筑紫の国の片隅で…

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2013年は良い年に

2012年も、あと少しで終わろうとしています。この1年、本当に色々なことが有りました。
1年の終わりに10大ニュースなどを、とも思いましたが、沢山有りすぎて絞り切れませんでした。
私が印象に残ったことを、いくつか以下に羅列してみます・・・

 

  2月:天皇陛下、心臓冠動脈バイパス手術が成功し、健康を取り戻されました。
   3月:国立劇場において、東日本大震災一周年追悼式開催
  4月:石原慎太郎東京都知事が、米・ワシントンで尖閣諸島購入を表明。
  5月:日本各地で金環食が観測された。
   東京スカイツリーの開業。
   天皇皇后両陛下、エリザベス女王即位60周年を祝うため英国訪問。
  6月:三笠宮寛仁親王が薨去されました。
   オウム真理教事件特別指名手配犯2人逮捕。
  7月:九州北部豪雨(大分県・熊本県・福岡県・佐賀県)で甚大な被害。
   ロンドンオリンピック開催。
  8月:李大統領が竹島上陸および天皇陛下に対する侮辱発言。
   尖閣諸島魚釣島に、香港活動家ら7人が不法上陸。
  9月:日本政府が尖閣諸島を国有化する。
   自民党総裁選挙において安倍晋三氏が選出。
10月:東京駅丸の内駅舎復元工事が竣工し、全面開業する。
   オスプレイ普天間基地配備。
   山中伸弥京都大学教授がノーベル生理学・医学賞を受賞
   石原慎太郎東京都知事が辞職。
11月:石原慎太郎氏と「たちあがれ日本」の平沼赳夫氏が新党『太陽の党』を結成。
   党首討論おいて、民主党解散が決まる。3年3か月の悪夢終焉。
   天皇皇后両陛下が8年ぶりに沖縄県を行幸啓される。
   三宅久幸先生が逝去される。
12月:中央自動車道笹子トンネル上り線で天井板崩落事故。
   歌舞伎俳優の中村勘三氏死去   
   北朝鮮がミサイル発射。
   第46回衆議院議員総選挙がおこなわれ、自民党が圧勝し政権与党に。
   安倍晋三自民党総裁が、内閣総理大臣に就任

 

そして個人的には、このブログを始めた事です。おかげで、色々と勉強するようになり、
世の中には知らない事が沢山あることを、痛感している次第であります。
今年最後になりますが、来年の安倍政権に期待する意味をこめて、現代ビジネスに載っていた
記事を転載させてもらいます。

 

2013年は日本国にとって良い年でありますよう願いつつ
皆様にとっても素晴らしい年になりますよう、祈念して新年を迎えたいと思います。

 

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12月28日 現代ビジネスより


首相官邸人事は、霞が関のパワーバランスで配慮した絶妙な配置
前回の失敗に学んだ安倍新政権は国民の信頼を取り戻せるか!?

 

安倍晋三政権がスタートした。注目すべきなのは、閣僚よりも首相官邸の人事である。

 

内閣総理大臣は官邸に入ると、意外なほど孤独である。
面会しようとする議員や官僚たちは、すべて事前にアポイントをとりつけなければならない。
よほど親しい人以外は直接、首相に電話もできない。すると首相の側から電話したり、執務室に
呼びつけない限り、議員も官僚も、まして普通の民間人は簡単に首相に会えなくなってしまうのだ。
そこで首相官邸の人事が重要になる。官邸にポストが与えられれば、それだけ首相に会いやすくなる。
首相との面会日程をアレンジする首相秘書官ともなれば、局面によっては閣僚をしのぐ影響力を発揮
するのも可能である。
何故かといえば、自分が「この人はいま首相と会わせたくない」と思えば、いろんな理由をつけて面会
日程を先送りできるからだ。面会する側は問題がすべて決着してからアポをとりつけ、ようやく首相に
直訴できたとしても「時すでに遅し」になってしまう。
問題が複雑で利害が激しくぶつかり合う局面でこそ、面会のタイミングがモノを言う。
首相発言もそうだ。首相に「ご発言要領」を手渡すのは秘書官の役割である。
閣僚や幹部官僚がいくら事前にレクチャーして首相の了解を得ていても、秘書官が渡すメモの文章に
落とし穴を潜ませて、土壇場で骨抜きにするのは常套手段だ。

 

◇首相の側近に経産省出身者が3人
安倍官邸の人事をみると、霞が関に対して絶妙なパワーバランスで配慮した跡がうかがえる。
まず政務秘書官には、第1次安倍内閣で首相秘書官を務めた、
今井尚哉・元資源エネルギー庁次長(82年経済産業省)を据えた。
事務秘書官は財務省から、中江元哉・前主税局審議官(84年)
経産省から柳瀬唯夫・前経済産業政策局審議官(同)
外務省から鈴木浩・前駐英公使(85年)
警察庁から大石吉彦・前警備局警備課長(86年)
防衛省から島田和久・前地方協力局次長(85年)という顔ぶれだ。
首相補佐官には、木村太郎衆院議員、磯崎陽輔、衛藤晟一両参院議員のバッジ組に混じって、
経産省出身の長谷川栄一・元内閣広報官(76年)を政策企画担当の補佐官に入れた。
長谷川を加えて経産省出身者が3人、首相の側近に入った形である。
通常は議員の秘書が収まる政務秘書官に、今井が入ったのは異例だ。
そこに安倍と個人的にも近いベテランOBの長谷川が加わったので、経産省としてはさぞ心強いだろう。
財務省はどうするのかと思っていたら、丹呉泰建・元財務事務次官(74年)が内閣官房参与に入った。
それに小泉純一郎政権で政務秘書官を務めた飯島勲氏、外務省から谷内正太郎・元外務事務次官
米イェール大の、浜田宏一名誉教授の3人も内閣官房参与に起用した。
つまり経産省が官邸で突出しそうなところを、財務省大物の丹呉を起用してバランスをとった形である。
小泉政権で机を並べた飯島も丹呉と近いので、人数は少なくてもパワーは十分だろう。
外務省は谷内が入ったので文句はない。さらに警察庁からは杉田和博・元内閣危機管理監(66年)が
官房副長官に抜擢された。

 

◇霞が関のチャンピオンは財務省
こうしてみると財務、経産、外務、警察という霞が関のパワー官庁が、漏れなく官邸の要職ポストを
占めた格好になっている。このあたりに安倍が第1次政権の経験から学んだ教訓が生きている。
第1次政権で安倍は公務員制度改革に力を尽くした。それはもちろん正しかったのだが、最初から
飛ばしたために霞が関との間に相当な緊張関係が生じた。今回は失敗を許されない。
そこで霞が関のパワー官庁に目配りして、まずは「ローギア」でスタートしたというところではないか。
メディアでは、今井の政務秘書官起用をとらえて「今度は経産省政権になる」いう見方が広がった。
だが、私の見立ては違う。霞が関のチャンピオンは、いまも変わらず財務省である。
なぜなら予算と税制の権限を握っているのに加えて、組織的な情報収集能力が圧倒的で他の追随を
許さないからだ。そこは実は、大手メディアでさえもかなわない。
人材の質と量という点でも、経産省とはまるで違う。例えば、東京電力の生死を握り、経産省にとって
最重要案件だった原子力損害賠償支援機構法案を書いたのは、実は財務省官僚だった。
この法案が経産省にとって重要なのは自明だったが、極めて複雑にならざるをえなかったために、
経産省内では当初「スケルトン(骨組み)は出来ても、実際に法案作成までこぎ着けられるかどうか」と
懸念が出ていた。結局、自前では書き切れず、財務省から「法案を書かせたらピカイチ」と名高い中堅
官僚をレンタルしてきて書いてもらったのだ。はっきり言えば、この段階で東電処理の主導権は経産省
から財務省に移っていた。官僚の能力とは、最終的には法案作成能力である。
この例からみても、いくら経産省が頑張っても財務省の底力には及ばない。

 

◇前回の教訓を生かした運営
安倍もそこはよく分かっているはずだ。だからこそ、経産省を厚遇しているとみる。
つまり最強官庁である財務省を牽制するために、あえて経産省のパワーを利用しようとしているのだ。
逆に言えば、経産省を利用するくらいでないと、とてもじゃないが、財務省に太刀打ちできない。
ここが前回の教訓なのだ。そうは言っても、これはあくまで陣立ての話である。
実際に政権がどう動いていくかは、仕事が始まってみないことには何とも言えない。
もう一つ、今回の閣僚と党役員人事で興味深かったのは、結果論だが、新聞はじめメディアの事前報道
にかなり間違いが多かった点だ。組閣当日に、重要閣僚の名前を一面で間違えた新聞もある。
現場は苦労して取材したのだろう。それでも間違ったのは、安倍側の秘密保持が徹底していたからだ。
政権側からみると、誤報が相次いだのは、実は悪い話でもない。メディア側が以後、心理的に怯むからだ。
「次も間違ったらどうしよう」と心配するので当然、政権幹部への取材が慎重になって、念には念を入れる
ようになる。それだけ腰も低くなる。このあたりの情報管理にも、前回の教訓が生きているのではないか。

 

◇政府への信頼をどう取り戻すか
人事の話はこれくらいにして、もっと大事な問題を書いておこう。
安倍政権の真の課題だ。それは「政府への信頼をどう取り戻すか」である。
目の前にはデフレ脱却はもちろん、原発・エネルギー問題や消費税、環太平洋連携協定(TPP)
日中・日韓関係修復のような個別課題が山積している。
だが、それらを解く鍵は「政府の信頼回復」にある。
国民の間に「原発はもういやだ」とか「TPPはごめんだ」といった意見が広がっているのは
一番根っこの部分に「政府は信頼できない」という思いがあるからだ。
そこをどうするかが問われている。信頼回復なしには、憲法改正にも手がつかないだろう。
2011年3月11日の経験を経て、国民の間に政府不信が広がった。
緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の情報隠しが典型だ。
「政府は国民のために、何をしてくれるのか」どころではなく「政府は国民を犠牲にするのではないか」
というレベルまで不信が高まった。
だが、よく考えてみれば、総選挙を経て、国民が自ら多数で選んだ政府を信頼できないことほど不幸な
話はない。政権交代を実現させて、国民は「さあ、これからは私たちの政府だ」と晴れ晴れした気分に
なったか。私はまだ「なっていない」と思う。半信半疑、様子見なのだ。
国民は自分で政府を選んではみたが、手放しで信頼できないというジレンマに陥っている。
そこをどう解きほぐしていくか。それが安倍政権の課題である。


ジャーナリストという仕事は、政府に疑惑の目を向ける仕事だ。
だから、あまり「政府に信頼を取り戻せ」などという自家撞着の注文は言いたくないのだが
新政権のスタート時くらいは許されるだろう。

国民の信頼なくして、政府にたいした仕事はできない。
大きな苦痛と悲しみの後に成立した政権であるからこそ、そこをまず、しっかり噛みしめてもらいたい。

長谷川幸洋(はせがわ ゆきひろ):ジャーナリスト(東京新聞・中日新聞論説副主幹)

 

 

 

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第2次安倍内閣が発足

12月26日、安倍自民党総裁が第96代首相に就任し、第2次安倍内閣発足しました。

 

民主党政府の無能・愚策のおかげで、我が国「日本丸」は、沈没寸前の状態です。
取り組まなければならない、深刻な問題が山積していますが、「強い日本を取り戻す」ためにも
安倍総裁が常々主張してこられた、「デフレからの脱却」を実現してもらわなければなりません。
幸いな事に、安倍総裁の「インフレ目標2%、大胆な金融緩和」という発言以降、為替・株式市場
が敏感に反応し、円安・株価上昇傾向を示しています。
このような流れは、安倍総裁が打ち出してきた、デフレ脱却を通じた経済再生という「経済政策」が
市場関係者の期待感に繋がった結果だと思われます。
一日も早く、日銀と財務省との協調体制を構築し、適切な政策のもと、ゆるやかなインフレを実現
させて欲しいものであります。
さらには、管~野田内閣で一向に進まなかった、東北の震災復興を優先的に取り組んで欲しいと
思います。加えて、老朽化した公共インフラ対策も対応が急がれます。
何かと批判の多い「公共事業費」の見直しですが、必要なものに優先的に投資をする、ということを
国民に説明し、納得してもらうことが肝要です。
外交と安全保障に関しては、まずは米国との関係強化を図り、適切な政策を淡々と進めることです。
支那共産党にしても、韓国の新政権にしても、国内の体制を整えている状況に有る訳ですから、
ことさらに強硬姿勢をとるのは、相手を刺激し硬化させるだけであり、今後の関係改善に向けて
マイナスになるだけであり、益することはありません。
とはいえ、不法な挑発行為や不当な行動には、毅然とした強い態度で抗議をし、我が国を脅かす行為
に対しては「断固、戦う」という姿勢を示すことが必要なのは言うまでもありません。
安倍総裁と自民党を支持した我々国民は、稚拙に結果を求めるのではなく、政策をどう実現してくれる
のかを見守りつつ、また、新政府が何かをしてくれるのを、ただ待つだけではなく、国民の一人ひとりが
「意見」や「批判」の声をあげて、積極的に政治に参加していくべきだと思っています。

 

安倍晋三新内閣総理大臣 就任記者会見 】
 http://youtu.be/LqnepPrd0Jo

 

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2012年12月28日 NHK NEWSwebより

 

◇東京外為市場 1ドル86円台に
28日の東京外国為替市場は、
安倍内閣の発足で日銀が一段の金融緩和に踏み切る
という見方から、円相場は1ドル86円台まで値下がりし
およそ2年5か月ぶりの円安水準で取り引きされています。
安倍内閣の発足で日銀による金融緩和が一段と強化される
のではないかという見方から、円を売る動きが加速した海外市場
の流れを引き継いで、円を売ってドルを買う動きが強まっています。

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2012年12月28日 朝日新聞デジタルより

 

◇日経平均終値1万395円 円安好感、4日連続大幅高
28日の東京株式市場は
外国為替市場で1ドル=86円台まで進んだ円安を好感し、
日経平均株価が4日連続の大幅高となり、一時、
約1年10カ月ぶりに1万0400円台を回復。
前日終値より、72円20銭(0.70%)高い1万0395円18銭で
今年最後の取引を終えた。
前日に続いて年初来最高値を更新した。
大胆な金融緩和を求める安倍新政権の発足で、日本銀行が
来月にも追加緩和に踏み切るとの見方が広がっている。
30日の米下院再招集が決まり、減税の打ち切りと歳出カット
が重なる「財政の崖」問題に、進展があるとの期待も円安と株高
につながっている。

 

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2012年12月27日  読売新聞より

 

安倍内閣支持65%景気回復に期待


読売新聞社は第2次安倍内閣の発足を受けて、26日夜から
27日にかけて緊急全国世論調査(電話方式)を実施した。
内閣支持率は65%で、2006年9月の第1次内閣発足時の
70%はやや下回ったが、内閣発足直後の調査(1978年発足
の大平内閣以降)としては野田内閣と並ぶ歴代5位の高さだった。
不支持率は27%。
内閣を支持する理由は、トップの「これまでの内閣よりよい」41%
に「政策に期待できる」20%が続いた。
自民、公明連立政権に代わったことや、景気回復への期待が強い
ことが高い支持率の要因とみられる。
閣僚の顔触れについては、谷垣法相の起用を「評価する」は54%
だったが、経済運営の司令塔となる麻生副総理・財務相の起用を
「評価しない」は45%で、「評価する」の43%と拮抗した。
自民党執行部人事では、石破幹事長の留任を「評価する」との回答
は71%に上り、党三役の政調会長と総務会長に女性が起用された
ことも64%が評価している。
政策面では、安倍内閣が最重要課題の一つに掲げる景気回復を実現
できると思う人は48%で、「そうは思わない」は39%だった。

