる「金鳥蚊取り線香」のCMバックに流れた「『金鳥の夏・日本の夏』と
いう納谷さんのフレーズは、知らない人がいないほどでした」と振り返った。
「納谷さんは演技には厳しかったですが、優しく、心温かい方でした。また、ダンディーで格好良く、
そのファッションには憧れたものです」と人柄をしのび「私自身も、ナレーションや演技に多くの影響を
受けました。実は毛利小五郎の演技には、納谷さんを意識した部分もありました」と明かした。
2009年の「ルパン三世VS名探偵コナン」で共演。
「収録にお伺いして、お話できたこと、一生忘れません。これからも、納谷さんから受け継いだものを
しっかり継承していきます」と亡き“師匠”に誓っていた。
 

 

 

 

 

 

東日本大震災から2周年

東日本大震災で犠牲になられた方々の御冥福を心より祈念いたします

 

 

 

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天皇陛下のおことば(全文)
本日、東日本大震災から二周年を迎えるにあたり、ここに一同と共に、震災により
かけがえのない命を失われた多くの人々とその遺族に対し、改めて深く哀悼の意を表します。
2年前の今日、東日本を襲った巨大地震とそれに伴う大津波により、2万人を超す死者、
行方不明者が生じました。
震災後に訪れた被災地では、永年にわたって人々が築いてきた故郷が痛々しく破壊されており
被災者の悲しみは、いかばかりかと察せられました。
一方、この厳しい状況のなか、被災地で、またそれぞれの避難の地で、気丈に困難に耐え、
日々生活している被災者の姿には、常に深く心を打たれ、この人々のことを、私どもはこれからも
常に見守り、この苦しみを、少しでも分かち合っていくことが、大切だとの思いを新たにしています。
この度の大震災に際して厳しい環境の下、専心救援活動にあたった自衛隊、警察、消防、海上
保安庁をはじめとする国や地方自治体関係者、多くのボランティア、そして原発事故の対応に
あたった関係者の献身的な努力に対し、改めて深くねぎらいたく思います。
諸外国からも実に多くの善意が寄せられました。物資や義援金が送られ、また、救援の人々も
多数来日し、日本の救援活動を助けてくれました。
また、駐日外国大使など日本に住んでいる外国人を始め、災害発生後の日本を訪れる多くの
外国人が被災地に赴き、被災者を励ましてくださっていることに感謝しています。
この度の津波災害において、私どもは災害に関し、日頃の避難訓練と津波防災教育がいかに
大切であるかを学びました。
この教訓を決して忘れることなく、これから育つ世代に伝えていくことが大切と思います。
今後とも施設面の充実とともに、地域における過去の災害の記憶の継承、日頃からの訓練と
教育などにより、今後災害の危険から少しでも多くの人々が守られることを期待しています。
危険な業務に携わる人々も、この度の経験を生かし、身の安全が確保されることに工夫と訓練を
重ねていくよう願っています。
今なお多くの苦難を背負う被災地に思いを寄せるとともに、被災者一人一人の上に、一日も早く
安らかな日々の戻ることを一同と共に願い、御霊(みたま)への追悼のことばといたします。

 

 

 被災地に心寄せられ続け
天皇皇后両陛下は、2年前の震災発生以降、被災した人たちに心を寄せ続けられてきました。
両陛下は、3月11日の震災直後から被災状況の把握に努め、天皇陛下は、未曾有の災害を前に
被災した人たちを思う気持ちを、ビデオを通じた異例の形で国民に語りかけられました。
そして、一刻も早く被災者を励ましたいと、3月の末には東京都内の避難所を訪れ、以降、7週連続
で東北3県の被災地などを訪ねて、避難生活を送る人たちを見舞われました。
大きな余震や原発事故による影響も心配されるなかでの訪問でした。
両陛下は、その後も静養先の栃木県で、福島県から避難してきた人たちのもとを訪ねるなど、折りに
触れて被災者を励まされました。
天皇陛下は、翌年の去年2月に心臓の手術を受けたあと、退院からわずか1週間後の3月11日に
東京で開かれた、犠牲者の追悼式に皇后さまと出席されました。
のちに、追悼式に間に合うよう手術を受けたことを明かされた天皇陛下。
国民が被災者に心を寄せ、被災地の状況を改善する努力を続けるよう願うおことばを述べられました。
両陛下は去年も、仙台市や福島県の川内村を訪れ、仮設住宅で暮らす人たちや原発事故からの
復興に取り組む人たちを励まされました。
これまで50回近くにわたって、政府の防災担当者や放射線の専門家などから、被災地の復興状況
や原発事故の影響などについて説明を受け、被災者の置かれた状況への理解を深めるとともに、
機会あるごとに被災地支援のためのチャリティーコンサートなどに出かけられてきました。
天皇陛下は、ことし1月2日に皇居で行われた新年の一般参賀でも、訪れた人たちを前に、
「これからも皆で被災地に心を寄せて過ごしていきたいと思います」と述べられています。
(2013年3月11日 NHK NEWSwebより)
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平成25年3月11日
東日本大震災二周年追悼式 内閣総理大臣式辞
本日ここに、天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、東日本大震災二周年追悼式を挙行するに当たり
政府を代表して、謹んで追悼の言葉を申し上げます。
かけがえのない多くの命が失われ、東北地方を中心とする我が国の国土に未曾有の被害をもた
らした東日本大震災の発生から、2年の歳月が経ちました。
この震災により亡くなられた方々の無念さと、最愛の方を失われた御遺族の皆様の深い悲しみに
思いを致しますと、誠に痛恨の極みであり、哀惜の念に堪えません。
ここに改めて、衷心より哀悼の意を捧げます。また、今なお行方の分からない方々の御家族を始め
被災された全ての方々に、心からお見舞いを申し上げます。
被災地を始め全国各地では、いまだに多くの方々が不自由な生活を送られています。
原発事故のためにいまだ故郷に戻れない方々も数多くおられます。
今を懸命に生きる人々に、復興を加速することで応えることが、天国で私たちを見守っている犠牲者
の御霊に報いる途でもあるはずです。
持てる力の全てを注ぎ、被災者に寄り添いながら、一日も早い被災地の復興、被災者の生活再建を
成し遂げるとともに、今般の教訓を踏まえ、我が国全土にわたって災害に強い強靭な国づくりを進め
ていくことを、ここに固くお誓いいたします。
この震災では、助け合いの力が大きく発揮されました。地元の方々の御努力、関係機関の尽力は
もちろんのこと、全国各地から多くの支援の手が差し伸べられました。
さらに、本日ここに御列席の世界各国・各地域の皆様からも、多くの、温かく、心強い御支援を頂き
ました。改めて、感謝の意を申し上げたいと存じます。
我が国の先人たちは、幾多の困難を克服し、その度に、より逞しく立ち上がってきました。
今日を生きる私たちも、それに倣い手を携えて、前を向いて歩んでいくことを改めてお誓いいたします。
御霊の永遠に安らかならんことを改めてお祈り申し上げるとともに、御遺族の皆様の御平安を心から
祈念し、私の式辞といたします。

平成25年3月11日
内閣総理大臣 安倍 晋三
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平成25年3月11日 3.11をむかえて〜安倍総理のメッセージ〜

 

 

 

 

 

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