 

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12月27日付・読売社説より

 

第2次安倍内閣 危機突破へ政権の総力挙げよ

◆「強い経済」取り戻す知恵が要る
デフレからの脱却、震災復興、原発政策の再構築、外交立て直し・・・。
日本が直面する難問を解決しようという意欲のうかがえる布陣だ。
第2次安倍内閣が発足した。戦後、首相の再登板は吉田茂以来2人目である。
安倍首相は就任後の記者会見で「一日も早く結果を出すことで信頼を得たい」と強調した。
短命政権に終わった5年前の苦い経験を教訓に政策実現能力が問われる。
「危機突破内閣」の看板通り、閉塞状況を打開してもらいたい。

◆「霞が関」を使いこなせ
閣僚には、自民党の麻生元首相や谷垣禎一前総裁、公明党の太田昭宏前代表ら
重鎮が並んだ。根本匠復興相ら首相に近い中堅・若手の登用も目立つ。
内閣の要となる官房長官に腹心の菅義偉前幹事長代行、官房副長官には世耕弘成
前参院政審会長ら側近を据えた。
内閣官房参与に小泉元首相の政務秘書官を務めた飯島勲氏を起用している。
首相官邸を中心にしたチーム力と大災害時などの危機管理能力を高めるのが狙いだろう。
民主党政権の誤った「政治主導」とは一線を画し、官僚機構を十二分に使いこなして、
霞が関の機能を引き出すことが大切だ。
安倍内閣の最重要課題は、日本経済の再生である。
麻生太郎副総理・財務・金融相、甘利明経済再生相、茂木敏充経済産業相の3閣僚が
その中核を担う。
いずれも政調会長を経験した政策通である。実効性のある政策を迅速に打ち出して欲しい。

◆司令塔を機能させたい
社会保障財源を確保するため、消費税率を着実に引き上げていく必要がある。
それには、後退色を強める景気を下支えする大規模な補正予算の編成が急務だ。
経済再生に向けて、首相は経済財政諮問会議を復活させ、新たに日本経済再生本部を置く。
二つの組織を経済の司令塔として、しっかり機能させねばならない。
野田政権の「2030年代に原発稼働ゼロ」の方針では電力の安定供給が揺らぎ、産業空洞化
も加速する。これを早急に撤回し、現実的な原発・エネルギー政策を再構築すべきである。
少子高齢化と人口減で中期的には国内需要の縮小が避けられない。
日本の成長に弾みをつけるには環太平洋経済連携協定(TPP)への参加を決断するしかない。
林芳正農相は、一層の市場開放に備え、農業の国際競争力を強化する重要な役割を担う。
老朽化したインフラ(社会基盤)の整備と防災対策も欠かせない。
古屋圭司防災相が目玉政策の「国土強靱化」を担当する。
無論、日本が深刻な借金財政に陥っていることも忘れてはなるまい。
将来世代にこれ以上重いツケを回さないよう、効率的な公共投資を工夫することが肝要だ。
社会保障制度を持続可能にするには給付の削減は避けられない。
社会保障の専門家である田村憲久厚生労働相の手腕が問われる。
外相には、岸田文雄元沖縄相が就任した。鳩山政権が著しく損なった沖縄県との信頼関係を
回復しなければ、米軍普天間飛行場の移設問題は前進しない。
沖縄県の事情に通じ、仲井真弘多知事とも一定の信頼関係があると言われる岸田氏の起用は
妥当だと言えよう。
防衛相には小野寺五典元外務副大臣が起用された。
尖閣諸島を巡って中国は、領海だけでなく、領空まで侵犯した。
経済、軍事両面で膨張路線をとる中国とどう向き合うかは外交・安全保障の最重要課題だ。
首相は岸田、小野寺両氏と十分連携し、柔軟で、したたかな戦略を打ち立てる必要がある。
一方、自民党の新執行部体制では、高市早苗政調会長、野田聖子総務会長という女性2人の
党三役への登用が注目される。

◆自公民路線は堅持を
地方で人気のある石破幹事長とともに、来夏の参院選で「党の顔」とすることを狙った人事だ。
自民党の変化を示すものだという。
だが、イメージだけでは党に対する国民の信頼は回復しない。政治を前に動かすために、一層の
努力と謙虚な姿勢が求められる。首相が言う通り、「伝統にあぐらをかけば、あっという間に陳腐な
古い自民党と化す」だろう。参院選までは衆参のねじれが続く。社会保障と税の一体改革の実現に
向けて、自公民3党の協力路線を堅持していくべきである。

「決められない政治」は、もううんざりだ。 これまでとは次元の違う、政権運営を期待したい。

 

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2012.12.27 産経ニュースより

 

第2次安倍内閣 「強い国」へ使命果たせ

      スピードと成果こそが勝負だ

第2次安倍晋三内閣が発足した。
安倍首相が「強い日本を取り戻す」という歴史的使命を果たす時である。
3年余の民主党政権による、日本の惨状を一刻も早く立て直してもらいたい。
先の衆院選で示されたように、国家の再生が多くの国民の願いであり、希望である。
これを心に刻んで、内外の難題解決に総力を挙げて欲しい。
安倍首相にとっては、5年前の突然の辞任からのカムバックだ。
首相の再登板は、第2次吉田茂内閣以来64年ぶりである。
安倍氏は、その期待に応える重い責務がある。

デフレ脱却を最優先に≫
首相は会見で、「一日も早く結果を出し、信頼を取り戻したい」と述べた。
その表明通り、スピード感をもって成果を挙げていくことが肝要だ。
来年夏の参院選の乗り切りも求められよう。
まず、デフレ脱却を最重要課題として取り組み、「強い経済」への転換を示すことが重要だ。
経済・財政運営の司令塔として、具体的な成長戦略を練る「日本経済再生本部」と
マクロ経済政策を決める「経済財政諮問会議」を明確に位置付けたのは、その表れといえる。
甘利明経済財政担当相が新設の経済再生担当相を兼ね、副総理でもある麻生太郎元首相
が財務相・金融担当相に就いた。
一方、日銀は安倍氏の要請を受け、物価目標や政府との政策協定締結の検討に入っている。
デフレ脱却を強力に推し進める陣立ては整ったといえる。
2つの司令塔のトップも務める首相自身が、大型補正予算や来年度予算、成長戦略などを
通じて、どう政策を具体化していくかが問われる。
政権発足までに円安株高が加速したが、市場は政権発足後の首相の実行力も注視している。
積極財政論の麻生氏の起用は、脱デフレへの転換を示すメッセージとなり得る。
ばらまきに陥らず、デフレ克服に効果的な政策を打ち出して欲しい。
甘利氏には、経済再生の観点から、安全性を確保した上で必要な原発再稼働を進め、電力の
安定供給を確保する現実的対応が求められる。
デフレへの集中的な取り組みによって、来年4~6月の成長率を押し上げられるかは、再来年
の消費税引き上げの大きな判断材料となる。
政権交代を経て景気、雇用が好転に向かう実感を、国民にどれだけ与えられるかもカギだ。
外交安保面での立て直しも喫緊の課題だ。 傷ついた日米関係の修復が急がれる。
1月にも行う訪米で、オバマ大統領との信頼関係を再構築し、同盟の抑止力を強化することが
求められている。 中国に向き合うにも、日米関係が堅固でなければならない。
政府公船による尖閣諸島沖の日本領海の侵犯を繰り返している中国に対し、首相は一歩も
譲らないとしている。当面は対峙することになるが、一方で、中国に日本との関係を改善しなけ
れば、国はもたないことも理解させねばならない。

≪日米同盟立て直し急げ≫
国の守りを強めるため、10年連続で削減されてきた防衛費を増額に転じ、海上保安庁の予算を
充実させることも急務だ。これは来年度予算編成において直ちに実現しなければならない。
安倍首相には、自民党政権公約に掲げた、憲法改正をいかに政治日程に乗せていくかという
大きな課題もある。すでに国防軍の保持などを明記した憲法改正草案をまとめているが、
連立相手の公明党は「憲法改正は今の課題ではない」と慎重な姿勢だ。
当面、憲法96条が定める改正要件緩和を先行させるとしている。
憲法改正がなぜ必要かを、国民にわかってもらうことが大切だ。
集団的自衛権の行使容認について、公明党は否定的だ。
北朝鮮が先に発射した長距離弾道ミサイルは、米本土を射程内に収めることが明らかになった。
これまでのように、米本土に向かうミサイルは迎撃しないという解釈は通用しない。
行使を容認する憲法解釈の変更を広く訴え、決断して欲しい。
民主党政権の統治能力が問われた原因は、「政治主導」をはき違えて官僚を遠ざけ、その能力を
活用できなかったことが大きい。
安倍首相は、官僚OBである谷内正太郎・元外務事務次官と丹呉泰健・元財務事務次官
内閣官房参与に起用した。
「危機突破」は官僚や野党など、国の総力を結集して初めて可能になる。

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~2012.12.26 産経ニュースより

 

◇2%の物価目標、インフレ期待は高まるか
安倍首相は就任前から日銀に対し、消費者物価の前年比上昇率2%の物価目標を設定するよう
求めてきた。日銀は来年1月の金融政策決定会合で、物価目標を導入する方向で検討している。
とはいえ、企業や家計は長期のデフレに慣れており、2%の物価目標の設定が「インフレ期待」を
起こせるかどうかについては、識者の間でも賛否が分かれている。
安倍首相は衆院選の前から、デフレ脱却には、人々にモノやサービスの価格が上昇すると予想させる
インフレ期待」を起こすことで、消費や投資を促すのが重要になると指摘。
自民、公明両党が25日に署名した連立政権発足に向けた合意文書には、「物価目標2%の設定」と
「大胆な金融緩和の断行」を明記した。
「(2%の物価目標の設定により)市場で円安・株高が進めば、人々のインフレ期待に働きかけて、
デフレ脱却にも効果が期待できる」。大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミストはこう指摘する。
一方、みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミストは「2%の物価目標を設けるだけでは
インフレ期待を起こすのは難しい」と指摘する。
内閣府が今月14日発表した、日本経済の需要と供給力の差を示す「需給ギャップ」は、7~9月期に
マイナス2.7%となり、需要不足額は年換算で15兆円となった。
「日本が抱える需要と供給のバランスを欠いた経済構造を変えるのが先決で、トップダウンで人々の
物価の期待から変えようというのは無理がある」と話す。
日銀は、金融緩和のために国債などを買い入れる基金の規模を、当初の3倍弱にあたる101兆円まで
拡張してきたが、銀行の貸し出し増加にはあまりつながっておらず、デフレ脱却には政府の成長戦略の
役割も重要との声は根強い。
ニッセイ基礎研究所の上野剛志シニアエコノミストが「金融緩和に加え、政府による規制緩和や構造
改革、TPP参加を通じ、期待成長率を高める取り組みが不可欠」と指摘している。

 

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2012.12.26 NewSphere(ニュースフィア)より

 

◇「アベノミクス」を海外紙はどう分析したか?
安倍晋三自民党総裁は、23日の民放番組にて、日銀法改正を行なってでも政府と日銀の
政策協定(アコード)に物価目標2%を導入させる意向を、これまで以上に強気な姿勢で表明した。
協定については、今月19日から2日間にわたって開かれた金融政策決定会合にて議論が開始され
来年1月の会合で具体的な内容を検討していく予定だ。
安倍氏はまた、自身の政策を反映させた協定の締結以外にも、雇用拡大についてしかるべき結果を
導き出せない場合は、日銀へ責任を負わせる考えを示した。
海外各紙は、勢いを増す安倍氏の経済政策「アベノミクス」の影響を、それぞれの視点から分析した。
 
まずフィナンシャル・タイムズ紙は、安倍氏の強気な姿勢に対して
「日本経済が後退し続けているのは、日銀が消極的な金融政策を行なってきたためだ」と
考える人々にとっては心強いものだろうと報じている。
一方で、経済低迷は労働力の減少や規制が厳しすぎる経済環境などの社会構造によるもの
だと考える人々の疑問は、解決できないだろうとも指摘している。
また、白川総裁は日銀の国債買い入れを批判しているものの、任期は4月までのため、後任には
緩和に積極的な人物が選ばれる、と安倍氏が明確にしていることを報じた。
同様にインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙も、
安倍氏が日銀法改正や日銀総裁の後任選びなど根本的なレベルから、金融政策への関与を
強めており、日銀はもはや逃げられないだろうと報じている。
安倍氏は「世界中の中央銀行が自国の紙幣をたくさん刷り、経済を支え、輸出競争力を高めている」
と述べ、日本も同様の政策を取るべきだと主張している。
日本の首相が日銀に対してこれほどの強気の姿勢でぶつかることは異例とされている。
ただ実際、日銀は金融緩和の追加を繰り返しており、今月20日には9月以降3度目となる緩和に
踏み切っている。
よりマクロな視点からの分析を試みたのは、ウォール・ストリート・ジャーナル紙。
世界で行われている金融政策には2つの方法があると報じている。まず、米国などが行なってきた、
低金利政策や量的緩和による自国通貨の相対的価値を抑える方法。
そして、韓国でみられるように、中央銀行が自国通貨を売り、他国の通貨を購入する為替介入だ。
ただし為替介入の効果は限定的とされており、この方法に否定的な安倍氏は無制限緩和といった
大胆な政策を掲げているとした。
また同紙は、アナリストの中には「自国通貨の為替相場を下げようとする各国の動きがぶつかり合う
ことで、貿易戦争にもなりかねない」と懸念する声も挙がっていると報じている。
実際に、ここ数年で各国の為替政策に関する協力体制が減ってきているとも指摘している。
このような世界情勢の中で、自民党は、円安政策をあくまでも行き過ぎた円高の是正である
としているようだ。
実際、石破幹事長は、過度な円安を否定した上で、「85円から90円ぐらいにどうやって収めるかという
ことを考えなければならない」と述べている。
専門家は、こうした方針を、輸出入への影響や他国への刺激という観点から妥当と評価しているようだ。

 

 

 

「伝説のスピーチ」を知っていますか?

ナショナルジオグラフィックというサイトに「ナショジオ キッズ」というコーナーがあります。
 
“私たちのかけがえのない地球は今、地球温暖化生物多様性の減少、水問題など
さまざまな問題を抱えているよ。地球の環境について、キミはどれだけ知っているかな?”
として、下記のようなクイズが出題されています。
その中から3問だけ抜粋してみましたが、ちゃんと答えられますか?
私は、知ってるつもりでしたが、記憶があやふやだったり、間違って覚えていたりして
殆ど間違ってしまいました。

 

Q1.地球の平均気温は何度?
Q2.地球の気温が2℃上昇すると、何割の生物が死んでしまう?
Q3.日本が出す二酸化炭素の量は世界で何番目?
答えは最後に・・・

 

何故こんな話題から始めたか、というと、地球温暖化や環境問題のことについて、色々と調べていた
ところ、12歳の少女「伝説のスピーチ」という記事に出くわしたからです。
そのスピ-チとは、1992年、リオで開催された『地球環境サミット』で、当時12歳のセヴァン・スズキ
という少女が、世界の首脳を前にしておこなった6分間の演説のことです。
ゴルバチョフロシア大統領や、ゴア元米国副大統領たちを感動させ、「サミットで一番素晴らしい
スピーチだった」と褒め称えられ「伝説のスピーチ」として語り継がれています。
環境サミットのことは知っていても、20年ほど前にそのサミットで子供が演説をしたなんて、まったく
知りませんでした。そしてその彼女が大人になった今でも、環境問題に取り組んでいることもです。
20年前と言えば地球温暖化が問題にされ始めた頃ですが、当時は地球温暖化や環境問題などに、
殆ど関心がありませんでしたから、知らなくて当然かもしれません。
彼女の演説を聞いてみると、彼女の提示した問題に対して、世界中の大人たち(私も含めて)は20年
後の現在においても、何ら答えをだしていない、ということに愕然としてしまいました。
今年はブラジル・リオデジャネイロにおいて、188カ国から約100人の首脳が集まった国連持続可能
な開発会議(リオ+20)、カタール・ドーハでは国連気候変動枠組み条約第18締約国会議(COP18)
が開催されましたが、いずれも殆ど成果をあげていません。
私たち大人は、子供たちの未来のために、一人ひとりが地球温暖化や環境問題について、真摯に
向き合い、手遅れになる前に答えをだす努力をしなくてはいけないのではないでしょうか・・・。
かけがえのない地球を守るためにも。


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【Severn Cullis-Suzuki(セヴァン・カリス=スズキ)スピーチの全文】

 

 

 

こんにちは、セヴァン・スズキです。エコを代表してお話しします。
エコというのは、子供環境運動(エンヴァイロンメンタル・チルドレンズ・オーガニゼェーション)の略
です。カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、今の世界を変えるために頑張っています。
あなたがた大人たちにも、ぜひ生き方を変えていただくようお願いするために、自分たちで費用を
貯めて、カナダからブラジルまで1万キロの旅をして来ました。
今日の私の話には、ウラもオモテもありません。
なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のため。
自分の未来を失うことは、選挙で負けたり、株で損したりするのとは訳が違うんですから。
私がここに立って話しをしているのは、未来に生きる子供たちのためです。
世界中の飢えに苦しむ子供たちのためです。
そして、もう行く所もなく、死に絶えようとしている、無数の動物たちのためです。
太陽のもとにでるのが、私は怖い。オゾン層に穴が空いたから。呼吸をすることさえ怖い。
空気にどんな毒が入っているかもしれないから。
父とよく、バンクーバーで釣りをしたものです。数年前に、体中ガンで侵された魚に出会うまで。
そして今、動物や植物たちが毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。
それらは、もう永遠に戻ってはこないんです。
私の世代には、夢があります。
いつか、野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。
でも、私の子供たちの世代は、もうそんな夢を持つこともできなくなるのではないか?
あなたがたは、私ぐらいの歳の時に、そんなことを心配したことがありますか。
こんな大変なことが、ものすごい勢いで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ
余裕があるような呑気な顔をしています。
まだ子供の私には、この危機を救うのに何をしたらいいのか、はっきりわかりません。
でも、あなたがた大人にも知って欲しいんです。
あなたがたも、よい解決法なんて持っていないっていうことを。
オゾン層に空いた穴をどうやって塞ぐのか、あなたは知らないでしょう。
死んだ川にどうやってサケを呼び戻すのか、あなたは知らないでしょう。
絶滅した動物をどうやって生き返らせるのか、あなたは知らないでしょう。
そして今や砂漠となってしまった場所に、どうやって森を蘇えらせるのか、あなたは知らないでしょう。
どうやって直すのかわからないものを、壊し続けるのはもう止めてください。
ここでは、あなたがたは政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。
あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。
でも本当は、あなたがたも誰かの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、
おじなんです。そしてあなたがたの誰もが、誰かの子供なんです。
私はまだ子供ですが、ここにいる私たち皆が同じ大きな家族の一員であることを知っています。
そうです50億以上の人間からなる大家族。いいえ実は3千万種類の生物からなる大家族です。
国境や各国の政府がどんなに私たちを分け隔てようとしても、このことは変えようがありません。
私は子供ですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつにして
行動しなければならないことを知っています。
私は怒っています。でも、自分を見失ってはいません。私は恐い。
でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私は恐れません。
私の国での無駄使いは、大変なものです。買っては捨て、また買っては捨てています。
それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の国々と富を分かちあおうとはしません。
物が有り余っているに、私たちは自分の富を、そのほんの少しでも手ばなすのが怖いんです。
カナダの私たちは、十分な食物と水と住まいを持つ、恵まれた生活をしています。
時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの持っている物を数え上げたら何日もかかることでしょう。
2日前、ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。
ひとりの子供が私たちにこう言いました。
「僕が金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べ物と、着る物と、薬と、
住む場所と、優しさと愛情をあげるのに。」
家も何も無い一人の子供が、分かち合うことを考えているというのに、すべてを持っている私たちが
こんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。
これらの恵まれない子供たちが、私と同じぐらいの年だということが、私の頭をはなれません。
どこに生れついたかによって、こんなにも人生が違ってしまう。
私がリオの貧民窟に住む子供の一人だったかもしれないんです。ソマリアの飢えた子供だったかも、
中東の戦争で犠牲になるか、インドで乞食をしてたかもしれないんです。
もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために使えば、この地球は
すばらしい星になるでしょう。私はまだ子供だけど、このことを知っています。
学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世の中でどう振る舞うかを教えてくれます。
例えば
「 争いをしないこと」、「 話し合いで解決すること」、「 他人を尊重すること」
「 ちらかしたら、自分で片付けること」、「他の生き物をむやみに傷つけないこと」
「 分かちあうこと」、「 そして欲張らないこと」
ならば何故、あなたがたは私たちに、するなということをしているんですか。
何故あなたがたがこうした会議に出席しているのか、どうか忘れないでください。
そしていったい誰のためにやっているのか。それはあなたがたの子供、つまり私たちのためです。
あなたがたはこうした会議で、私たちがどんな世界に、育ち生きていくのかを決めているんです。
親たちはよく「大丈夫。すべてうまくいくよ」と言って子供たちをなぐさめるものです。
或いは「出来るだけのことはしてるから」とか、「この世の終わりじゃあるまいし」とか。
しかし大人たちは、もうこんな慰めの言葉さえ、使うことが出来なくなっているようです。
お聞きしますが、私たち子供の未来を、真剣に考えたことがありますか。
父はいつも私に不言実行、つまり、何を言うかではなく何をするかで、その人の値うちが決まる、
と言います。しかし、あなたがた大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。
あなたがたは、いつも私たちを愛していると言います。しかし、私は言わせてもらいたい。
もしその言葉が本当なら、どうか、本当だということを行動で示してください。
最後まで私の話を聞いてくださって、ありがとうございました。

(翻訳・佐藤万理、辻信一)

 

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洞爺湖からのメッセージ?セヴァン・スズキ
http://youtu.be/iD0CKpquRKo
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映画『セヴァンの地球のなおし方』予告編
(2010年/フランス/120分)
http://youtu.be/rtVzYj0jQ3c
監督:ジャン=ポールジョー(『未来の食卓』)
日本とフランスで、傷ついた地球と向き合い続ける人々の姿を追ったドキュメンタリー映画。

 

この映画は2011年6月から日本公開され、現在も日本各地で上映されているようです。
詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
http://www.uplink.co.jp/severn/

 

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2012年7月3日付け産経ニュースの記事

リオ+20
 ブラジル・リオデジャネイロで22日に閉幕した国連持続可能な開発会議(リオ+20)は
環境保護と経済成長の両立という課題への具体的な解決策を示せなかった。
環境問題に関心が高い欧州連合EU)も、域内の債務危機問題を抱えてリーダーシップ
を発揮できず。新興国も環境保護への取り組みが経済成長の足かせになることを恐れ、
地球温暖化対策への強い対応は求めなかった。
「『留意する』とか『再確認する』という言葉ばかりで、『決断する』や『約束する』という言葉
が出てこない」。EUのヘデゴー欧州委員は開幕前日の19日、成果文書案へのいらだちを
短文投稿サイト「ツイッター」で発信した。
環境問題に関する国際交渉をリードしてきたEUは、リオ+20で2015年から先の持続可能な
開発目標を定めようとのもくろみがあった。
しかし22日に採択された成果文書には数値目標はなく、具体性のない内容にとどまった。
リオ+20が不十分な結果に終わった背景には、世界経済の低迷がある。
域内の債務問題を抱えたEUの主要国から参加した首脳はフランスのオランド大統領のみ。
19日付の英紙フィナンシャル・タイムズは「ドイツのメルケル首相、イギリスキャメロン首相は
米国オバマ大統領と同様に、自国にとどまった方がよいと判断した」と関心の低さを指摘した。
また新興国側も、経済活動の制限につながりかねない地球温暖化対策を急ぐつもりはなかった。
23日の中国国営新華社通信は「国連持続可能な開発会議が希望の中で閉幕」と前向きな
トーンで報道し、具体的な目標数値目標がないといった成果文書の不十分さには目をつぶった。
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2012年12月11日付の産経ニュースの記事。

 

COP18 地球環境から目そらすな


地球温暖化防止を目指し、カタールのドーハで開かれていた国連気候変動枠組み
条約第18回締約国会議(COP18)が閉幕した。
日本が不参加を表明済みの京都議定書第2約束期間を、2013年から20年までの
8年間とすることなどが決まった。
京都議定書に代わる新たな枠組みを20年から発効させることは、昨年のCOP17で
国際合意が成立済みだ。
先進国と途上国が隔てなく参加する新枠組みの構築を確実なものにするには、15年
までに取り組みの詳細を固めなければならないが、今回はその議論の地ならしに
とどまった。予想されていた展開とはいえ、歩みが遅い。
大気中の二酸化炭素は増え続けている。
20年前には360ppmだった濃度が、今や400ppmに達しつつある。
COP18と重なった衆院選では、地球温暖化問題がほとんど議論されていない。
民主党政権が打ち出した脱原発政策の下、原発の再稼働は進まず、火力発電から
出る二酸化炭素が増えている。
地球環境から目をそらし、脱原発のみを煽(あお)る政党もあるが、無責任で不誠実だ。
次期政権には、来年のCOP19
で、中国と米国の2大排出国がポスト京都の新枠組みに
確実に参加するよう働きかけてもらいたい。
中国は急速な経済成長で世界一の排出国となっている。18世紀半ばの産業革命以降の
排出でも日本の1.8倍の量を出している。断じて途上国ではあり得ない。
インドなどの排出も増えており、新興諸国の対等参加は不可欠だ。
今回のCOPでは、来年からの第2約束期間に参加しない日本やロシアなどに対して批判
の声が上がった。だが、この反応は理不尽だ。日本の不参加は消極策ではない。
第2約束期間に参加すれば、削減義務を負わない中国などの大量排出継続を是認する
ことになるからだ。
途上国への削減支援には、より実効的な「2国間取引」という排出枠獲得への手法がある。
次期政権にはその定着に力を入れてもらいたい。
鳩山由紀夫元首相が国連で独自に公約した25%削減の撤回も必要だ。
京都議定書の第1約束期間は、今年末で終わる。
日本政府が毎年、約1兆円という巨費を投じてきた温暖化対策の費用対効果の検証も
不可欠だ。
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クイズの答えです

A1.現在の地球の平均気温は15℃です。
 地球は太陽からのエネルギーで温められています。
 地球が太陽からのエネルギーを受け取る量は、赤道付近が最大で北極や南極が最小です。
 また、地球には大気があり、そこに含まれている二酸化炭素などの温室効果ガスの働きに
 よって、現在の温度が保たれています。

 

A2.地球温暖化などの気候変動に関する国際機関の発表では、
 地球の気温が2℃上昇すると、生物種の約30%が絶滅の危機にひんすると予測されています。
 人間という生き物そのものに直接与える影響は大きくないようですが、人間の生活と密接に
 関わっている動植物が絶滅することによって、生活習慣を変えるなど、何らかの影響は出る
 ものと考えられています。

 

A3.2011年現在、日本は世界で5番目に二酸化炭素の排出量が多い国になっています。
 1番目は中国、2番目がアメリカ、3番目ロシア、4番目インドとなっています。
 この上位4カ国で全世界の二酸化炭素排出量の半分以上を占めています。
 中国やインドの人は、日本人に比べると一人当たりの二酸化炭素の排出量が
 少ないですが、総人口が多いため、国としての排出量は日本よりも多くなっています。

 

 


ノロウイルスによる集団感染に注意!

全国各地で、ノロウイルスによる集団感染が相次いで発生し、死亡者が続出しています。
今後も流行の継続が予想されますので、日頃の手洗いの徹底や、発症時の対応などに
留意し、感染予防・感染拡大防止に努めてください。
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◆ 免疫すり抜ける「変異型」ノロ、大流行の兆し
この冬、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎は大流行する兆しを見せている。
厚労省は、重症化しやすい子どもや高齢者らに特に注意を呼びかけている。
国立感染症研究所が、全国約3,000の小児科病院から報告を受けている定点調査によると、
1医療機関当たりの感染性胃腸炎の平均患者数は、12月3~9日の1週間で今季最高の
19.62人に達し、過去10年間で最も多かった2006年に次ぐ水準となった。
感染研によると、今シーズン流行しているウイルスは、人間の免疫をすり抜けやすい性質に変異
しており、感染が広がる一因になっている。
同じ変異型のウイルスは、世界的に流行しているとみられるという。
国内では今月に入り、大分県竹田市の病院に入院していた男性患者(当時84歳)が死亡したほか
京都市左京区の病院でも、80歳代と90歳代の男性患者が死亡。広島市でも1,000人以上が集団
食中毒にかかるなどした。
西日本での流行が目立っているが、北海道や静岡など東日本の各地でも集団感染が確認されている。
(2012年12月24日  読売新聞)
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◆感染経路は?予防法は?…
ノロ対策Q&A
ノロウイルスに、どう対処するか。ポイントをまとめた。

 

Q)どんなウイルスか。
A)患者の便や嘔吐物、加熱不十分な二枚貝などに潜む。感染力が強く、ウイルスが10個以上
  あれば、感染するとの報告もある。激しい嘔吐や下痢を、1日10回以上繰り返すこともある。
  熱はほとんどなく1~2日で自然に治る。高齢者、乳幼児以外では重症化することは少ない。

Q)感染経路は。
A)床に飛散した嘔吐物や下痢便などに触れた手からウイルスが口に入り、感染する。
  消毒が不十分だと、舞い上がったウイルスを吸い込み、感染することもある。

Q)予防法は。
A)トイレの後や食事の前、流水とせっけんでしっかり手洗いをする。
  下痢便や嘔吐物を処理する時は、ビニール手袋を着用し、塩素系消毒薬で消毒する。
  アルコール消毒はあまり効果がない。
  拭き取った布や手袋などはビニール袋に密封して処分する。
  衣類は水洗い後に塩素系漂白剤で消毒する。
  調理器具や食品は85度以上の熱湯で1分以上加熱する。

Q)発症時の注意点は。
A)ノロウイルス自体に効く治療薬はない。
  脱水症状を防ぐため、十分な水分補給をする。
  嘔吐がひどく、水も飲めない時は、医療機関で治療する。
  下痢止めは、ウイルスの排出を抑え、回復を遅らせることもあり注意したい。
(2012年12月24日  読売新聞)
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ノロウイルス手洗いで予防
下痢や嘔吐を繰り返す感染性胃腸炎が急増している。原因の一つのノロウイルスは感染力が強い。
普段から手洗いをしっかりするなど感染予防に力を入れたい。
感染性胃腸炎になると、子どもや高齢者は脱水症状を起こしたり、吐いた物を喉につまらせたりして
命にかかわることもある。
国立感染症研究所によると、今年の流行は、この10年間で2006年に次ぐ勢いだ。
ノロウイルスに汚染された食品を食べて感染する。感染者が調理すると、さらに別の食品に
ウイルスが付着することがある。吐いた物に触れて感染が広がるケースもある。
東京都福祉保健局は、「ノロウイルス対策の基本は、普段からの手洗い」という。
石けんを使い、手のひら、甲、指先・爪の間、指の間の順にしっかりこするように洗う。
特に、親指の周りや手首などは汚れが残りやすい。洗い忘れないように注意する。
洗った後は十分に水で流し、ペーパータオルや清潔なタオルでよく拭くこと。
もし家族が感染したときには、他の家族に感染が広がらないよう気を付けたい。
吐いた物など汚物はぬぐい取り、ウイルスが残らないよう確実に消毒することが必要だ。
大阪府地域保健感染症課は、その処理法=イラスト参照=を紹介している。消毒液として使うのは、
市販の塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウムが約5%のもの)を水で10倍に薄めたものだ。
汚物が付いた衣服は処分するのが最も安全だが、捨てるのに抵抗があるなら、水でもみ洗いした後
温度計を見ながら85度以上の熱湯に1分以上つける。
布団などの場合は汚れを取った後、アイロンのスチームをあてる。処理中はマスクとビニール手袋を
着用する。手や体に付いた場合には、せっけんで洗い、シャワーで念入りに洗い流す。
(2012年12月21日  読売新聞)

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◆発生状況まとめ(12月23日現在)

 

・12月  4日:静岡県三島市の飲食店で、ノロウイルス検出。
・12月10日:静岡県熱海市の旅館で、3人からノロウイルス検出。
・12月12日:栃木県の保育園で、園児46人が下痢や嘔吐などの症状、1人が入院。
      ノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生。
・12月13日:東京都千代田区三崎町の飲食店で、27人が下痢や発熱などの症状。
      ノロウイルスによる集団食中毒。
      :名古屋市のホテルで、食事をした49人がノロウイルスによる食中毒。
      :富山県高岡市の食堂で、食事をした女性6人が下痢や嘔吐、発熱などの症状。
       患者と食堂の従業員からノロウイルス検出。
・12月14日:広島市で弁当を食べた1,052人が下痢や嘔吐。一部の患者からノロウイルス検出。
      :沖縄県で修学旅行中の高校生31人が下痢や嘔吐。ノロウイルス検出。
・12月15日:山梨県甲斐市で、仕出し弁当を食べた319人が下痢や嘔吐。ノロウイルス検出。
      18日には患者累計619人が食中毒に。
      23日には、とりまとめで1,184人が食中毒に。
      :神奈川県茅ケ崎市の飲食店で、客17人が下痢や中毒症状。ノロウイルス検出。
・12月16日:千葉県成田市のホテルで、中学校の生徒68人と教師3人が発熱や嘔吐などの症状。
      そのうちの1人からノロウイルス検出。
・12月18日:大分県竹田市の病院で、患者6人と職員2人が下痢や嘔吐の症状。
      そのうち5人からノロウイルス検出。この集団感染で1人死亡。
      :鎌倉市の児童発達支援センターで、児童6人と職員4人が食中毒症状。
      うち1人からノロウイルス検出。
・12月19日:北海道帯広市内の病院で、複数の患者や医療関係者などが下痢や嘔吐。
      5人からノロウイルス検出。この集団感染で1人死亡。
      :広島県呉市の海上自衛隊の隊員48人が嘔吐や腹痛。5人からノロウイルス検出。
・12月20日:京都市左京区の病院で、入院患者10人が下痢や嘔吐。4人からノロウイルス検出。
      この集団感染で2人死亡。
・12月21日:山形県米沢市の飲食店で、客が下痢や嘔吐。7人からノロウイルス検出。
      :福岡市の高齢者施設で、入所者や職員などが下痢や嘔吐。1人からノロウイルス検出。
      :青森県五所川原市の飲食店で、客が下痢や嘔吐。1人からノロウイルス検出。
      :山梨県甲府市の飲食店2店で、客が下痢や嘔吐。ノロウイルス検出。
      :栃木県小山市の高齢者施設で、入所者と職員らが下痢や嘔吐。ノロウイルス検出。
      :富山県高岡市の食堂で、客が下痢や嘔吐。ノロウイルス検出。
・12月22日:奈良県河合町と田原本町の葬儀場で、会席料理を食べた男女が下痢や発熱。
      7人からノロウイルス検出。
      :兵庫県姫路市の居酒屋で、客が下痢や嘔吐。2人からノロウイルス検出。
・12月23日:山梨県峡東保健所管内の保育所で、園児と職員が下痢や吐き気。
      12人からノロウイルス検出。
      :宮崎県日南市の病院で、ノロウイルスによる集団感染が発生。この集団感染で6人死亡。
      :大分県大分市の飲食店で、客が下痢や嘔吐。ノロウイルス検出。

 

ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省)>
 http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

 

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ちなみに、週刊実話特大号に以下のような記事が載っていましたので、転載します。

 

国内で変異株出現、韓国ではキムチ751トン回収
年末年始が怖い
ノロウィルス・パンデミック

 

感染性胃腸炎の原因と言われるノロウイルスに、“異変”が起きていることが判明した。
ノロウイルスには、いくつかのタイプがあるが、ここ数年は、'06年に全国で大流行を
引き起こしたタイプが大半を占めていた。
「ところが、新潟県長岡市の2つの福祉施設でこの10月に集団発生した感染性胃腸炎
で患者から検出されたノロウイルスを国立医薬品食品衛生研究所が分析したところ、
これまでにないタイプが発見されたのです」 (社会部記者)

その後、同じように変異したウイルスが、北海道や東京そして沖縄など9つの都道府県で
発見されたのだ。

 

一方、隣国の韓国でも思わぬ事態が起きている。
ソウルと浦項で発生した食中毒を調査した結果、生産されたキムチや調味料など751tが
ノロウイルスに汚染された可能性があるとして、食品医薬品安全庁が回収命令を出したのだ。
「つい最近、ソウルや浦項の4つの高校で集団食中毒が発生した。
原因は、安東農協・豊山キムチ工場で生産されたキムチだったが、これが日本でも問題と
なっている。実はノロウイルス入りのキムチが、日本にも輸入されている可能性があるのです」
(社会部記者)

 

こうした事象を見る限り、今冬にも日本全土でノロウイルスが大流行する可能性が高い。
ノロウイルスの潜伏期間は24~48時間。吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの症状がある。
発熱はそれほどでもないが、子供や老人のいる家庭では2次感染が心配だ。

 

世田谷井上病院の井上毅一理事長が語る。
ノロウイルスは感染力、増殖力が非常に強い。感染者の便やおう吐物に大量に含まれて
いることがあり、乾燥して舞い上がった埃からも感染する。そのため外出先から帰ったら、
必ず、うがいと手洗いを徹底すること
また、マスクも必須だが、外側は汚いのでマスクを触った手で調理してはナンセンス。
食器、まな板、布きん、タオルなどは85℃以上の熱湯で1分以上の加熱が必要です」
ちなみに、アルコールによる除菌では効果はないというから、用心が必要だ。

~2012年12月23日(2012年12月27日 特大号)

 

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ノロウイルス汚染のキムチで集団食中毒、750トン回収へ韓国

 

韓国の食品医薬品安全庁は5日、ソウルと浦項(ポハン)で発生した集団食中毒を
調査した結果、安東農協・豊山キムチ工場で生産されたキムチや、調味料など
総751トンが、ノロウイルスに汚染されている可能性があるとして、回収命令を出した。
複数の韓国メディアが報じた。
韓国メディアは
「安東農協・豊山キムチ、ノロウイルス検出で販売禁止」、「高校集団食中毒の原因は
農協のキムチのノロウイルス」、「食中毒が懸念されるキムチ・調味料700トンが市場
に流通」などの見出しで伝えた。
ソウルと浦項の4つの高校で先ごろ、集団食中毒が発生した。原因となった食品は、
安東農協・豊山キムチ工場で生産されたキムチや調味料とみられている。
調査の結果、該当製品から検出されたノロウイルス(G2―4)は、高校4校の患者(144人)
のものと同じタイプであることが分かった。
さらに、キムチの生産に使用された地下水から検出されたノロウイルスも同じタイプだった。
今回の回収対象製品は、安東農協・豊山キムチ工場で11月9日から12月4日までに生産
されたキムチやキムチを漬けるための調味料などの全製品。
同工場で生産された製品は751tあり、このうち50tを企業から回収した。
市場に通している残りの700tについても、回収措置を行っているという。
~2012/12/07(金) サーチナニュースより

 

奉祝天長節 平成24年12月23日


天皇陛下の御誕生日を心より御祝い申し上げ、陛下の御長寿と御皇室の弥栄を

御祈念申し上げます。

 

国民の安寧を祈り続けてこられた天皇陛下に感謝の念を捧げるとともに、陛下を支え続けてこられた
皇后陛下にも感謝の念を捧げたいと思います。

 

  

 

思えば2003年、前立腺がん手術で天皇陛下が御入院された(25日間)際には、陛下のご無事を
祈って、5万人以上の人々が記帳所を訪れ、また今年2月18日に、東大病院で心臓冠動脈のバイ
パス手術をお受けになれた際には、御入院中の17日間(2月17日~3月4日)で、皇居や各地の
宮内庁施設に設けられた記帳所に、約9万8千人もの人々が陛下の快癒を願って記帳に訪れました。
このように、多くの国民が陛下をお慕いし、ご健康を願う姿こそ、我が国の国体ではないでしょうか。
天皇を国の中心に戴き、君民一体となって祖先をお祭りし、国の安全と平和で幸せな暮らしを願って
祈りを捧げるという伝統を守り、子々孫々に伝えなければなりません。

 

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一般参賀に多くの人々
天皇陛下の79歳の誕生日を祝う一般参賀が23日、皇居で行われた。
宮内庁によると、午前10時までに約8,400人が訪れた。
天皇、皇后両陛下と皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻が宮殿・長和殿の
ベランダに立ち、お祝いに集まった人々に手を振って応えられた。
陛下は「みなさんの祝意に深く感謝します。今年の2月には心臓の手術を
受けたことから、多くの人々に心配をかけました。現在は普通と変わりなく
生活をしていますのでどうか安心して下さい」と述べられた。
また、東日本大震災の被災者支援へにも感謝の意を表し、
「これからも私どもは被災者のことを思いつつ、国民みなの幸せを願って
過ごしていくつもりです」と述べられた。
 
 一般参賀の人たちに手を振られる天皇ご一家
~2012.12.23 産経ニュースより
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天皇誕生日 皇居で一般参賀 12月23日
NHK NEWSweb
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121223/t10014382181000.html

 

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天皇陛下お誕生日に際し
 
天皇陛下の記者会見 平成24年12月19日:宮殿 石橋の間

 

<宮内記者会代表質問

問1
東日本大震災から約1年9か月がたちましたが、復興への道のりは険しく、古里に帰れない被災者が
今も多いのが実情です。一方で、国民を勇気づけるような明るいニュースもありました。
皇室では、皇太子ご夫妻の長女・愛子さまが、ご両親の付き添いなしで小学校に通われるようになり
秋篠宮家では、お子さま方が留学や進学準備を迎えるなど節目の年となりました。
この1年を振り返り、社会情勢やご公務ご家族との交流などで印象に残った出来事をお聞かせください。

 

天皇陛下
今年は2月に心臓の手術を受け、多くの人々に心配を掛けました。
誕生日に当たり、当時記帳に訪れてくれた人々を始め、今も私の健康を気遣ってくれている多くの人々
に対し、感謝の気持ちを伝えたく思います。
東日本大震災から1年9か月がたち、被災地に再び厳しい冬が巡ってきています。
放射能汚染によりかつて住んでいた所に戻れない人々、雪の積もる仮設住宅で2度目の冬を過ごさなけ
ればならない人々など、被災者のことが深く案じられます。
震災時の死者行方不明者数は1万8千人余と報じられましたが、その後、2千人以上の震災関連の死者
が生じたため、犠牲者は2万人を超えました。地震や津波を生き抜いた人々が、厳しい生活環境下、医療
などが十分に行き届かない状況の中で亡くなったことは、誠にいたわしいことと感じています。
また、被災地の復興には放射能汚染の除去や、人体に有害な影響を与える石綿が含まれる、がれきの
撤去など、危険と向き合った作業が行われなければならず、作業に携わる人々の健康が心配です。
放射能汚染の除去の様子は福島県の川内村で見ましたが、屋根に上がって汚染を水流で除去するなど
十分に気を付けないと事故が起こり得る作業のように思いました。
安全に作業が進められるよう切に願っています。
社会の問題として心配されることは、高齢化が進んでいることであります。
特に都市から離れた地方では、大変深刻な問題になっていると思います。
平成23年度の冬期の雪による死者は130人以上に達し、多くが除雪作業中の高齢者でした。
私自身、近年山道を歩く時、転びやすくなっていることを感じているので、高齢者が雪国で安全に住める
ような状況が作られていくことを切に願っています。
若い時には、高齢のため転びやすくなることなど考えてもみませんでした。
1年を振り返ると、様々なことがあった年でした。明るいニュースとしてはロンドンオリンピック、ロンドン
パラリンピックでの日本選手の活躍が挙げられます。
ロンドンオリンピックで日本が獲得したメダル数は、これまでのオリンピックの中で最多でした。
またロンドンパラリンピックでは、車いすテニスの国枝選手が、シングルスで北京大会に続いて2連覇を
達成するなど、日本の選手は様々な分野で活躍しました。
金メダルをとったゴールボールの試合も映像で楽しく見ました。研ぎ澄まされた感覚でボールを防ぐ姿
には深い感動を覚えました。脊髄損傷者の治療として、英国で始められた身体障害者スポーツが、今日
ではすっかりスポーツとして認められるようになったことに感慨を覚えます。
山中伸弥教授のノーベル医学生理学賞受賞も、誠にうれしいニュースでした。特に再生医療に結び付く
大きな成果は、今後多くの人々に幸せをもたらすものとなることと期待しています。
今年は英国女王陛下の即位60周年に当たり、御招待を受け、私も皇后と共にその行事に出席いたし
ました。この行事には、各国の君主が招待されましたが、戴冠式とこの度の60周年のお祝いに重ねて
出席できたのはベルギーの国王陛下と私の二人で、戴冠式の時は18歳と19歳でした。
若くして臨んだ戴冠式での様々な経験が懐かしく思い起こされます。


問2
陛下は今年2月、心臓の冠動脈バイパス手術を受けられました。現在のご体調はいかがでしょうか。
最初に心臓のご病気をお知りになった時、手術をお受けになると決められた時、無事に手術を終えら
れた時の心境と、今後の体調管理で留意されている事柄についてお聞かせください。
退院後も胸に水がたまるなど陛下に治療が続いた時も、ずっと支えられた皇后さまをはじめ、ご家族と
のエピソードについてもお聞かせください。

 

天皇陛下
手術の後はその影響があり、テニスをしても走って球を打つという何でもない動作がうまくいきません
でしたが、最近は以前のように球を打てるようになったような気がしています。
リハビリテーションというものが、実に重要なものだと感じています。
農業や漁業で体を動かして仕事をしている高齢者が、被災生活で体を動かさなくなった時に体を壊す
という話が実感されました。
心臓の病気は検査で知りました。手術を受けることを決めたのは、心筋梗塞の危険を指摘されたから
でした。時期については、東日本大震災一周年追悼式に出席したいという希望をお話しし、それに間に
合うように手術を行っていただきました。手術が成功したことを聞いた時は、本当にうれしく感じました。
執刀をされた天野順天堂大学教授を始め、この手術に携わった関係者に深く感謝しています。
体調管理としては、筋力を衰えないようにすることが大事だと考え、これまでどおり早朝の散歩を
続けるほか、できるだけ体を使う運動に努めています。
入院中、皇后は毎日病院に見舞いに来てくれ、本当に心強く、慰めになりました。
手術後のリハビリテーションの一環として、病室の近くの廊下を一緒に歩く時にはいろいろな音楽を
かけてくれ、自分も楽しそうに歩いていました。
家族の皆が、それぞれに心を遣ってくれていることを、うれしく思っています。

 

問3
陛下は、心臓手術後も以前と変わらないペースで公務に取り組まれていますが、来年80歳となられる
のを機に一層のご負担軽減が必要との指摘があるほか、一定の年齢に達すれば、陛下には国事行為
に専念、あるいは国事行為と最小限の公的行為だけなさっていただき、それ以外は皇族方が分担する
という考え方を取り入れるべきとの意見も出ています。
現行制度のままでは、陛下のご活動をお支えする皇族方が減ってしまう現状の下で、今後のご公務に
関する皇族方との役割分担についてどのようにお考えでしょうか。

 

天皇陛下
天皇の務めには日本国憲法によって定められた国事行為のほかに、天皇の象徴という立場から見て
公的に関わることがふさわしいと考えられる象徴的な行為という務めがあると考えられます。
毎年出席している全国植樹祭や日本学士院授賞式などがそれに当たります。
いずれも、昭和天皇は80歳を越しても続けていらっしゃいました。負担の軽減は、公的行事の場合、
公平の原則を踏まえてしなければならないので、十分に考えてしなくてはいけません。
今のところしばらくはこのままでいきたいと考えています。私が病気になったときには、昨年のように
皇太子と秋篠宮が代わりを務めてくれますから、その点は何も心配はなく、心強く思っています。
 
関連質問
陛下は皇后さまと共に、11月に沖縄県を訪問されました。
皇太子御夫妻の時代から数えると9回目となります。今回、8年ぶりに沖縄県に行かれた御感想、
また、特に印象に残ったことをお聞かせいただけますでしょうか。

 

天皇陛下
8年ぶりに沖縄県を訪問したわけですけれども、今度行きました所は、今までに行ったことのない所が
含まれています。沖縄科学技術大学院大学ですね、恩納村には行きましたけれどもそこは行きません
でしたし、万座毛も初めてでした。それから久米島がやはり初めての所です。
戦没者墓苑は、これは毎回お参りすることにしています。そのようなわけで、毎回お参りしている所と
新しい所があって、沖縄に対する理解が更に深まったように思っています。
万座毛という所は、歴史的にも琉歌で歌われたりしていまして、そこを訪問できたことは印象に残ること
でした。殊に恩納岳もよく見えましたね。
久米島の深層水研究所も久米島としては水産上、重要な所ではないかと思っています。
多くの沖縄の人々に迎えられたことも心に残ることでした。
沖縄は、いろいろな問題で苦労が多いことと察しています。その苦労があるだけに日本全体の人が、
皆で沖縄の人々の苦労をしている面を考えていくということが大事ではないかと思っています。
地上戦であれだけ大勢の人々が亡くなったことは、ほかの地域ではないわけです。
そのことなども、段々時がたつと忘れられていくということが心配されます。やはり、これまでの戦争で
沖縄の人々の被った災難というものは、日本人全体で分かち合うということが大切ではないかと思って
います。

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宮内庁が発表した
「天皇陛下のこの一年のご動静について」

 

天皇陛下には、本日、満79歳のお誕生日をお迎えになりました。
 
陛下は、昨年2月に冠動脈造影検査により冠動脈狭窄が認められたため、その後、薬剤ご内服に
よる治療をお受けになっていましたが、それまでのご生活の維持と更なる向上を目指して、今年2月
に東京大学医学部附属病院に入院され、約4時間に及ぶ冠動脈バイパス手術をお受けになりました。
ご手術後もしばらくは胸水が溜まる症状がおありでしたが、リハビリテーションをお続けになる中で
少しずつご体調を回復されました。
陛下のこの一年は、東日本大震災の被災者やその復興状況に絶えずお心を寄せつつ、ご病気の
克服とご体調の回復にお努めになる中で、可能な限りお務めを果たされた一年でありました。
昨年の東日本大震災から一年を迎えた今年3月、陛下は、ご退院一週間後に開催された
東日本大震災一周年追悼式に皇后さまと共にご臨席になりました。
また、今年5月に宮城県仙台市で開催された日本学術会議共催による国際会議の開会式に
臨席された折に同市の応急仮設住宅を訪問されたほか、7月には東日本大震災の翌日に発生
した長野県北部地震により甚大な被害を受けた長野県栄村を訪問されました。
さらに、10月には福島県川内村と田村市を訪問され、川内村で放射能除染作業をご視察に
なったほか、皇后さまと共にそれぞれの地の被災者を見舞われ、支援者をお労(ねぎら)いに
なりました。その前後に関係者から6回にわたり復興状況、支援活動や放射能除染活動状況等
についての説明をお聴きになりましたが、東日本大震災に関してご説明をお受けになった回数は
通算で39回となりました。
陛下は、ご手術によるご入院のため2月17日から4月10日までの間、皇太子殿下に国事行為を委任
されましたが、この期間を除くほぼ毎週2回、国事行為として、内閣から上奏のあった725件の書類
にご署名やご押印をされました。
また、儀式や行事として、国務大臣始め101名の認証官任命式、新任外国大使34名の信任状捧呈式
勲章親授式(大綬章、文化勲章)及び勲章受章者の拝謁などに臨まれました。
授賞式や記念式典には18回ご臨席になりました。
御所や宮殿では文化勲章受章者及び文化功労者、日本学士院会員、日本芸術院会員、新認定重要
無形文化財保持者、青年海外協力隊帰国隊員の代表、シニア海外ボランティア及び日系社会(青年
・シニア)ボランティアの代表、国際交流基金賞受賞者、ロンドンオリンピック及び同パラリンピック

入賞選手等にお会いになり、その労をねぎらい励まされました。その回数は28回を数えました。
各省庁の事務次官、日本銀行総裁、外務省総合外交政策局長等からのご進講は12回お受けになり
ました。このほか、行幸啓や行事に関するご説明は36回に及び、新嘗祭の献穀者や勤労奉仕団とし
て皇居に来られた方々には55回お会いになりました。
外国との関係については、両陛下は5月16日から20日まで英国を訪問され、女王陛下ご即位60周
年記念午餐会、並びにチャールズ皇太子殿下及びコーンウォール公爵夫人主催の晩餐会に出席され
ました。現地では、東日本大震災支援に携わった英国の日本関係者を招いてお会いになり、協力への
感謝をお伝えになりました。
国賓の接遇としては、今年3月にクウェート国首長殿下とご会見(ご退院後間がなかったことから、
歓迎行事と宮中晩餐は皇太子殿下が御名代としてお務めになりました)になったほか、
10月にはマレーシア国国王陛下及び王妃陛下のご来日を歓迎され、ご会見、宮中晩餐を催されました。
また、バーレーン国国王陛下、ペルー国及びスロバキア国の大統領閣下及び同令夫人を公式実務訪問
賓客としてお迎えしてご会見、午餐を催されました。
パラグアイ国大統領閣下、アルメニア国大統領閣下、アフガニスタン国大統領閣下、ザンビア国大統領
閣下及び同令夫人、リベリア国大統領閣下、パナマ国大統領閣下及び同令夫人、ハイチ国大統領閣下
及び同令夫人とご会見になったほか、マレーシア国上院議長夫妻、英国首相、ロシア国モスクワ・
全ルーシ総主教、ノルウェー国首相夫妻、ベトナム国国会議長をご引見になりました。
さらに、シンガポール国前首相府内閣顧問、スウェーデン国国王陛下及び王妃陛下、ベルギー国皇太子
同妃両殿下を御所でのご夕餐に、リヒテンシュタイン国皇太子殿下、ダニエル・イノウエ米国連邦議会
上院仮議長夫妻、スペインのサラマンカ大学学長を御所でのお茶に、第4回日本・メコン地域諸国首脳
会議に出席する各国首脳等5名、第6回太平洋・島サミット首脳会議に出席する各国首脳夫妻等23名
を宮殿での茶会にお招きになりました。
在京の外交団との関係では、この一年間に着任後間もない32か国の大使夫妻をお茶に、着任後3年
経過した20か国の大使夫妻を午餐にお招きになり、離任する13か国の大使夫妻にご引見を賜りました。
日本から赴任する50か国の大使夫妻にも出発前にお会いになり、帰国した63か国の大使夫妻をお茶
に招いて任地の話をお聴きになりました。
この一年の両陛下の公的な地方行幸啓は、9府県(宮城県、山口県、長野県、新潟県、岐阜県、山梨県、
福島県、沖縄県、京都府)15市、2町、3村に及び、岐阜県には2回お出ましになりました。
前述した東日本大震災関連の行幸啓以外では、全国植樹祭(山口県)、国民体育大会(岐阜県)及び
全国豊かな海づくり大会(沖縄県)へのご臨席、恩賜林「武田の杜保健休養林」ご視察
(山梨県)、明治天皇百年式年に当たり明治天皇陵及び昭憲皇太后陵ご参拝(京都府)にお出ましに
なり、その折に併せて地方事情を視察されました。
このうち、8年ぶり9回目のご訪問となった沖縄県では、ご到着の日に沖縄平和祈念堂で拝礼された後
同所で、ひめゆり学徒隊と同じく看護要員として活躍し犠牲となった沖縄県立第二高等女学校学徒隊
を慰霊する白梅之塔の関係者と懇談され、慰霊の花束を託されました。
国立沖縄戦没者墓苑では供花、拝礼された後、ご遺族始め関係者を労われました。
両陛下は、沖縄県を訪問されたときは毎回必ず行幸啓の初日に戦争犠牲者の慰霊施設(沖縄平和
祈念堂及び国立沖縄戦没者墓苑は、最初2回のご訪問時には建立されていませんでした)をお訪ね
になっています。今回の行幸啓では初めて久米島まで足を伸ばされました。
山梨県への行幸啓は、当初は昨年11月に予定されましたが、御不例のため恩賜林御下賜100周年
記念大会には皇太子殿下を差し遣わされ、今年10月に改めて恩賜林「武田の杜保健休養林」を
ご視察になりました。
また、岐阜県については、9月末の国民体育大会への行幸啓の折に非常に強い台風17号が接近し、
関係者がその備えに専念できるようにとの両陛下のお考えから、やむなく大垣市ご訪問のご日程を
お取りやめになりましたが、12月の京都府行幸啓のお還りにお立ち寄りになりました。
都内及び近郊への公的なお出ましは41回を数えましたが、国会開会式、全国戦没者追悼式、恒例と
なっている日本国際賞、日本芸術院賞、日本学士院賞等の授賞式や各種周年記念式典等へのご臨席
のほか、国際幹細胞学会10周年記念セレモニーへのご臨席(神奈川県)、企業や敬老の日にちなむ
施設へのご訪問(埼玉県)などでありました。
御用邸へは、皇后さまとおそろいで葉山御用邸に3回、那須御用邸に1回お出ましになりました。
那須町では例年どおり農家を訪問されたほか、陛下のお考えを踏まえてご即位20年の機会に宮内庁
から環境省に移管された御用邸用地の利用状況等をご視察になるため、昨年の「那須平成の森」
フィールドセンターへのお立ち寄りに続き、今年は那須高原ビジターセンターをご覧になりました。
8月下旬は、軽井沢、草津でお過ごしになりました。
宮中祭祀については、明治天皇百年式年祭など17回の祭典にお出ましになりました。
天長祭の儀、大正天皇例祭の儀、歳旦祭の儀、祈年祭の儀、春季皇霊祭の儀・春季神殿祭の儀、
神武天皇祭の儀はご不例によりご欠席になり、掌典長及び掌典次長によるご代拝となりました。
また、今年の新嘗祭は、「夕(よい)の儀」、「暁(あかつきの儀」ともにお出ましの時間を短縮され、
儀式の半ばより出御されました。
今年6月6日に寛仁親王殿下が薨去(こうきょ)され、両陛下はお悲しみのうちに5日間の喪を服され
ご遺族と悲しみを共にされました。
薨去の直後4回にわたり寛仁親王邸を訪問されたほか、斂葬(れんそう)の儀及び百日祭の儀の後に
拝礼のため豊島岡墓地に行幸啓になりました。
また、(高円宮(たかまどのみや)憲仁親王十年式年に当たり、高円宮御墓所を参拝されました。
ご研究については、陛下は「日本産魚類検索―全種の同定」の第一版(平成5年)からハゼ類の項目
に関わってこられましたが、今年も昨年同様に第三版の改訂作業が行われており、皇居内の生物学
研究所で編集者である京都大学教授及び生物学研究所の職員らを交えてハゼの分類に関するご検討
を行っているほか、御所では顕微鏡による観察研究をされています。
国立科学博物館本館で開催された魚類分類研究会には2回ご出席になりました。
また、平成20年に国立科学博物館研究報告として論文「皇居におけるタヌキの食性とその季節変動」
を共同執筆されましたが、その後も皇居に棲息するタヌキの食性についてのご研究を継続されています。
陛下は今年も例年どおり、皇居内生物学研究所の田で種籾のお手まき、
お田植えをなさり、お手刈りをなさいました。
また、陸稲と粟をお子様及びお孫様方とご一緒に種をまかれ、刈り取られました。
粟は新嘗祭の折にお手刈りになった水稲とともにその一部をお供えになりました。
また、神嘗祭に際しては、お手植えになった根付きの稲を神宮にお供えになりました。
陛下は、今年2月17日に東京大学医学部附属病院に入院され、翌日18日に冠動脈バイパス手術を
お受けになりました。
ご手術は予定どおりに進み、術中の出血もほとんどなく、術後の麻酔からのお目覚めも順調でした。
ご手術後は胸水が溜まるなどのご症状がおありでしたが、3月4日にご退院になりました。
皇后さまは、陛下のご入院中は病院にほぼ隔日お泊まりになりながら、毎日病院に通われて陛下に
お付き添いになりました。
陛下のお見舞いのために皇居等に記帳に訪れた人は約10万人に上りました。
陛下からは、手術の成功を願ってくれた多くの人々に感謝の気持ちを伝えるようにとのご指示があり
ました。
ご退院後しばらくの間はご回復が思うように進まず、3月に2度にわたり穿刺(せんし)による胸水の
排液が行われました。
ご運動を通じてのリハビリテーションにより少しずつご体調を回復され、10月中旬には胸水の量は
ごく僅(わず)かに認められる程度に減りました。
陛下は、皇后さまとご一緒に毎朝のご散策と定期的なご運動を続けられていますが、夏前頃からは
短時間ながらテニスを再開されました。
陛下のご運動は、術後のリハビリテーションのために、また、前立腺がんの再発予防としてのホルモン
療法による副作用を防止するためにとても大事なことになっています。

陛下は、来年、満80歳の傘寿を迎えられます。
お時間がおありのときは魚類等の研究をなされるほか、読書をされたりチェロを弾かれたりしています。
いつまでもお元気でお過ごしいただくためには、ご健康面で細心のお支えをするとともに、お年にふさわ
しいお過ごしをしていただけるよう配慮していくことが大切になっています。
12月23日のお誕生日当日は、午前中は御所で侍従職職員から祝賀をお受けになった後、宮殿で
皇族方を始め宮内庁職員等による祝賀を5回にわたりお受けになります。
また、この間に3回にわたり長和殿ベランダに立たれて国民の参賀にお応えになります。
午後からは内閣総理大臣、参議院議長、最高裁判所長官の祝賀をお受けになった後、皇族方も
お加わりになって、三権の長、閣僚、各界の代表等との祝宴に臨まれます。
その後、外交団を招かれての茶会、元側近奉仕者等との茶会、次いでご進講者等との茶会に臨まれます。
夕刻には敬宮さま始め未成年の内親王、親王殿下方のご挨拶をお受けになり、夜にはお子様方ご夫妻と
お祝御膳を囲まれます。

 

 

 

 

 

「三宅久之さんのお別れの会」

 

本日、11月15日に逝去されました三宅久之先生の「お別れ会」が催されました。
安倍晋三自民党総裁も列席されたそうです。
三宅先生が「安倍晋三が総理大臣になる」という、誰もが信じなかった預言が現実になりました。
「私は嘘は言わないんですよ」と三宅先生がおっしゃる嬉しそうな笑顔が目に浮かぶようです。
安倍総裁がご自身のFacebookに書かれておられますが、三宅先生の後押しがなければ
自民党総裁選~総裁就任~衆議院解散~総選挙での自民党圧勝、という潮流はおきなかった
かもしれないのです。そうった意味において、三宅先生の存在がいかに大きかったことか。。。
改めて、三宅先生のご冥福をお祈りするとともに、これからも安倍総裁を見守り続けて欲しいと
願うものであります。

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「三宅さんだけが私をかばってくれた」
三宅久之さんお別れの会で安倍氏
 先月15日に82歳で亡くなった政治評論家、三宅久之さんのお別れの会が
20日、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京で開かれ、
安倍晋三自民党総裁や森喜朗元首相ら約400人が別れを惜しんだ。
父・晋太郎元外相(故人)が三宅さんと毎日新聞社で同僚だったことから
親交が深い安倍氏は「5年前に首相を辞めた際に怒られたが、三宅さん
だけが私をかばってくれた」としのんだ。
森氏は、ことあるごとに電話取材を受けたエピソードを明かしつつ
「最後まで記者魂を持っていた」と評した。
三宅さんは毎日新聞社で政治部記者などを務め、退社後は政治評論家に転身。
テレビ番組のコメンテーターとしてお茶の間に親しまれた。
9月の自民党総裁選では安倍氏の民間応援団の発起人を務めていた。
~2012.12.20 産経ニュース

 


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三宅久之さん:お別れ会に安倍総裁参列
自民党安倍晋三総裁は20日、東京都内で開かれた毎日新聞出身の政治評論家、
故三宅久之さんのお別れ会に参列した。
安倍氏は、今年初めのテレビ番組で三宅氏が「来年の今頃は安倍氏が首相になっている」
との見通しを示したことを紹介。
「私は自信、確信がなかったが、三宅さんに背中を強く押されて、総裁選に出る決意をした」
と故人をしのんだ。
安倍氏は、野田佳彦首相が衆院解散に言及した11月14日の党首討論を振り返り、
「あさって解散と言われるとは思わず、正直驚いた。こちらがやや不利な印象になったが、
三宅さんから『あれは100点満点だった』と言われ、これ以上の名誉はない」と述べた。
三宅氏は党首討論の翌15日に死去した。
~2012年12月20日 毎日新聞
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安倍晋三自民党総裁Facebookより>

今日「三宅久之さんのお別れの会」へ出席させていただきました。
三宅さんには私が初めて衆議院へ立候補した時から、ずっとお世話になり続けてきました。
5年前、総理の職を辞した時にはすぐに駆けつけてきて、こっぴどく叱られました。
と同時に「もう一度、国の為に立ち上がれよ!」と励ましてもくれました。
三宅さんは日本中から私がバッシングされている中でも、テレビ番組に出演した際には
私を庇い続けてくれました。
今年の初めに放送された番組では「来年には安倍晋三が総理大臣になっている!」と
三宅さんは発言されましたが、私を含めておそらく日本中の誰もが、そうなるとは思って
いなかったのではないでしょうか。
その後、私の元を訪れる度、三宅さんは「今年の秋の総裁選挙へ勝負しろ!勝ち負けを
度外視して今こそ政治生命をかけろ!」と強く背中を押し続けてくれました。
三宅さんの言葉が無ければ、私が再び総裁選挙へ立候補することは無かったでしょう。
26日に総理大臣に就任した後には、三宅さんの墓前に総理大臣就任のご報告と、
あの時三宅さんに言われたように、全身全霊もって国の為に尽くすことをお誓い申し上げ
ようと思っております。
おそらく今日は雲の上で、同じ毎日新聞の記者だった、うちの親父と茶話会でもされて
いるのではないでしょうか。
「晋太郎さん!どうだい、俺はやっただろう!」
いつもの心地よい三宅さんの声が聞こえたような気がします。

 

 

 

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<追加します>

公式ブログ「三宅久幸の小言幸兵衛」が2012年12月21日、事務所スタッフにより更新され、

近況報告がUPされました。

 

昨日、インターコンチネンタルホテル東京で「三宅久之さんお別れの会」が開かれました。
発起人・友人代表の渡邉恒雄、読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆の挨拶、
安倍晋三自由民主党総裁の来賓代表挨拶と続き、献杯のご発声は森喜朗元内閣総理大臣
という式次第ではじまり、皆さん故人との想い出を暖かく語られておられました。
タックルでおなじみの阿川佐和子さんが司会をされ、400人を超える故人ゆかりの方々が
師走の多忙な中駆けつけていただきました。
明るい会をという故人の遺志により葬儀色はなく、ジャズ音楽が流れる中、花に囲まれた
笑顔の遺影を前に、歓談の輪が広がりました。猪瀬新東京都知事の挨拶では、亡くなる
直前に三宅から届いた手紙についての感動的なお話をいただきました。
お世話になったテレビ、新聞各社の代表の方がたからも、故人にまつわるエピソードが紹介
されました。評論家、ジャーナリスト、作家など多彩な文化人に、政界からは自民党民主党
公明党、共産党など党派を超えて参加され、呉越同舟となりました。
綿貫民輔衆議院議長、自民党石破茂幹事長鳩山由紀夫元首相を含め重鎮の姿も。
ビートたけしさんはTV収録の合間に顔をだされましたが、来場の皆さんにご紹介も出来ない
ほど多くの著名人にお集まりいただきました。
あらためて、故人の交友関係の広さ、深さを実感したお別れの会でした。

こうした会を主宰していただいた発起人や関係者の皆様に、家族、事務所一同心から御礼
申し上げます。
「このような素晴らしい会で、多くの友人の皆様に見守られてお別れできる主人は幸せ者です」
と着物姿の奥様からのお礼の言葉で会は終了となりました。
(三宅事務所 国松より)

 

イノウエ米上院議員が死去・・・

イノウエ上院議員死去に先祖の地・八女から惜しむ声
今年7月の九州北部豪雨の際に、犠牲者へのお悔やみの声明を発表するなど
祖父母と父の郷里・八女市への愛着を抱き続け、17日に88歳で亡くなった
米国の日系人初の連邦議会議員ダニエル・イノウエ上院議員。
訃報に接した同市では、追悼の声が広がった。1959年に同市への初の「里帰り」
を果たしたイノウエ氏を迎えた井上賢治・市議会議長(60)は「父らが大勢で迎え、
先祖の墓まで案内した。大行列だった」と懐かしむ。
当時は小学校低学年で、会話の機会はなかった井上議長だが、今年5月、米国
ワシントンにイノウエ氏を訪ねた際に、当時の写真を持参、思い出話に花を咲かせた。
「自身のルーツを大事にされ、『また墓参したい』と言われていた。
次期上院選についても『体調が良ければ出るつもり』と笑顔で話された。
それほど、元気そうだったのに」と悼んだ。
イノウエ氏の親類に嫁いだ八女市上陽町、井上和枝さん(73)は
「突然のことでびっくりしました」と訃報に驚いた。
約20年前には在福岡米国領事館(福岡市)でイノウエ氏と会い、通訳を介して親類の
話で盛り上がったといい「日米友好の懸け橋として、まだまだ活躍されると思っていた
ので残念です」と話した。
八女市の三田村統之市長は井上議長と連名で「八女市との深い関わり合いを持たれ
ているイノウエ上院議員を失うことは大変寂しい思い。
心よりご冥福をお祈り申し上げます」との談話を発表した。
小川知事も18日、「日米両国の友好関係の発展にご尽力いただいた功績は県民に
とって大きな誇り。来年、海外県人会の会合で、お会いできるのを楽しみにしていた
だけに、残念でなりません」とのコメントを発表した。
(2012年12月19日  読売新聞)

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恥ずかしい話しですが、 私はこの記事を読んで、誰のことを言っているのか分かりませんでした。
民主党上院議員の重鎮に、福岡とかかわりのある人物がいることを全く知らなかったのです。
若い頃から2世部隊(米陸軍・第442連隊戦闘団)のことは、多少は知っていたつもりでしたが
その英雄たちの中に、イノウエ氏のような方がいるとは思ってもいませんでした。
世の中、知らない事が沢山あります。まだまだ勉強が足りません・・・。
知日家の政界の実力者がいなくなるのは、日米両国にとって大きな損失になることでしょう。
今はただ、ご冥福をお祈りするばかりです。

 

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ホワイトハウスに半旗 故イノウエ議員悼む
オバマ米大統領は18日、
日系初の米連邦議員で民主党の重鎮、ダニエル・イノウエ上院議員が
17日に死去したことを受け、ホワイトハウスや米国内の全ての公館、海外の
米大使館などで半旗を掲げるよう指示した。
大統領は「イノウエ議員の長きにわたる奉職への敬意のしるし」だと強調した。
~2012.12.19  (共同)
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 日米関係の深層に損失
米国上院長老のダニエル・イノウエ議員の死去は、日米関係の深層にも大きな損失として
波紋を広げた。イノウエ議員が近年、日米両国間の慰安婦問題など複雑な課題でも日本側の
立場や心情に配慮した言動をとってきたからだ。
イノウエ氏の半生は、自らの「日本」を否定することでもあった。
日米開戦で日本側との絆を疑われて集団収容された日系米人たちが米国への忠誠を誓って
米軍に志願し、欧州戦線で活躍した。イノウエ氏はその中心人物だった。
戦後、連邦議員となってからもイノウエ氏は長年、日本側と接触しなかった。
1980年代の日米貿易摩擦でも、あくまで米国政治家として日本の市場閉鎖性などを非難した。
だがここ10数年来、日米の利害の激しい衝突がなくなると、むしろ両国関係の緊密化のために
活動し、2007年6月、下院が日本の慰安婦問題非難の決議を推進したときは
「もう済んだ過去の問題で、現在の友好を傷つけるな」と正面から反対した。
イノウエ氏は、戦争中に日本軍捕虜となった米国人たちの抗議でも和解を求め、最近では
普天間基地問題にも両国の歩み寄りを提唱し、さらに2011年には北朝鮮に家族を拉致された
家族会」の人たちにも会って、熱い支援を送っていた。
イノウエ議員の日米関係への深いかかわりは、2008年5月まで6年半も駐米大使を務めた
加藤良三氏の説得も大きかった。
加藤氏の送別パーティーではイノウエ議員が送別の乾杯を提唱し、別れを惜しんでいた。
~2012.12.18 産経ニュース【ワシントン=古森義久
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<イノウエ米上院議員の忠告>
米連邦上院の重鎮であるダニエル・K・イノウエ議員(86)から手紙が届いた。
6月初め、来日していたイノウエ氏の日本記者クラブ(東京)での講演会に行った折、私が書いた
本欄コラム(昨年11月27日付「色褪せない日系2世の勲章」)のコピーを手渡している。
高名な日系人政治家からの、律義な礼状には恐縮するばかりだ。
「第二次大戦で、軍務に就いた日系アメリカ人兵士を取材した、あなたのコラムのコピーを、
直接私に渡してくださった気配りにとても感謝しています」
短い文面に、日本語が堪能なスタッフの助けを得ながらコラムを読み返し、中身を正確に理解し
ようとする氏の真摯な姿勢が滲む。太い筆記体の署名だった。


◆最善を尽くした2世
イノウエ氏に読んでほしいと思ったコラムは、オバマ米大統領が昨年10月、第二次大戦中に
欧州で戦った米陸軍の日系人部隊「第442連隊戦闘団」に対し、米国では最高位のメダル
である「議会名誉黄金勲章」を授与したことに触発されたものだった。
イタリア戦線での右腕を失う奮戦で知られるイノウエ氏は、日系人兵士の代表的存在だ。
日米関係をテーマにした件(くだん)のイノウエ氏の講演会で、私は勲章の意義に加えて、
「日系アメリカ人が戦後の日米同盟に果たした役割」についてコメントを求めた。
すると、氏は自らの体験を淡々と語り始めたのである。
1941年12月の日本軍による真珠湾攻撃の後、米社会が真っ先に日系人に憎悪の目を向けた
こと、ハワイ生まれのイノウエ青年は「4C(日系の敵性外国人)」という屈辱の記号分類があて
がわれたこと、そして強制収容…。
「それでも、日系2世らの85%は志願して戦場に赴きました。442連隊戦闘団は米国の歴史上
最も多く勲章を受けた部隊です。われわれは日系人がどういう存在であるかをアメリカ全体が
理解するよう最善を尽くしたのです」

◆「義務」と「名誉」
イノウエ氏は祖父が福岡県、祖母は広島県の出身という。
長男として育てられた氏は、父母から2つの言葉を教え込まれた。「義務」と「名誉」である。
「日系人が親から子へと引き継いだ、重要な言葉です」
59年、連邦下院で初の日系議員になったイノウエ氏は62年には上院議員に転じた。
以来半世紀がたつ。民主党リベラルの長老であり、80年代の日米貿易摩擦の頃には日本側の
貿易慣行を厳しく非難したこともあった。
一方、慰安婦問題で日本政府を糾弾する下院外交委員会の決議(2007年)には
「良好な日本との関係を危険にさらす」と強い反対声明を出した。硬骨の政治家なのだ。
イノウエ氏は「米国の国益」を行動の軸とする。同時に日系人の誇りを胸に日米同盟の深化に
全霊を傾けている。そう確信したのは、氏が講演後の質疑応答で、こう問い返したときだった。
「なぜ、私が上院歳出委員長に選ばれたと思います?」
上院歳出委員会は軍事予算を決定するなど「米議会で最も強力な委員会」といわれる。
「その委員長に(日系人の)私が選ばれたのは、米国のリーダーたちが日米関係の重要性を
真剣に考えているからです」

◆中国の脅威
イノウエ氏はこの講演で、あえて中国の軍備増強に論及した。
中国は『われわれが他国を侵略する必要はない』と言いながら空母を建造し、多数の潜水艦や
高度なICBM大陸間弾道ミサイル)を配備し、サイバー攻撃を強行している。
衛星を撃ち落とす能力もある。(米議会の)皆が懸念を抱いています」
尖閣諸島など日本の領土を含む東シナ海や南シナ海での最近の中国の強圧的な動きを念頭に
イノウエ氏は信念を語った。
「日本における米軍の存在は、日米双方の安全保障のためであり、この地域で問題を起こそうと
いう国に対し抑止力になる」
米軍普天間飛行場の移設問題などでの、日本の民主党政権の迷走と優柔不断に、米政府は
うんざりしながらも、東日本大震災が起きると最大限の支援を惜しまなかった。
その背景に、第二次大戦という修羅場をくぐってきた日系人政治家が、米国内で培ってきた公平な
対日観があったのは間違いない。
東北の被災地を訪れたイノウエ氏は、日米トモダチ作戦を「誇りに思う」と話したが、普天間問題に
関してはこうも言った。
「堪忍袋の緒が切れることもある、と申し上げたい」
日本人を祖先にもち、米大統領の継承順位で現在3位にいるアメリカ人からの、重い忠告である。
(2011.7.16 論説委員・鳥海美朗)

 

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ダニエル・ケン・“ダン”・イノウエ(Daniel Ken "Dan" Inouye、

日本名:井上 建(いのうえ けん)

 

  
1924年(大正13年)ハワイホノルル生まれ
1963年(昭和38年)から47年以上にわたって上院議員に在任、上院民主党の重鎮議員の1人
ハワイ大学在学中(1941年)に日米が開戦する。
アメリカ人としての忠誠心を示すためにアメリカ軍に志願し、アメリカ陸軍の日系人部隊
である「第442連隊戦闘団」に配属、ヨーロッパ前線で戦う。
イタリアでのドイツ国防軍との戦いにおいて、1945年4月21日に右腕を失い、1年8ヶ月
に亘って陸軍病院に入院。多くの部隊員とともに、数々の勲章を授与され帰国。
日系アメリカ人社会だけでなく、アメリカ陸軍から英雄として讃えられる。
1947年に陸軍大尉として名誉除隊した。
1959年民主党から、ハワイ州選出の連邦下院議員に当選し、アメリカ初の日系人議員となる。
1963年に上院議員となり、戦時補償法の制定などに尽力。
1973年にウォータゲート事件、1987年にイラン・コントラ事件の上院調査特別委委員長を務める。
欧州戦線での功績が認められ、米軍最高勲章である「メダル・オブ・オナー(名誉勲章)」を受賞。
日本からは、2000年に「勲一等旭日大綬賞」、11年に「桐花大綬賞」を受賞。
フランス政府から2007年に、レジオンドヌール勲章(シュヴァリエ)を授与されている。

 

 

衆院総選挙、終わってみれば…

選挙期間中、マスコミは民主党が巻き返しているとか、第3極云々と騒いでいましたが、終わって
みれば自民党の圧勝、民主党が大敗、維新の会はそこそこで、未来の党などは論外でしたね。
小沢さん、民意を甘くみたらいけませんよ。司法がやらないから、国民が審判を下したのです。
我が福岡においては自民党が全小選挙区(1~11)を制しました。まさに保守王国復活です。
くわえて比例区で、西川京子先生も当選され国政に復帰されます。
何と北海道においても、全区(1~12)自民党が制しています。
嬉しいことに、中川郁子(故・中川昭一氏の妻)さんが初当選されています。
この結果を受けてのマスコミの反応は一様に、「熱気なき勝利」「大勝に奢るな」といった論調
であり、「消去法で選ばれただけ」「民意とかけ離れている」との冷やかなものでした。
安倍自民党が単独過半数をとったことが、余程悔しかったとみえるメディアは、早速ネガティブ
キャンペーンを仕掛け始めています。我々は注視していかねばなりません。
圧勝とはいえ、ねじれ国会が解消されたわけではありません。来年の参院選で過半数をとるまで
は安心することはできません。
幾つもの難局を打開しなければならない、厳しい政権運営が課せられるわけですから、自民党
支持した我々一人ひとりが、焦ることなく、支え続けることが肝要になってきます。

 

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12月17日の「ビジネスジャーナル」に、16日の衆院総選挙における「選挙速報番組」
について面白い記事が載っていましたので紹介します。
テレビ東京のTXN衆院選SP「池上彰の総選挙ライブ」(12月16日放送)について
テレ東&池上彰の選挙特番、容赦ない暴走で断トツに面白い!”というタイトルで
以下のように書かれていました。

 

・・・お馴染みの池上彰が解り易く解説する形式で、進行役は大江麻理子アナ。
番組としてはテレ東お得意の、まったりとしたゆる?い感じの番組なのですが、
よく見ているとテレ東&池上彰の“腹黒番組”でした。まずは、候補者のプロフィールに注目。
普通の選挙速報番組では有り得ない内容が、書かれてました。
例えば、石原慎太郎・維新の会代表のプロフィールには「“暴走老人”公式HP名『宣戦布告』」
同党の東国原英夫には「たけし軍団→知事→国会、おそるべし上昇志向」って、これ、完全に
悪意あるでしょ(笑)。
他にも、石破茂氏のプロフィールには「カレー作りに異様な情熱」など、
その他の候補者でも、「母が振り込め詐欺の被害に」「大学の先輩は長州力」「繊維問屋の息子」
「父は偉大なるイエスマン」「身長186cm」「ブログに昼食メニュー掲載」「元NTTドコモ採用担当」
「出馬による転居で息子が涙」「村上水軍の子孫」「カエルの置物が大好き」など、
他に何が書かれているのかが気になって、開票速報への注意がおざなりになってしまいましたよ。
<容赦ない池上彰の突っ込み>
プロフィールには、どういう経緯で政治家になったのか、というのも書かれていまして
池上彰は自民党・小渕優子に対して、「お父さんが議員じゃなかったら、あなたは政治家には
ならなかったのでしょうか?」と、世襲議員にストレート過ぎる質問をしていました(小渕苦笑い)。
各党幹部に対する、池上彰のインタビューもすごかったです。
石破茂自民党幹事長に対しては、「自民党が勝ったんじゃなくて、民主党が負けたと言われて
いますが、石破さんどうですか?」と、オブラートにくるむ気ゼロの質問。
石原慎太郎・日本維新の会代表に対して、「パプアニューギニアと北朝鮮を一緒にするから、
石原慎太郎は暴走老人って言われるんですよ!」と、若干キレ気味。
これを聞いた石原慎太郎も逆ギレな感じで、中継が険悪なムードに。
中継終了後に、石原代表は明らかに「バカ」と言っていました(音声がオフだったので、口の動き
でそう見えたという話です)。
池上彰は止まりません・・・。
無所属の鳩山邦夫(元自民党)に対して「選挙区、昔東京でしたよね?福岡に移ったのは、
(鳩山家が大株主である)ブリヂストンの工場が有るからですよね?自民党に戻るんですか?」
前回の選挙で落選し、今回復活当選した公明党・太田昭宏へは、
「今回は、自民も民主も対立候補を立てなかったから、当選できたのだと思いませんか?」って
もう、狂犬のように牙剥きまくり、誰にでも噛みつきます(笑)。
その、太田氏への中継終了後に出したフリップには、「宗教法人の信者数」というタイトルで
創価学会827万世帯、神社本庁6,242万人、幸福の科学1,100万人、立正佼成会350万人」
という内容。
どこまで突っ込むんだ、テレ東&池上彰・・・?
ちなみに公明党関連では、一般視聴者からの質問で
公明党から出馬する候補者は、みんな創価学会員なのですか?」(千葉県16歳高校生)と、
なかなか扱いにくい質問も、サラッとやってしまいます。
これに対する池上彰の回答は「会員が多いですが、それ以外の人もいます。意外と知られていない
ことですね」と、サラッと軽く答えてしまいます。
もちろん、次期総理候補である安倍晋三自民党総裁に対しても容赦ありません。
「4年前の辞任理由は体調不良だと言っていましたが、当時の会見では、体調不良に一言も触れて
いませんでしたよね?」
「戦争もする、交戦規定もある、ということは国防軍の兵士に死者が出ることもある。そういうことを
命令する立場になるということですね?」と、切れ味鋭いカミソリのような質問を次々と繰り出します。
このほかにも見所がたくさんあったのですが、ありすぎて紹介できません。
~アラキコウジ(人力情報キュレーションサービス『ネタックス』主宰)
・…………………………・………………………………・…………
池上彰氏起用のテレ東が民放トップ7.9%…選挙特番


テレビ各局が16日夜に放送した衆院選開票特番の視聴率が17日、
ビデオリサーチ社から発表された。
平均視聴率が最も高かったのはNHK(17.3%、関東地区)だったが、
ジャーナリストの池上彰氏を司会に起用したテレビ東京が午後11時台
では民放トップとなる7.9%(同局発表)を記録した。
同局は10年の参院選でも9.3%(午後9時~11時)を記録しているが、
この時も池上氏が司会を務めた。
同局広報部は「視聴者に興味を持ってもらえる番組作りを心掛けた
ことが、他局との差別化になったのだと思います」とコメントした。
ニュースを分かりやすく伝えることに定評のある池上氏が
「家族で見て、政治に興味を持ってもらう」をテーマに番組を進行。
結果速報だけでなく、政治家の人形や国会の模型を用いて、
政治家はいかに生まれ、どんな活動をしているのか―などを
分かりやすく解説した。
(スポーツ報知より)
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私はNHKで選挙速報を見ておりましたので、この番組は見ていません。
まさか、このような状況であったとは・・・見逃したのが悔やまれますね。
YouTubeにいくつかの場面がUPされていましたので、確認してみました。
確かに面白いです。他局のものとは一味も二味も違っていましたね。
それにしても池上さん、ここまでやりますか・・・。

 

石原慎太郎に絡む池上彰その2
http://youtu.be/H2NqV8CMOe8

 

 

『国防軍』について考える

 

安倍晋三の国防軍公約にドン引き女性多数「国出るの声も」

 

「尖閣問題では、日本政府に弱腰なところにイライラしたけれど、テレビとかで安倍さんの
『国防軍』『万が一、交戦状態になっても』という発言まで聞くと、なんかひいちゃいます。
正直、怖いと思いました」(47・主婦)
いよいよ選挙モードに突入した街中で、こんな女性の声が聞こえてきた。
その発端となったのが、安倍晋三自民党総裁が公約に掲げた『国防軍を設置』だ。
平和主義を残す形で憲法を改正し、自衛隊を国防軍と位置づけ、人員や装備、予算を拡充
していくというものだ。自衛隊が国防軍になったら何が変わるのか。
ジャーナリストの大谷昭宏さんは次のように話す。
「戦争をしない、軍隊を持たないという憲法9条を、改正しなければなりません。つまり日本が
戦争できる国になってしまうということです」
また、元参議院議員の田嶋陽子さんは、
”強い日本”を中国韓国に見せつけることが、必ずしもいい結果を招くとは限らないと語る。
「向こうが軍を出せば、こっちも軍をというのは、あまりにも短絡的。
安倍さんは『強い国』とは軍を持つことだと考えているようですけど、軍を持てば中国や韓国と
の緊張が、いたずらに高まるだけです」
国防軍ができると心配になってくるのが徴兵制度だが、大谷さんは「当然、そうなります」と話す。
音楽評論家の湯川れい子さんは、徴兵制度はとても受け入れられるものではないと憂いでいる。
「今、福島には16万人も放射能で家に帰れない人がいるんです。そんな生活を強いられている
子どもたちが、さらに将来、徴兵の心配をしなければならないなんて情けないです。
やられたらやり返す、武装して日本を守る…。そんなことを子どもに教えていいのでしょうか。
日本経済が力を持っていたときは威張っていて、力が衰えて落ち目になると、そんな言葉が男性
の本能をくすぐるのでしょうが、女性にはとても受け入れられる話ではありません。
国防軍が設置されるようなことがあったら、孫を連れて日本を捨てることも考えます」
確かに今、思わず飛びつきたくなるような”強い言葉”が求められているのかもしれない。
でもその先、家族に降りかかる危険を、しっかり見極めなければーーー。
~12月10日 女性自身より~
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私はこの記事を読んで、腹立たしくも情けなくて仕方ありませんでした。
「・・・なんかひいちゃいます。正直、怖いと思いました」などとのたまう主婦の方、あなたは
本当に、日本人ですか?外国の侵略から国を守るために戦う、という思いが理解できない
のでしょうか・・・。我が国を取り巻く「今そこにある危機」こそ怖くないのですか?
この記事は、支那か朝鮮の反日工作員かのような発言を繰り返す反日ジャーナリストの
大谷昭宏氏や、女性の代表面をして、日本の伝統文化や風習を否定し、ジェンダーフリー
標榜する似非人権論者の田嶋陽子女史などを使った、反日キャンペーンそのものであります。
湯川れい子さんは音楽関連のお仕事だけされていればいいものを、平和運動や環境問題など
の活動もされているようなので、かような発言をされているのでしょう。
しかしながら、福島のことと徴兵制云々とを結びつけて語られるのは、如何なものかと思います。
福島のことを語るなら、民主党の無策を批判し、復興費流用問題を批判すべきではありませんか。
更には、各自治体のガレキ受入れ拒否問題を、糾弾すべきではないでしょうか。
あなたの発言には日本人としての愛国心も矜持のかけらも見受けられません。
愛する家族や仲間、そして国を守るという気持ちに、男も女も関係無いはずです。
今の日本は、愛する自分の国を、自分の力で守れないのです。
安倍総裁は「軍事国家」にしようとしているわけではなく、世界の国々と同じ「普通の国」にしようと
しているだけなのです。自国を自分達で守るのは、世界の国々がやっている当たり前のことです。
『国防軍』というのは、他国の軍隊と同じように、軍隊としての行動が出来るということであり、
国際法に則って、ことに対処できる軍隊を持つことは普通のことなのです。
『自衛隊』は刑法36条の“正当防衛”と37条の“緊急避難”でしか、武器を使用することができず
相手が撃ってきて、はじめて撃ちかえせるのです。これでは隊員の命すら守れません。
戦争するために軍隊を持つのではなく、国を守るそのために、最悪の場合において戦争もできうる
軍事力を持つというのは、普通の考え方ではないでしょうか。
それを「戦争できる国にするのか」というのは、まさに平和ボケの論理性を欠いた、情緒的な主張と
しか思えません。我が国には、何としてでも「軍」を持ちたくないという、一国平和主義の「理想の夢」
から醒めたくない人が多いのでしょうか…。 しかし「夢」では国は守れないのです。
国家にとって戦争は手段であり、目的ではありません。政治や経済的な目的があって、それを達成
するための最後の手段として、戦争という方法を選択するのです。
もし戦争を仕掛けた場合において、そのメリットとデメリットを検討して、メリットが大きいと判断した
ときに戦争をするのです。もし、攻撃をして相手から反撃を受けた場合に、甚大な被害を被るおそれ
があり、得られる利益よりもマイナスの方が大きいとなれば、攻撃を思い留まるでしょう。
簡単に言えばこれが「抑止力」という考え方なのです。
こうしたパワーバランスによって、世界の平和が保たれているのが現実なのです。
日本以外の国々は、こうした考えに則って、軍事的な備えをしているわけです。
しかしながら、普通の国ではない日本を、普通の国にしようとすると、平和主義を掲げる知識人や
似非リベラリストなる輩が「軍国主義化だ!」「右翼化だ!」などと非難の声をあげるのです。
世界の中で、日本に軍事力を持って欲しくないと思っているのは、支那と朝鮮くらいのものだと
いうことが、分かっているのでしょうか・・・?

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なぜ「国防軍」が必要? 自衛官に正当な位置づけ、平和と主権・領土守る

 

衆院選では、自民党政権公約に盛り込んだ「国防軍」をめぐる議論が、
改憲論とも絡んで浮上している。
「国防軍」の必要性とは。自衛隊とは何が違うのか。あらためて考察した。
Q:なぜ国防軍にする必要性があると主張されるのか
A:日本を取り巻く東アジア地域の情勢が不穏さを増しているのに、国家として真っ当な対応が
 できていないことへの危機感が背景にある。
 中国は軍拡で覇権国家への道を邁進している。
 北朝鮮はミサイル発射を強行しようとし、尖閣、竹島、北方領土とわが国の主権や領土が
 脅かされる状況が次々と起こっているのに、有効な手が打てずにいる。
 失態続きの民主党政権も見逃せないが、それ以前から、周辺国の公正と信義に信頼して
 日本の安全を守る、そのために軍隊を放棄していると定めた現行憲法に端を発していることが
 根本にある。日本の平和を守るためにしかるべき備えは絶対必要で、国際基準に合致した「軍隊」
 を平和と主権・領土をしっかりと守るために有する、それが国防軍の考え方だ。
Q:自衛隊ではダメなのか
A:今の憲法では、自衛隊は存在にまで疑義をもたれがちだ。
 自衛隊員はこれまで、不当な処遇を受け続けてきたが本来、国防とは国家が国家である限り、
 なくてはならない大切な営み。自衛隊を国防軍にするのは、自衛官に正当な位置づけを与え、
 処遇するという意味でも不可欠だ。
 自衛隊の前身は昭和25年に設けられた警察予備隊で、自衛隊は警察の延長線の組織。
 軍隊でも「戦力」でもなく、政府見解は「自衛のための必要最小限度の実力である自衛力」と
 いうものだ。
 例えば尖閣諸島に漁民を装った武装民兵が上陸し自衛隊が出動しても、ただちに相手を撃つ
 ことは許されない。まず逮捕すべく努力する必要がある。警察の原則が適用されてしまうからだ。
 国防軍としてきちんと位置づければ、そういうことはないが、自衛隊は法律で手足をしばられ、
 十分に対処できない。これが現実だ。
Q:野田佳彦首相は「中身が変わるのか」「ICBM(大陸間弾道弾)でも撃つ組織にするつもりか」
 などと批判し、改憲にも冷ややかだ
A:自民党が自衛隊を国防軍にする憲法改正草案を発表したのは今年4月で、この時は全く問題に
 ならなかった。
 野田首相の言動は多分に自民党が「危険な動き」を強めていると有権者に印象づける選挙戦術と
 して持ち出された側面が強い。
 だが、これまでにさまざまな改憲案が公党やシンクタンクなどから提案されており、その多くの案が
 「軍」「軍隊」「自衛軍」などと言葉の違いはあっても、自衛隊を軍隊として位置づけている。
 野田首相本人も、著書『民主の敵』で「私は新憲法制定論者です。20世紀末頃には憲法論議が
 いろいろなところで出てきていたと思いますし、そういう機運は高まっていました。
 ようやく国民投票法まではいきました。
 戦前の大日本帝国憲法に対して、戦後の日本国憲法のことを、よく『新憲法』といいます。
 しかし、世界の憲法の中で、すでに15番目くらいに古い憲法になっているそうです。
 とても新憲法といえる代物ではありません。9条はもちろんですが…修正することをタブー視しては
 いけない」などと述べている。
 自衛隊も「実行部隊としての自衛隊を、きっちりと憲法の中で位置づけなければいけません」
 「自衛隊などといっているのは国内だけで、外国から見たら、日本軍です」とも記している。
 国防軍を保有することは、国際的にも“普通の国”の常識で、私たちの平和な暮らしを維持するうえ
 でも不可欠なことだ。
Q:外国から見て「自衛隊は日本軍」というのはどういうことか
A:政府は、自衛隊は戦時国際法として捕虜の待遇改善などを定めたジュネーブ条約でいう「軍隊」に
 あたるという立場だ。ところがこれも国内的には憲法上の制約から軍隊ではないとしてきた。
 これは野田政権も同じ立場だ。そうしなければ戦争が起きた場合の殺傷行為は、殺人として処罰
 される、といった支障が出るからだが、こういう“二枚舌”を、私たちは正面から正さず放置してきた。
 本来おかしいのは現行憲法の無理な拡大解釈を続けていることだ。
Q:一部の政党、メディアは改憲の動きを「平和憲法を葬る危険な動き」「平和憲法を守るべきだ」など
 と批判し、「右傾化」などという指摘すらしている
A:そういう紋切り型の主張が、戦後を支配してきたため、まともな議論にならないことが多い。
 「平和、平和」と念じているだけで、平和な暮らしは得られない。

 

知日家である米ヴァンダービルト大のジェームス・アワー教授は「右傾化」との指摘を批判して、
「日本は(国際基準では)センター(真ん中)にようやく来たということだ。
危険視するのはおかしな議論だ」と述べている。


~2012.12.8 産経ニュースより~
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「国防軍」 本質的な憲法論議に踏み込め
自民党政権公約で、「国防軍」を保持するとした憲法改正を掲げたことが、
衆院選の争点の一つに浮上してきた。
各党は、これを機に、より本質的な憲法改正論議に踏み込むべきである。
自民党の公約に対し、野田首相は「あえて国防軍と名前を変え、憲法を改正して位置づける
意義が分からない」と発言した。これが論戦に火を付けた。
自民党の安倍総裁は、自衛隊は国際法上、軍隊と見なされているのに、政府の憲法解釈では
軍隊ではないとされていることこそが問題だと反論した。
軍隊でなければ、万一の場合、自衛隊員は捕虜として扱われないとも言及した。
もっともな見解である。
憲法9条は、第1項で戦争を放棄し、第2項で「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と
戦力不保持を定めている。
自民党の公約は、谷垣総裁当時の4月に発表した憲法改正草案に沿ったものだ。
草案は9条1項を継承する一方で、2項は削除した。
その上で「自衛権の発動」を妨げるものではない、として「国防軍」の保持を明記している。
憲法に、自衛のための組織を明確に記すことは当然だ。
自衛隊の法的な位置づけを巡る混乱に終止符を打つべきである。
読売新聞も2004年の憲法改正試案で、「自衛のための軍隊」保持を盛り込んでいる。
首相自身、野党時代の自著で、自衛隊を「外国から見たら、日本軍だ」とし、
「きっちり憲法の中で位置づけなければいけない」と主張しているではないか。
自らの持論を否定するような発言をするのは理解に苦しむ。
首相が自民党の公約について、「自衛隊を大陸間弾道弾を飛ばすような組織にするのか」など
と発言しているのも問題である。
安倍自民党に「タカ派」のレッテルを貼り、殊更に有権者の不安を煽ろうとする選挙戦術そのものだ。
一方、民主党の新たな政権公約マニフェスト)からは憲法改正に関する記載が姿を消した。
「自由闊達な憲法論議を」とした3年前よりも後退した感が強い。
「国防軍」を巡る論戦を仕掛けた以上、民主党は憲法で自衛隊や自衛権をどう位置づけるのか、
方針をまとめるべきだ。
衆院選では、憲法とも関連する、集団的自衛権行使の是非や、自衛隊の国際活動のあり方に
ついても活発な論戦を期待したい。


(11月28日付・読売社説より)

 

 

2012年12月16日は「最高裁判所裁判官国民審査」も実施

12月16日は第46回衆議院議員総選挙とともに最高裁判所裁判官の国民審査が実施されます。
この審査は現職の裁判官が「憲法の番人」にふさわしいかを、国民がチェックする制度です。
15人の裁判官中、2009年8月の前回審査後に任命された、山浦善樹、岡部喜代子、須藤正彦、
横田尤孝、大橋正春、千葉勝美、寺田逸郎、白木勇、大谷剛彦、小貫芳信の10氏(告示順)が
対象となります。
国民審査の投票用紙には、対象となる裁判官の氏名が記されていますので、
罷免すべきと思う裁判官は、氏名の上に×(バツ)印を書き入れ、信任する場合は何も記入しない。
有効投票の過半数が罷免の×印をつけた場合、その裁判官が罷免されることになります。
以下に、10氏の略歴と判決評価をあげておきますので、審査の参考にしてもらえればと思います。
ただし罷免すべきか否かの判断は、自分なりに考えたうえでお願いします。
***********************************************************************
①山浦善樹(やまうら よしき)66歳
山梨学院大学大学院法務研究科教授、筑波大学大学院ビジネス科学研究科法曹専攻教授、
中央大学大学院法務研究科客員教授等を務め、今年就任

△2012年10月:収賄事件で、前福島県知事を有罪とした決定に関与
△2012年10月:参院選の1票の格差訴訟で、違憲状態の多数意見
×2012年12月5日:岐阜の家族5人殺害で、無期懲役の判決

 

②岡部喜代子(おかべ きよこ)63歳
東洋大学専門職大学院法務研究科教授、慶應義塾大学法科大学院教授などを務め
中央労働委員会公益委員から2010年に就任。

×2011年1月:「まねきTV」訴訟の上告審判決で、テレビ局側を逆転勝訴させた。
◎2011年6月21日:国歌起立職務命令を合憲とする判決に、賛成の補足意見を述べた。
△2011年12月:著作権法違反ほう助罪に問われたファイル交換ソフト「ウィニー」開発者を
 無罪とした裁判長
△2012年10月:参院選の1票の格差訴訟で、違憲状態の多数意見
○2012年2月28日:「生活保護の老齢加算廃止違憲訴訟」で老齢加算廃止は合憲とした裁判長。
△2012年7月9日:「児童ポルノ事件」で、URL掲載が公然陳列正犯に該当するという判決。

 

③須藤正彦(すどう まさひこ)69歳
東京弁護士会副会長、、最高裁判所司法研修所教官、日本弁護士連合会綱紀委員会委員長を歴任。
2009年に就任。

×2011年2月18日:武富士創業家の贈与税訴訟で、課税を適法とした二審・東京高裁判決を破棄し
 ‎逆転判決を出した裁判長。
◎2011年5月30日:国歌斉唱起立の職務命令を合憲とする判決。
◎2012年6月:朝鮮総連の上告を退け、敗訴を確定。総連本部の差し押さえを決定した裁判長。
△2012年10月:参院選の1票の格差訴訟では、違憲とすべきとの反対意見を述べた。
△2012年11月13日:高知白バイ衝突死事故で、有罪となった元バス運転手が「証拠が捏造された」
 として県などに損害賠償を求めた訴訟(冤罪の疑いがある)で、最高裁第二小法廷にて、原告側の
 上告を棄却。

 

④横田尤孝(よこた ともゆき)68歳=検察官出身
最高検察庁検事、法務省保護局長、広島高等検察庁検事長を務め、2007年退官後事務所顧問を
へて2010年に就任。

×2011年4月21日:「大江健三郎岩波書店沖縄戦裁判」(沖縄ノート名誉毀損訴訟)で、
 原告の上告を棄却し、大江健三郎を勝訴させた。
◎2011年7月14日:君が代斉唱不起立、再雇用拒否訴訟で上告を棄却。
◎2011年12月12日:北九州連続監禁殺人事件で、副主犯格とされた女性被告を無期懲役とした
 多数意見に対し、死刑相当との反対意見を述べた。
◎2012年2月9日:国歌斉唱義務不存在確認事件で、多数意見に賛成の補足意見を述べた。
△2012年10月:参院選の1票の格差訴訟で、違憲状態の多数意見
○2012年12月5日:岐阜の家族5人殺害で、無期懲役の判決に反対し死刑を主張。

 

⑤大橋正春(おおはし まさはる)65歳
日本弁護士連合会法科大学院センター委員長から今年2月に就任

△仙谷由人めぐる「週刊新潮」記事について新潮社への賠償命令を確定。
△2012年10月:参院選の1票の格差訴訟では、違憲の反対意見を述べた。
△2012年7月9日:児童ポルノ事件で、URL掲載が公然陳列正犯に該当するという判決に
 反対意見を述べた。

 

⑥千葉勝美(ちば かつみ)66歳
東京高等裁判所判事、最高裁判所首席調査官などへて、仙台高等裁判所長官から2009年に就任。

×2012年7月:「闇サイト殺人事件」で、死刑判決が妥当だったにもかかわらず、C被告に更生の余地
 ありとしC被告を無期懲役に。
◎2011年5月30日:国歌斉唱起立の職務命令を合憲とする判決に賛成する補足意見を述べた。
△2012年10月17日:参院一票の格差訴訟では、違憲状態に賛成し、補足意見を述べた。

 

⑦寺田逸郎(てらだ いつろう)64歳
法務省民事局長などをへて、さいたま地方裁判所所長、広島高等裁判所長官から2010年に就任。

△2007年11月:難民申請が認められず、不法滞在になったクルド人家族3人が、強制退去処分の
 取り消しを求めた控訴審で、国と家族が話し合うよう促したため、結果として原告3人は定住者と
 して1年間の在留資格を得る(特別措置)にいたった。
○2011年10月:福岡市の幼児3人死亡事故で、元市職員に危険運転致死傷罪の成立を認め実刑と
 した裁判長
△2012年7月9日:児童ポルノ事件で、URL掲載が公然陳列正犯に該当するという判決に反対意見を
 述べた。
△2012年10月:参院選の1票の格差訴訟で、違憲状態の多数意見

 

⑧白木勇(しらき ゆう)67歳
東京地方裁判所所長、 広島高等裁判所長官、東京高等裁判所長官などをへて2010年に就任

×2011年4月21日:「大江健三郎岩波書店沖縄戦裁判」(沖縄ノート名誉毀損訴訟)で、
 原告の上告を棄却し、大江健三郎を勝訴させた裁判長。
△2010年3月:ネットの書き込みによる名誉毀損を、報道と同基準で判断すべきだとした裁判長。
◎2011年6月6日:君が代斉唱訴訟で、憲法19条には違反しないと判断、上告を棄却。
◎2012年2月20日:光市母子殺害事件で元少年の上告を棄却、被告を死刑とした広島高裁判決
 を確定させた。
△2012年10月:参院選の1票の格差訴訟で、違憲状態の多数意見
×2012年12月5日:岐阜の家族5人殺害で、無期懲役の判決

 

⑨大谷剛彦(おおたに たけひこ)65歳
最高裁判所事務総長、大阪高等裁判所長官を経て2010年就任。

×2011年1月:「まねきTV」訴訟の上告審判決で、テレビ局側を逆転勝訴させた。
○2011年6月7日:「広島連続保険金殺人事件」において、死刑はやむを得ないとし原告の上告を
 棄却。死刑が確定。
◎2011年6月21日:国歌起立職務命令を合憲とする判決に、賛成の補足意見を述べた。
◎2011年10月31日:北九州酒酔い運転死亡事故について、危険運転致死に当たるとした判決に
 賛成の補足意見を述べた。
△2011年12月19日:ウィニー作者幇助事件について、幇助にあたるとの反対意見を述べた。
△2012年10月、参院選の1票の格差訴訟で、違憲状態の多数意見

 

⑩小貫芳信(おぬき よしのぶ)64歳
法務省矯正局長、名古屋・東京両高検検事長などを経て今年就任。

○2012年9月:特別公務員暴行陵虐致傷罪で、審判に付された佐賀県警巡査部長の
 松雪大地被告を、無罪とした決定した裁判長。
△2012年10月:参院選の1票の格差訴訟で、違憲状態の多数意見。

 

【 ◎判決を支持(高評価)、○判決を支持、△どちらともいえない、×判決を不支持 】

(「正しい歴史認識」さんを参考にさせてもらいました。)

 

 

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